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綸言如汗

(りんげんあせのごとし)と読みます。

トップが発する言葉は汗の様に一度体の外に出てしまえば取返しがつかない、という中国歴史上の格言だそうです。

下々の人間が何か言葉を発しても、大して影響力はありませんが、

今日でいう、総理大臣や大企業の社長、インフルエンサーなどの言葉は確かに一言でも重みがあり、影響力があります。そしてその言葉は一度発すれば

取り消すことはできません。

まさに汗が出たら元に戻ることはできないように、小さな呟き一つでも

トップとして発言する際には慎重でなければなりません。

よくツイッターなどで失言があったりする政治家がいますが

自然と思っていることを発言しているのでしょうね。

ある意味素直と思いますが、トップとしてはどうか、と思います。


また、トップであるべき人間は常に謙虚であるべきであります。

一度でも驕りを見せてしまうと、自分の能力を過信してしまい、

破滅の道を進んでしまいます。

これは投資でも当てはまります。

株やFXなどで、1日1万円勝ったとしましょう。

すると次の日は2万円勝ててしまいました。

その次の日は4万円勝てました。

なんと、次の日は10万円勝つことができました。

こういう風に、順調に勝っていくと、次の日はもっと勝てると

思いこんで逆に1日で50万円損したりする事があります。(実話涙)

勝利に慣れてしまうと、自分の力を過信してしまい、

また勝てると信じ切ってしまうのです。

これは項羽と劉邦の項羽の考えにも似ている思います。

または、いきなりステーキの社長にも当てはまります。

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常識を突き破る破滅の経営で見事な株価チャートを形成しています。

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ビジネスでもスポーツでも人間は勝ち続けると、

心理的にまた勝てる、今までのやり方で勝てると思いこんでしまいます。

すると、過去の成功体験に固執し、勝てないのは周りのせいだと、

他責に拘り、部下の進言など聞かないようになります。

しかし、自分が常に謙虚で慎重であるならば、常に素直な気持ちで判断をする事ができるのではないでしょうか?


いつの時代も外因は変化します。

ビジネス環境も変化しますし、テクノロジーも、気候でさえも変化していきます。

もし、自分が常に柔軟な姿勢で謙虚に周りの意見に耳を傾ける事ができれば外因の変化にも対応する事ができます。


この事を何千年も前の貞観政要で太宗(李世民:唐の王様)は語っているのです。

本当に昔のおとぎ話のようなお話でも、

そっくりそのまま当て嵌めることができます。

もし、いきなりステーキの社長が、出店ラッシュ時に周りの意見をもう少し聞いていれば、着実に業績は伸びていたかもしれません。

私自身も、このような教えを忘れずに常に謙虚で慎重に、生きていきたいと思います。



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