見出し画像

子育てのエゴ

こんばんは。久しぶりのnoteです。
実は先週とあるきっかけがあり、本名のAkikoという名前で別のアカウントをつくり、最近はそちらで今の気持ちを書いていました。

6年前の4月に始めたこちらのアカウントでも、これまで自分の素直な気持ちを書いてきたのですが、Accoというニックネームでしか発信できない臆病な自分に苛立ちのような、後ろめたさのようなものを感じ始めていました。

そちらはプロフィールに顔も出して、誰に読まれても恥ずかしくない、本当の私のことを書こうと思っているのですが、本名ではどうも家族のことを書くのに抵抗があり、今日は久しぶりにこちらに書くことにしました。

理想の母親像

我が家には3人の息子がいます。
最近やっと反抗期を抜けた感じのする高2の長男、絶賛反抗期中の中2の次男、まだかわいくて素直な小5の三男という、食べ盛りの息子達。
彼らは私を母親にしてくれた、私にとってかけがえのない大切な存在です。

自分よりも大切な存在の彼らに、私はありったけの愛情を注いで育ててきました。でも最近思春期の次男は、私が何を言っても、何をしてもウザがるのです。

自分の思春期を振り返ってみると、私にはあまり反抗期らしきものはありませんでした。仕事で忙しい母に面倒をかけないよう、できるだけいい子でいようと努力してきました。
小さい頃から鍵っ子だった私は、放課後は学童に行ったり友達の家で遊んだりするのが日常でした。
低学年のとき仲良くしていたMちゃんのお母さんは主婦でいつもおうちにいて、放課後にランドセルだけ放り投げて遊びにいくと、いつも嫌な顔一つせず笑顔で私を迎えてくれました。お母さんがうちにいるっていいな、と憧れていました。

私には姉が二人いるので、基本的に家に一人になることはなかったのですが、泣き虫で甘えん坊だった私は、家に帰っても誰もいなかったある日、急に寂しくなって誰かが帰るまで泣いていたこともありました。

そんな体験があるせいか、私は自分に子供ができたら「お帰り」と迎えてあげられる母親になりたい、とずっと思っていました。

私がかつて希望した通り、結婚してからはパートで仕事をしたりボランティアしたりしながらも主婦をしている私は、子供達が帰ってくるときには基本的に家にいる生活をおくっています。

自分が母にはしてもらえなかったことを子供たちにしてあげることができ、私がフルタイムで働かなくても経済的に問題ないことはありがたいことだと思っています。(本当はそうしたいのか?はわからないけど。)

そして最近、私が子育て中心の生活をしているのが子供たちにとっていいことなのか、疑問に思い始めました。
家にいると、息子が帰ってすぐ携帯やiPadを開いてスクリーンばかりみていることが気になり、「時間決めてやろうね」と声をかけてもうざがられ、しまいには逆切れされ、私が家にいない方がいいのかも?と思うようになったのです。

登塾拒否

今日は次男が塾に行く日だったのですが、いつものように携帯ばかりみていて宿題してなかったようで、「宿題してなくて居残りさせられるから、今日は塾行かない」と言い始めました。

明日はディズニーランドに行く予定にしているので、早目に宿題終わらせておこうねと言っていたのに。それなりに高い月謝を払ってるのに、宿題してないくらいで休むなんてどういうこと?!と思い、
「今日塾行かないなら、明日ディズニーランドには行けないね」と半分脅すつもりでいうと、私の予想に反して次男は
「じゃあいいよ、(ディズニーランドに)行かなくても」というのです。

休みたいと言っているだけで、時間になったら行くだろうと思っていたのに、塾の時間になっても全く行く気配のない次男に私はとっても苛立ちました。
「本当にいいの?遅れてもいいから行ってきたら?」と優しく声をかけても部屋から出てこない次男。

三男が「早く行っておいでよ!みんなでディズニーランド行くんでしょ?」と半分泣きながら声をかけても、結局彼は夕飯まで部屋から出てきませんでした。

彼のやる気のなさに呆れた私は、もう明日楽しくお出かけできるような気持ちではなくなり、ちょっと子供と離れて一人で出かけようと思いました。
でも、ちょうど夕飯前の時間だったし、今夜はZOOMの交流会も予定されていて、私が出かけると全ての予定が狂ってしまうと思い、気持ちを切り替えるためにこのnoteを書きました。

子育てのジレンマ

明日次男だけ置いてディズニーランドにいくのか、みんなでリスケして別の日にするのか、予定通りみんなで行くのか、とっても悩みました。

次男のためには、塾を休んだんだからディズニーランドは行かない、と言ったことを貫いたほうがいいのかもしれない。
でも、兄たちと一緒にディズニーランドに行くことをずっと楽しみにしていた三男をがっかりさせたくはない。
この先、もうみんなでディズニーランドに行けるタイミングなんてないかもしれない。

三男が赤ちゃんのころに行って以来ずっとディズニーランドには行ってないし、私自身もちょっと行きたかったし、ゴールデンウィークにも大してどこにも行かなかったから、みんなで行けるこのタイミングに連れて行ってあげたい、という気持ちもあり、最終的に予定通り明日みんなで行くことにしました。

私は甘いのかもしれないし、これでいいのかはわかりません。

コロナで外国人観光客が規制されているうちに行っておかないと、またすぐディズニーランドのチケットは取りにくくなるだろうし、いつもは部活で忙しい長男がフリーな日にたまたまチケットが人数分取れ、奇跡的に息子3人と一緒に行けるこのチャンスを逃したくない。

この先子供たちが親と一緒に出かけるのを嫌がるようになる前に、一緒に過ごした楽しい記憶を増やしてあげたい。

夫に任せて私は家でゆっくりしておきたいという気持ちも正直ちょっとありましたが、「ママと行きたい」と言ってくれる時期はきっともうすぐ終わりを告げ、子供たちは私から離れていってしまうだろう。だから子供と過ごす今という時を満喫しておきたい。

そろそろ私もこどもから自立し、自分の人生を優先させていきたい。
これはきっと、私達母子にとって最後の修学旅行みたいなもの。

塾に行ってほしいという気持ちも、ディズニーランドに連れて行ってあげたいという気持ちも、子供中心の生活をしてあげたいという気持ちも、全て私のエゴかもしれません。

エゴでも何でも、明日という日を楽しめたら、もうそれでいいような気もしています。ということで、もう寝て明日という日を満喫したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!よかったらお気持ちでサポートしてください。 (100円からお好きな額で設定していただいたけます♪) 書籍購入や他のクリエイターの記事購入に使わせていただき、創作活動の循環の源となります。というか、単純にうれしいです💓