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ゴッホアライブで考え事

お正月からずっと行きたかったゴッホアライブにやっと行けました。

アートには全く詳しくないですが、Amazonで偶然ゴッホの作品集を見かけてから急に興味が出てきて、このホームページに辿り着き、ずっと行きたかったのです。

品川駅からバスで数分。

平日の朝イチだったにも関わらず、入場口は長蛇の列。

展示スペースにはお手洗いがないので、入場口手前のトイレも長蛇の列💦

やっと入場すると、最初に登場するのはゴッホの半生と共に代表的な絵画の紹介。

ゴッホの世界を立体にしたオブジェを過ぎると…

遂に没入型と呼ばれる、光、アニメーション、香りなど五感で体験するアートコーナーへ。

こういう演出で名画を鑑賞したことがないので、単純に圧倒された。

ですが…
混みすぎてる。

真っ暗な場所で絵の世界に入りたいけれど、直立不動でスクリーンの前に立ちっぱなしで30分以上。

前後左右、全てのスクリーンに違う絵が映し出されてるから色々見たいけど、人が多くて身動きが取れない💦

そして私も撮っているので人のことを言えないけれど、みんな「カシャカシャ」とスマホで撮影してるシャッター音が絶えず聞こえてくるのでそこまで没入できない(笑)

これがもし、平日の仕事帰りの夜とかで。
凄く空いていて。
1人でぼーっと見ていたら…

時間を忘れて没入しちゃうかもしれないけれど。

それはそれで帰るのが面倒になっちゃうだろうな💦 


職場で「ゴッホアライブに行く」と行ったら、その場にいた数人の世代もバラバラな女性達がみんなテレビ等で見たらしく「行きたい」と言っていた。

凄いな。

自分が一般的なテレビを全く見ないので、どれくらい浸透してるのかイマイチ分からないけれど。

アートのイベントで、入場料3千円で、展示をサーッと見て終わってしまえば15分位。
(解説も読まず、スクリーンもチラ見だけ)

それがこんなに人気があるなんて。



私はスクリーンに映し出される絵画を見ながら、ぼんやり考えていた。

「私が見てるものって、結局スクリーンだよね?」

原画で何でもない。

大昔に描かれたモノを撮影したデータが、スクリーンに投影されている。

ただそれだけだ。

でも「魅せ方」でこんなに賑わいを作ることができる。

朝から晩まで、2ヶ月以上連日お客さんを魅了できる。


これって生身の人間がライブをやるとか、舞台をやるとか、そういうエンタメでは絶対に無理な事だ。

そう考えると、絵画とか文学とか作者の手を離れても残る作品を残せることってすごいことかも。


下世話な話をすれば、現役時代にものすごい富を築いて莫大な資産を次の世代へ相続するより、「いつまでも富を生む作品」を残す方が子供や孫にとっては幸せかもしれない。

それにしても凄いな。

古い感じが全くしない。

文学作品なら、お金の単位とか言葉とか、時代背景が見えてきて「昔の話」と感じてしまう。

でも、ゴッホの作品に出てくる景色は「昔」だと感じるものが少なかった。

ゴッホが生きていた時代から、世の中は全く違う世界へ変化している。

それなのに「最近描いた?」と思える位、違和感がない。

アートって凄い。

新しい魅せ方を思いつく限り、こうして新たなファンを増やし続けることができる。
 

絵画の世界をもう少し覗いてみたくなった。

〈あとがき〉
最後はしっかりグッズまで購入して帰りました。
キーホルダー、一筆箋、使い道が特に決まっていないマスキングテープ(笑)
ゴッホの伝記漫画もあったので、図書館で借りて長男に読ませてみたいと思います✨


今日も有難うございました。

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