治療をお休みすることに 2008-05-05 (Mon)

※過去の日記を投稿しています

治療をお休みすることになりました。

不妊治療で病院に通うこと自体が、かえって私の身体の負担になっているんじゃないか?
という結論からです。

結婚して会社を辞め、軽い気持ちで訪れた地元の大学病院で、男性の先生に
心無い言葉と、「キミは無排卵なんだから妊娠なんてできないよ」 の一言を
もらい、不妊治療が始まりました。
そこの大学病院では、先生をどうしても信頼することができず、そして、不妊治療に力を入れているという訳ではない理由から、病院を変えることにしました。
すぐには次の病院は探さず、3ヶ月くらい何もしないでのんびりしていたのですが、仕事もせず、病院にも積極的に通わない生活に、自分の存在意義がわからなくなり結局、兄のお嫁さんがお世話になったという、都内の有名な病院に通院することに決めました。

その病院は、病院の方針がとても慈悲深く、ひとりひとりに思いやりのある治療を考えてくれ、看護婦をはじめ先生も大変評判の良い病院で、ここなら安心して治療を進めることができるなと思っていました。

診察を開始して、しばらくの間は優しい感じの女医に診てもらっていたのですが、その女医から「3月一杯で退職をする」と突然言われ、診てもらう先生が代わる事になりました。
今度は男性の先生で、年は70近いんではないか?と思われるおじいさんでした。
最初の女医に「次の先生はとても優しい方だし安心してください。」と言われていたので、その言葉を信じていたのですが、ところが!って感じです。
質問すればズバリ回答をしてくれるのですが、質問しないと何も答えないし、インフォームドコンセントは全くないし、内診のために下着を脱いで内診室で待っている間に他の患者を部屋に入れるし、何より、私の気持ちを全く尊重してくれない感じで、とても信頼に値する医師ではありませんでした。

そんな医師とのやり取りが、1ヶ月続きましたが、限界がきました。

この医師にはついていくことが出来ないと感じました。
通うたびに不信感が募り、心無い言葉、例えば「まったく卵が見当たらないねぇ。これじゃあ、ダメだね。」などを言われる度に自分がダメな人間で欠陥商品のように思えました。それから泣いてばかりの日々が続くようになりました。

基礎体温表も毎回提出を求められましたが、そのくせ全然目を通してくれず、基礎体温表に体調不良(残像が見える等)を書いているのに、それについて全く触れてこないので、改めて自分で言わないといけないし、カルテを書いているはずなのに、「今回は何錠クロミッド飲んでるんだっけ?」とか聞いて来たりしました。
何の為のカルテなのか?何の為の基礎体温表なのでしょうか?

今日の診察では、クロミッド3錠が効いたのか?卵胞が珍しく20mmに成長していて、嬉しかったのですが、先生から「じゃあ、排卵しやすいように注射を打っておきましょうね。」と言われました。
私は、多嚢胞性卵巣症候群(PCO)だったので、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の副作用がとても怖かったので、注射はためらいました。
注射についての詳しい説明もないし、PCOの人はOHSSになる可能性が高いはずなのに、注射の副作用についても一切言ってこなかったので、思い切って先生に質問してみました。すると、、
「キミの場合は、副作用で卵巣を腫らせたりしないと、卵胞が破裂しないんだよ。入院することになるかも知れないけど(それも視野に入れないと)」と面倒臭そうに言われ、自分の副作用に対する恐怖心を全く理解してはもらえませんでした。

これで注射して副作用が起きて入院にでもなったりしたら、せっかく仕事を始めたのに、また振り出しに戻ってしまうという気持ちと、注射して上手く排卵したとしてもその先にもしかしたら“人工授精”や“体外受精”が待っているかも知れないという気持ちで、どうしても注射に踏み切れませんでした。
不妊治療を更に進んでいる方々は、それくらいなーに?と思うかも知れませんが、私としては、まだそこまで心の準備が出来ていなかったし、現在どうしても何としても子どもを授かりたい状況ではなかったので、一度治療を休むことを決意しました。

それに、クロミッドを3錠にまで増やしたことで、残像は見えるし、頭痛、気持ちの悪さに襲われ、おりものも格段に減っていきました。
こんな状態でもしも卵が成長しても、果たしてストレスだらけの私の身体は妊娠出来るのだろうか?そんな不安もありました。

治療を休んでいる間は、漢方薬を試してみて何とか、自力で妊娠力を高めて行ければと思います。
漢方を飲んだとしても、妊娠できるとは限らないけど、でも
自分の身体を酷使してまで子どもを作ることに疑問を感じたのです。
だから、今は、子どもを授かろうとする気持ちを一度捨てて、自分の体調を整え、今まで優しく見守ってくれた旦那さんと、日々の生活を楽しもうと思います。


※いままで参考にさせていただいたサイトを紹介します。

  e-妊娠   →  http://www.ikujizubari.com/index.html
 はからめ通信 →  http://www.koma-cli.jp/kcfindex.html
【参考文献】
・黄体機能不全と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・排卵誘発剤と卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
・不妊症と漢方薬


【今回の健診】  -月経周期31日目-  5月2日 15時00分から

・卵胞チェック(超音波による診察)
・働くことになったので、職場の近くの婦人科に移りたいと申し出て、今までの
 診断結果を出していただく
・紹介状を依頼した

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