英語を使って海外の人と仕事するとは?
来年1月に久々の海外出張になりそうなので、今回は英語を使って海外の人と仕事をするとはどんな感じなのかをシェアしてみようと思います。
実際に海外と仕事をするというと英語や他の言語を使ってバリバリとかっこよく仕事をしているようなイメージを持つ人もいるかと思います。
もちろんそういった業界や仕事もあるのかもしれません。
自分はとある商社で海外との仕事をしていますが、実際は現地の工場に出向いたりとかなり泥臭いことをやっています。
そんな中で英語力の重要性はどれぐらいのものなのかというと、伝えたいことがしっかりと伝わっていれば、文法や発音が多少できていなくても問題はないといった感じです。
なぜなら、お客さんはネイティブの人ばかりではないからです。
今回はここの部分について話をしていきます。
そもそも英語ネイティブは英語人口の約20%
ネットで調べてみると世界の英語人口は約15億ぐらいとなっているようで、その中で英語ネイティブは約20%~25%で残りが非ネイティブとなっております。
自分の実体験でも、会社の取引先を考えても、やはりやり取りは非ネイティブの人が圧倒的に多いです。
それは輸入や輸出の面で考えると、遠い国から物を持ってくるより、近い国から持ってきた方が双方にメリットがあることが多いからです。
そんな中、例えばシンガポールやタイなど東南アジアの国の人と仕事をするときの英語はどうかというと、ネイティブとのやり取りでは使わないが、それらの国の人とやり取りをすると頻繁に出てくるものがあります。
特定の地域ではよく使われる表現もある
統計を取った訳ではないので完全に感覚的なものですが、ネイティブの人はあまり使わない表現で、東南アジアの国とやり取りをすると頻繫に出てくる表現は「Attached please find the documents.」や「Attached is ~」です。
日本で文法を勉強してきた人だと「?」が浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
実際に自分も意味は分かるけど本当に表現としてあっているのかと「?」が思い浮かんでおりました。
調べてみてもこの表現が正しいという内容の記事は見つかりません。
しかし、実際にはかなり使用されています。
ある意味特定の地域ではビジネス英語として成り立っているのです。
つまりお互いの認識にずれがなく、内容がしっかり伝われば多少文法が間違っていても全く問題がないのです。
海外のお客さん相手に仕事するのに大切なこと
英語のnoteを色々書いてきて言うのもどうかと思いますが、海外のお客さんと仕事するのに大切なことは、正直言って英語などの言語力ではありません。
もちろん英語でスムーズにコミュニケーションを取れることは間違いなく強みになります。
相手も人間なので話していて面白くない人で且つ、海外の相手だとメリットがないと話を続けようと思ってくれません。
自分に当てはめて考えても同じなのはわかると思います。
しかし、もっとも必要なことは自分の扱っている物の知識と情熱とYes/Noをしっかりと言えるかどうかだと思っています。
全然論理的ではありませんが、熱意はどこの国の人にも最後には伝わると感じています。なんだかんだ言って人間味を見せるというのは大切だと思っています。
また、遠い国の人たちとやり取りするに当たって、ビジネスの観点から見ると知識がないと取り合ってくれません。
なので知識を取り上げました。
逆に、相手が欲しい知識を持っていると、こちら側の英語力が低くても必死に確認しようとしてくれます。
利害関係があるビジネスだと本当にそんなものです笑
そして最後に挙げるのは、Yes/Noが言えるかどうかです。
もちろん組織で働いているので言える部分、言えない部分があります。
しかし、そこで物事を曖昧にしたままにしておくと、確実に信用を失ってお客さんは離れていきます。
日本では曖昧にして、なんとなくお互い察して…といったやり取りもあるかと思いますが、海外の人相手では全く通じません。
「結局何が言いたいの?」というだけで話が終わります。
海外のお客さんと話をしていると、Yes/Noの判断が速く、日本の企業はYes/Noの返事が遅いということです。
どちらがいいとか悪いとかはありません。
ある程度リスクを取って勢いで乗り越えていくのがいい場合もありますし、保守的に慎重になった方がいい場合があるからです。
結局は仕事がうまく進めばそれが正解です。
ですが、海外とのやり取りにおいてはYes/Noはしっかりと言える事は非常に大切です。
最後に
別のnoteでも書きましたが、英語は英語、ビジネス英語も日常会話も分けることはできません。
例えば、仕事上でする大谷翔平選手が満場一致でMVP (Unanimous MVP)を取ったという話は、仕事を円滑に進めるためのビジネス英語にもなりますし、通常の日常会話にもなるからです。
もちろん正しい文法・単語の知識が必要な場面も多々ありますが、英語で仕事をするということで一番大事なのは、伝えたいことを双方で認識に違いが生まれないようにできれば多少文法などは間違ってていいという心持ちだと思います。
本当にそんなものです。
普通の英会話習得でも言えることですが、もし間違ったらだめだと考えすぎる人がいれば、もっと気を抜いてもいいんだと知ってもらえると嬉しく思います。
ではでは(*'ω'*)
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