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雑記:20年前のワイン、40年前の漫画。 #呑みながら書きました


【slaughtercultの呑み語りは面倒臭い】

よく来たな。俺はslaughtercult……しがない物書きワナビーだ。

今日はラノベみたいに長ったらしい題名の通り、俺の趣味について少しだけ語ろうと思う。俺の言う『少しだけ』とは、一般人に比べて5倍から10倍の分量を意味するから、この記事を読むお前たちは充分気をつけて欲しい。

最近、立て続けに色々買い物をして貯金がヤバい。マットレスとか椅子とかノートPCのメモリとか……1か月の間に、かれこれ15万ほど使った気がする。天から下る10万円で補填するはずが、我が家のボイラーまで同時期に壊れたせいで、2週間ほど水浴び生活をした挙句、10万円まで失う羽目になった。

これはいけない。そう思いつつも、俺は4~5月にかけての閉じこもり生活で溜まった鬱憤を晴らすように、財布の紐を締めつつも同時に浪費するという奇妙な二重生活を送っていた。今日はそんな生活の一端をお話したい。


【20年物のロゼワインを衝動買いした話】

前置きはこれくらいにして、酒を開けよう。俺は今日、この『呑み書き』に取り組むために、わざわざ酒屋に言って話のネタを調達してきた。

生産者:Alfred Bonnet/アルフレッド・ボンネット
品 種:Heroldrebe Weißherbst/ヘロルドレーベ・ヴァイスヘルブスト*
地 域:Friedelsheimer Kreuz/フリーデルスハイマー・クロイツ

*ヘロルドレーベが赤ワイン用のブドウ品種名。ヴァイスヘルブストとは、ロゼワイン/スパークリングワインの場合、特別に表示される文言らしい。

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ドイツのロゼワイン。ラベルの劣化具合に古さと、保存状況の悪さが容易に見て取れるな。場末の酒屋の棚で、立てて保管してあった代物だ。コルクの状態を見たら悪くなかったので、買ってみた。以前、別の酒屋で似たような古ワインに手を出したら、コルクが黴ていたこともあった。それから俺は、脊髄反射的に爆弾に手を出すことを止め、信管を確かめるようになった。

ラベル中央には2000と書いてあるが、ラベル左下には2003とも書いてある。恐らくラベル中央の数字が仕込み年で、ラベル左下の数字が瓶詰め/出荷年なのかもしれない。推察するに仕込まれてから20年、出荷されてから17年が経過し……どう考えてもあの酒屋に15年以上は眠り続けていた計算になる。

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斑点がヤバいな。ぶっちゃけ、そんんあにはしい酒ではなかった。俺はこの雑記を書くとあめに、ベルギービールの『デュベル』を探していたのだが、田舎の酒屋にはそんな者撃っていないので、ムカついて衝動買いした酒だ。

つまりどういうことだ? つまりそういうことだ。俺は欲しい物が見つからないと、腹立ち紛れに分の悪い博打を打って、しばしば古いワインを買う。
もっとも博打と言っても、安いワインだから捨てても大した痛手ではない。勉強代だと考え大目に見ているし、博打に負けて酒屋を恨んだりもしない。

御託はいいからさっさと飲め? わかったわかった、まあそう急かすな。

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俺が以前買っておいた、チェコのガラスのデキャンタの活躍のしどころだ。
デキャンタとは何か。ワインを取り分けて、注ぐ前に空気に触れさせるのと同時に、澱を沈ませてグラスに移さないための道具だ。もっとも、これとて俺は半ば博打で買ったし、購入時は水差しとして使うことを想定していた。

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コルクが無事お亡くなりになられた。古いワインにはよくあることだ。こうなってしまうと、残りを摘出する試みは尽く無に期するから諦めろ。

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このように。だが案ずることはない、俺は他にも数々の道具を持っている。

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珈琲用のゴールドフィルターと、カリタのコーヒーサーバーだ。俺は最初、紅茶用の茶漉しを使おうと考えていたが、素材の真鍮がワインと触れ、味を変えるかも知れないと考え、金メッキのコーヒーフィルターに変えた。

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一丁上がりだ。道具をいろいろ持っていると、こうやって潰しが利くという実例でもある。本当はだしパック用の不織布を使うかどうか迷っていたが。

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コーヒーサーバーに入れたのに、デキャンタにもう一度映したのか? なぜそんな無駄なことを? お前の疑問はもっともだが、サーバーに移したのはゴールドフィルターを直でデキャンタに使えなかったからに過ぎない。

サーバーの形状を考えればグラスに注ぐ際に、澱まで入れてしまう可能性が高いので、やはりデキャンタを使わざるを得ないワケだな。ワインの澱は、それくらい厄介なやうなのだ。飲んで喉に引っ掛かると純粋に苛つくしな。

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ちょっと予想とは異なる形になったが、一応準備はできた。ワインの酸化が進み、華やかなロゼワインは腐りかけの薔薇の花めいた色を呈しているが、中々どうして香りは悪くない。旬を過ぎた花のような棘のある甘い香りだ。

さて、インプレッションと移行。いきなりで悪いが、こいつはダメだ。
どう悪いかというと、味が結構キツイ。有機溶剤みたく甘い刺激臭がして、飲んだら渋酸っぱい。舐めるだけで精一杯で、これを口に入れてガブガブと飲もうだなんて、とてもじゃないが考えられたものではない。時間を置いて何度飲んでも印象は同じだ。飲み頃を過ぎた……端的に言って腐りかけだ。

つまり、俺は大方の予想通り、1,977円の博打に負けたというわけだ。これはある意味で、その場の感情に任せた買い物はいけないという生きた見本かも知れぬ。イケると思ったんだが……駄目な物は駄目だ、大人しく捨てよう。


【悪魔のビール、デュベル・モルトガット】

ワインが不発だったので、つい数時間前に買ってきたこいつを呑んで穴埋めするとしよう。ついさっき話した、ベルギービールの『デュベル』である。

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俺は真の男なので、デュベル専用のグラスも持っている。というのは冗談で以前セット商品を買っただけだ。このグラスは意外と大容量で重宝する。

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注ぐ……いきなり、泡! 俺は撮影するため致し方ないが、実際はグラスの壁を伝うように注げば上手く行くぞ。ベルギービールは強烈に泡立つ銘柄が多いので、お前たちは気を付けろ。生半可な注ぎ方では泡だらけになる。

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こんな感じでな。上手く行かないとこうなるという悪い見本である。因みに『オルヴァル』というベルギーのトラピストビールがあるが、あれを注いだ時にも俺は同じ失敗を犯した。何度しくじっても懲りない……難しいのだ。

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泡が落ち着くまで待ってから、さて、飲む。ベルギービールには香料入りの物が少なくないが、デュベルの原材料は麦芽・ホップ・糖類だけであるため他と比べると、パンのような麦芽の甘さがふわりと広がる素直な味わいだ。

しかしアルコールが強い。このビールは度数が8.5%もあるので、かの有名なストロング何とかに匹敵する強さだ。容量330mlの8.5%、純粋アルコールに換算すると28.05ml、蒸留酒でよくある40%に換算すれば、およそ70mlだ。これは40%ストレートのダブル(60ml)より少し多い程度の計算になる。俺が何を言いたいかというと、この330mlボトル1本にはお前が想像しているより多くのアルコールが含まれるから、酔いが回るのが早いということだ。


俺は最初、これはビール初心者にもオススメだとか書こうと考えかけたが、改めて飲んで冷静に施行した結果、それは有り得ないという結論に至った。理由の一番は、アルコールが強力なためだが、理由はそれだけではない。

まずもってデュベルは高い。今日『北野エース』の点灯でピックアップした時など、1本で550円もした。私が昔に駆った時は400円台半ばで合ったが。正直、お前は何時からそんな高くなったんだと言いたくなる倉い高かった。

理由の二つ目は、最初は心地よかった甘さが次第にくどく感じてくること。これは特にベルギービールにありがちな、糖類を点火した物全体に言える。『レフ』などの香料も混ぜたタイプと比べると、まだしも穏やかではある。苦くないビールが欲しい人にはいいのダル化? 苦くないベルギービールは上には上があるが、値段も上には上があるということを忘れてはいけない。

余談だが、俺は甘すぎる酒は苦い手だ。だから、」一般人が平気な顔をして飲んでいるあの『缶酎ハイ』とか『うんたら沢0ー』とかいう謎の物体など俺の口には会わず、飲んでいて非常に苦痛を感じるのだ。デュベルはその点いい線を言っていたのだが、痕かい改めて飲んでみて、思い出補正もかなり入っていたなと自戒することしきりである。デュベルがここまで甘いのだとすれば、『ブデヨビツキ・ブドバー』の方がまだ初心者向けかも知れない。


結論としては、最初からデュベルを売っている店に、ピンポイントで狙いを絞って階に行くべきだったという話である。少なくとも、これを読んでいるお前たちは、場末の酒屋で古いワインを見かけても、購入は控えるべきだ。

それ以前に、そもそも自分の物欲を制御しなさいという話だな。欲しい物が買えない腹立ちまぎれに、どうでもいい物を買ったら、しっぺ返しを食らうということだ。特に食べ物はお前の身体に直接攻撃してくるから要注意だ。


【お酒に関する雑談】

封。ところで、酒についてちょっと愚痴を言わせてもらってよいだろうか。

俺が洋酒にハマり始めた7、8年前などは、田舎のショッピングセンターでも簡単に洋酒が手に入れられた。俺がそういった物を買い漁り始めたときに、初めてコロナやバドワイザーを呑んだのだった。今となっては懐かしいな。

しかし俺は好奇心と探究心の塊なので、手近な物で満足はせず、田舎なのでイオンの酒コーナーに足を運んだ。そこには夥しい数の酒が並んでいた。

俺にギネスやホブゴブリンの味を教えてくれた、思い出のイオン・リカーも商品入れ替えの連続であの商品が消え、この商品が消え、大規模改装で遂にデュベルすら陳列から外れてしまった(オルヴァルは置いてあったけど)。


ドン・キホーテでも一時期やたら洋酒を買った。ビッラ・モレッティとか、ブリュードッグとか色々だ。余談だがモレッティは、普通のヤツより値段がちょっと高い、ドッピオモルトかラ・ロッサを飲んだ方が旨いぞ。

しかし、手近なドン・キホーテも輸入ビールを色々と取り揃えるのは止めてしまった。まあ九州の南の果ての強硬な酒保守県・鹿児島で、そういう物を打っていても到底はけるワケもないので妥当な営業判断ではあるが。

これが鹿児島だけの減少7日どうか定かではないが、鹿児島市街地近辺では確実に、俺たちが珍しい洋酒を手にする機会はどんどんと減っている。


いや、分かっている。原因は大体、楽天だとかAmazonだとかのせいだ。『欲しい』物はもはや、スマッホやパソコンの画面でワンクリックすれば、注文も決済も遠隔で冠水し、家までデリバリーされる時代になったのだ。

だが、一つだけ言わせてほしい。飲料の通販の送料は高い! 俺は基本的にネットで情報を調べ、わざわざジッ店舗まで書いに行く人間だが、そういう俺の方が、時代に取り残された変わり者であることに疑問の余地はない。


【ルパン三世の原作漫画を買った話】

タイトルでオチている話ではある。俺も遂に、念願のヤツを捉えた。

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LUPIN the 3rd……それも原作漫画である……真の男のためのパルプ作品だ。Wikipediaによると、《『漫画アクション』1967年8月10日号(創刊号)から1969年5月22日号まで連載。全94話。 》とある。そういえば漫画アクション創刊号からの作品だと、以前にルパン特集の番組で見たことがあるな。

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表紙から溢れ出る昭和の高度経済成長期、輝かしいバブル臭。この単行本が発刊されたのは1974年、連載から単行本化まで7年かかった計算だ。世情は大学闘争などの学生運動が収束し、ベトナムから米国が撤退する直前だ。

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定価350円。当時の物価を考えて、安かったか高かったかは定かではない。初任給が10万円を切っていた時代なら、大人の財布にも高かった説はある。

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最終巻が14巻。初版本の発行時期を考えれば、漫画の連載期間は2年と少しぐらいか。郵便番号はまだ3桁の時代だ。しかし2年で14巻のペースは強い。

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『ごぞんじ』ルパン三世……こういう鼻持ちならない言い方、結構好きだ。

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片側ミラーのバイクが普通に現れる時代性。銃器描写も時代相応に適当だ。

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変色具合がかなりいい感じ。俺はこの初代漫画ルパン三世14巻フルセットの価値を鑑み、読み終えた後は地元の図書館に寄贈しようかなどと考えたが、内容がアレすぎる……現代ではNG表現が頻出なので、多分断られるだろう。

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いわゆる劇画だな。結構書き込みは細かい。この中にルパンがいるぞ!

さて、そろそろ俺がこれらの漫画を、いくらで買ったのかという話をせねばなるまい。俺はヤフオクでこの漫画を競り落とした。即決価格は9,800円だ。9,800円を14等分すれば、1巻当り700円……当時の定価の2倍というわけだ。

クソみたいに茶ばんだ中古本を、定価の倍の価格で買うという行為に対して議論の余地があるというのは、俺もよくよく理解するところだ。だが冷静に考えても見ろ。44~46年前に発売された漫画が、この日本の古書店のどこを探せば売っているというのか? まあ正確に言うなば、この漫画の出品主はリサイクルショップだったので、古書店で買ったと看做せなくはないが。

この手の人気旧作漫画には、後年に発行された復古版の文庫本が付き物で、ルパン三世にも双葉社と中央公論社の2社から売り出されている。しかし……これが問題というか、面倒臭いというか。詳しいサイトを貼っておく。

文庫サイズで小さいせいもありますが、双葉文庫は非常に印刷が粗いです。

ですので、山田康雄氏やモンキー・パンチ氏のあとがきが載っている中公文庫のほうを薦めたいのですが、中公文庫版の「ルパン三世」は残念ながら全話収録されていません(10話未収録)。
――上記サイトより引用

分かるだろうか。俺は早々に文庫本を買うという選択肢を放棄し、原作本を何とかして手に入れるという方法にスイッチした。そして、偶然ヤフオクで出物を見つけ、最低価格で入札して、他のヤツが100円ずつチマチマ価格を吊り上げる間に、俺は潔く即決価格をぶち込んで競り落としたわけだ。

今のところ3巻読み終わったわけだが、当時の息吹を感じられて俺は非常に満足している。人の手垢がつき、劣化しまくった中古本などありえない! という潔癖症のヤツには向かない選択だがな。俺の個人的な意見を言えば、こういう古本は傷が可読性を損なわない限り、それはそれで悪くない物だ。

俺はもう5年ばかり前、ニコニコ動画のとある動画投稿者が、ルパン三世の漫画を紙芝居に仕立てた動画を見てからというもの、ずっとこの原作漫画というものに憧れ焦がれていた。そして1970年代……バブル時代の熱量を秘め満を持して我が家にやってきた、この漫画と対面して感銘を覚えている。


【こんなルパン三世で大丈夫か?】

原作漫画のルパン三世は、大人向けの作品だと断言しても相違ない。漫画のルパン三世は、とにかくよく人が死ぬ。ページをめくれば人が撃たれたり、ナイフで刺されたり、爆発したり、それをルパンや次元がギリギリ躱したりしつつ、最後は敵を殺す(直接の描写があったり、なかったりする)。

……あれ? ルパンは殺し屋か? 怪盗ルパンとは一体。漫画の中においてルパンは『ようするにルパンの命を狙っている殺し屋さんたちね…… 別にルパンはオドロカないわ 毎日必ずだれかに狙われているんですものね……ほほほ』とあるように、歩くだけで命を狙われる存在と描写されている。

多分、短い話でメリハリをつけるため、強制的にトラブルに巻き込む必要があったのだろうと推察される。それは分かり易く言えば『死の危険』というわけだ。そしてそれを機転を利かして切り抜け、相手を返り討ちにすると。漫画版のルパン三世は、銭形警部との追いかけっこというお馴染みの場面の他に、命のやり取りというスリリングなアクションも好んで使っている。

あと♂×♀だな。直接的ではないが、性的描写が非常に多い。レ〇プを楽しむような描写も敵味方問わず散見しており、これは流石に時代だなというか、今の時代にこのまま復刻するのは流石に無理だな……という感想を覚える。

連載を始めた当初のルパン三世は、ゴルゴ13と同じく一話完結の短い物語がメインとなっている。そもそも当時、新進気鋭の若手作家で、売れるか否か分からなかったので、一話一話が終わりのつもりで全力投球して描いていたという、当時のモンキー・パンチ氏の世知辛い背景もあったのだろうが。

で、一番の問題。漫画として面白いか? 俺は資料的な意味合いで読む面もありつつ、3巻まで読んで面白いなと思ってきたところだ。1巻の時点では、正直ビミョーな感じではあった。現代の読み手は、現代の洗練された漫画を読んでそれが基準になっているので、40年前の漫画に耐えられるかどうかは人によるだろう。俺は大藪晴彦の小説を読んでいたので、平気だったが。

要するに、荒唐無稽なのだ。士郎正宗の『攻殻機動隊』ほどページ当たりで情報過多ではないが、とかく『そうはならんやろ』『なっとるやろがい!』という展開の連続なので、極端な話の跳ね方にノレるかどうかだと考える。

まだ14巻を全部読み通しておらず、正確には続編『新・ルパン三世』21巻も読んでいないので、総体として評価できないのが苦しい点だ。ルパン好きを自称する俺としては、今の時代こそ原点の漫画作品に立ち返り、ぶっ飛んだ世界観をどうにか映像化できないか、などと考えたりもするものだ。

アニメ版『峰不二子という女』は、作風を劇画調に寄せて『原作っぽい!』と一部界隈で話題になった。俺も好きなシリーズなのだが、ああいう感じで5~10分くらいのショートアニメにして、ゴルゴ13みたいに今のトレンドを取り入れた話作りをすれば、かなり面白くなりそうな気がするのだ。

余談だが、俺がアニメ版ルパン三世で一番気に入っているのは、上に述べた『峰不二子という女』の10話『死んだ街』である。オイレンシュピーゲルの製薬工場跡地で振り返るルパンの「誰だッ!?」という非常にドスの利いた低い声が、栗田貫一が演ずる悪党・ルパンの至極の演技と俺は思っている。他にもこの回は、妄想と現実が混淆した俺の大好物なテーマで、”女”にやり込められるルパンと、観客を煙に巻く描写が一見の価値ありである。


【終わりに】

まとまりがなく延々と語る文章となったが、俺は40年前の古い漫画を買って結果的に満足している。20年前の古いワインはドジを踏んでしまったが。

目で楽しむ物は古くても根性で何とかなるが、口で楽しむ食べ物はどうにもならんな。最悪、腹を壊して、体調を崩しかねない。ビンテージワインとはよく言ったものだが、お前たちも古いワインを買う時は、管理の行き届いた信頼のおける店で買うことをオススメする。……まぁ、醸造酒が駄目だとは分かったが、蒸留酒とかなら大丈夫な気もするがな……(懲りていない)。

何かを楽しむという行為は、もっとカジュアルで、軽率でいいと思うのだ。思いついたから試す。試した結果、上手く行ったり、下手を打って酷い目に遭ったり。そして減っていくお金。だからいつまでたっても貧乏なのよ。

猫も杓子も自粛ムードのご時世、こんな話題を振るのも何だが、この雑記を読んでいるお前は、人生楽しんでいるか? 俺はぶっちゃけ楽しんでいると言えない。もう補助金の申請なんかやりたくない……いやそれはともかく。

何も無いように思える日常から、上手いこと娯楽を掘り起こして、楽しみに変える。細々と人生をよりよくしていきたいものだな。お金は大事だが。

まあそんなわけで酔っ払いの戯言だから、オチは特にないんだが、さっさと社会が元通りになって、給料も元通りになって……晴れて堂々と散財できる世情になることを、俺は願っている。そんなわけで、じゃあ、またいつか。


【雑記:20年前のワイン、40年前の漫画。#呑みながら書きました おわり】 

From: slaughtercult
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