公正取引委員会の歴史—巨大ITプラットフォーマーの取締りを理解するために
今月17日、公正取引委員会が公表した報告書は、巨大IT(情報技術)企業に対してネット広告の掲載基準の透明化などを要求する内容のものでした(1)。
広告配信会社では「米グーグルで突然、広告を出せなくなった」「特に中小事業者は巨大ITに命運を握られていて、リスクが高すぎる」「広告の価格設定や効果などがわかりにくい」との指摘が相次いでおり、また消費者の個人情報を広告に利用することが「優越的地位の乱用」にあたる可能性があることから、公正取引委員会は今回の報告書の公表に踏み切ったそうで