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年長児、プチ反抗期なのか?

「立って!!チワワ(次男の名前・仮名)」

「チワワ!!」

「チワワ!!!!!!」

体操教室に響き渡る、コーチの声。
我が子の名前が、延々と繰り返されている。

体操教室へ1歩入ったら基本的には介入しないように見守っている。
だけど、この時ばかりはツカツカと次男の元へ寄っていきたい気分だった。


聞こえていない様に見えるけど…


現在年長児の次男。
年中の頃に、当時の担任の先生と面談をした時も「指示が入りにくい」と言われた。

基本的に先生が前でお話をしていても、先生の方ではなく他の場所を見て「聞いていない様に見える」のだ。

だけど実は「聞こえている」ケースも多かった。

当時の記事↑にも書いたけど、幼児教室では複雑な支持を聞き取り覚える事が出来ていた。
だけど、11月に新年長クラスになってからは見学していても「アレ?」と感じる点も多々あった。

その違いは何だろう?と今更ながら考えてみると、それは「認めてもらえるかどうか?」な気がしてきた。

幼児教室の年中クラス担任は、待つ時の姿勢が良いとか、話をしている人の方を向いてる時に、いちいち「花丸~!」と子供に向かって空中で花丸を書いてくれる先生だった。
つまり、「良い(とされる)事をすると褒めてくれる先生」だった。

だけど新年長クラスになってからは、それらの「良い事」は「できて当たり前」という扱いだった。
だから良い事をしても一切褒められない。
むしろ逆の悪い事をした時ばかり注意をされる。

それが次男にとっては面白くなかった様で、新年長クラスでは度々お友達とふざけ始める…という現象が起きていた。


そして最近は「お友達とふざける」ではなく、「不貞腐れてる事を態度に表す」という何とも可愛げのない行動に走る事が増えてきた。

冒頭の体操教室みたいに、コーチが何度も名前を読んでいる時
明らかに聞こえている。

家でも何度呼びかけても真顔で無視する。


①何かを注意された事が面白くなくて、わざと無視するパターン。
②楽しい事を中断したくないから、わざと無視するパターン。
③他の事に集中しすぎて「音」としては聞こえているけど、理解できないパターン。

この3つがあるのでは?という気がしてきた。

この中で①の時は明らかに顔が起こっていたり、
酷い時は「体操嫌なんだよな~」「あのコーチ嫌いなんだよな~」等と負け惜しみ?の様なセリフを吐き出したりするので、
親としては申し訳なさすぎてたまらないのである。

年長児の複雑な気持ち


昨日保育園のお迎えに行った時、担任の先生からその日の悪戯の話を聞いた。

トイレの手洗い場で年長児数人でふざけあって水遊びが始まり服や周りをビショビショにして怒られたそうだ。

この日以外にも、別の年長児がトイレットペーパーをグルグルと両手に巻き付けて遊び始めたり、悪戯がポツポツ発生しているらしい。

先生はベテランの方なので、この時期の年長さんについてよく理解されていた。

年長になると園の最年長となり「良いお兄さん・お姉さん」であることを求められる場面(行事)が多くなる。

だけど「立場」が変わっただけで、中身はまだ子供。

だからちょっとした隙に「子供」な部分にブレーキがかからなくなる事がある。

年長クラスになり、やたらと「来年は小学校だ」等と言う回数が増えた。

「小学生になるの楽しみ!」
「ランドセルは〇〇色が言い!」等と嬉しそうな日もあれば。

「縄跳びができないから小学校は行きたくない」とか不安を口にする事も多々ある。

あと1年しか保育園にいられない。
保育園では最年長らしい振舞いを求められる。
小学校は一体どんな場所なんだろう?

そんな複雑な気持ちが、常に渦巻いている様だ。

その複雑な気持ちが「プチ反抗期」として現れている気がする(推測)。

優しすぎるお兄さん


そんな中、昨日も書いた「小学校のPTA主催イベント」に次男も一緒に参加させてもらった。

そのイベントはとある球技の体験イベントだった。
参加者は小学生やその兄弟20人位、教えてくれるのは社会人チームの方10人位。

次男は社会人チームの優しい男性・山ちゃんと小6の優しいお兄さんと3人で一緒に動いていた。


イベント中、ボールの投げっこをする場面があった。
「手で下からポーンと投げてね」と言われているのに、次男はふざけて蹴って相手にパスをしていた。

私は遠目から見て「もう!」とイライラしていたけど、山ちゃんもお兄さんもイライラする事もなく、ずっと優しく何度も教えてくれた。

大人である山ちゃんに言われてもおふざけが直らなかったけど、お兄さんに言われて徐々に次男も「言われた通り」に素直に動けるようになり、最後はニコニコしていた。


勿論、1回で素直に動けるようになってほしい。

だけどてぃ先生の本に書いてあった様に、小さい頃は「そこに居るだけ」で褒めてもらえたのに徐々に「〇〇したから良い子」等認めてもらう為のハードルは上がってくる。

その過渡期に次男自身が戸惑っているのかもしれない。

そしてその戸惑いは、集団生活の中では「戸惑いの受け入れが完了した子」との差で「良くない方向」に発揮されているのかもしれない。


でも、こうして「普段は接する事がない異年齢の人」と沢山接する中で、
最年少、最年長、色々な立場になる事で、
「自己」を確立できるのかもしれない(仮説)。

そんな気がした。


今月は、長男の授業参観に家族で参加する。
そして支援級を夫と2人で見学する。

決して親のエゴや見栄ではなく、次男に「程よい刺激」と「優しさ」のある場所を選べたら良いと思う。

〈あとがき〉
有難い事に、先週から毎日の様にフォローして下さる方が増えて6/11現在で300人を超えました。
本当に有難うございます。
今後も特に「役に立つ話」はないと思いますが(笑)
「子供が幸せな社会を作る」と言うフィルターを通して感じた事を日々書き続けたいと思います。
よろしければ、覗きにきてやって下さい(^^)

今日も有難うございました。



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