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お互いに「有意義な懇談会」とはどんなものなのか?

「うちのクラス、私だけだ」

長男の小学校で、1年生最後の懇談会が行われた。
今回は「学年懇談会」だったので、全クラス合同である。

廊下に置かれた名簿を見ると、長男のクラスの保護者さんはほぼ全て「×」と記入されていた。

全体を見ても100名以上の1年生がいるのに、参加する保護者は20名位?に見えた。

私は、今回も参加して良かったと思えた。

でも、この状態は双方にとって良くないのでは?という気がした。


来校回数について

今回は、そもそも日程が宜しくなかった。
1ヵ月の間に「授業参観」と「学習発表会」が別日で設定されていた。

更に、懇談会は学習発表会と同日に開催されて、午前・午後2回来校しなければいけないスケジュールだった。

一般的な企業?に努める保護者なら、月に2回「学校行事」で休むというのは言いづらいのかもしれない。

更にはインフルエンザとかコロナ等の感染症が流行している時期というのも良くないのかもしれない。

来年度の行事について説明をしていた時に
「保護者の方が月に一度は学校へ来校できるような予定を組みます」と話していた。

これは嬉しい人と、やめてくれ~!と思う人がいるだろう。

懇談会で何をしているのか


懇談会では、資料に沿った説明が多い。

・1年生の学習
・通知表の見方
・2年生の学習や持ち物、時間割について

多少の補足はあるものの、基本的には資料を一語一句しっかり読み込めば理解できるような内容だった。

それ以外には、前回同様「学校での様子」と称して沢山の写真を開設しながらスライドで見せてくれた。

遠足の日、帰宅した長男が
「シートの上にゴロンしてひなたぼっこしたんだよ♪」と嬉しそうに教えてくれたが、その時の様子を写真で見る事ができて嬉しかった。

写真については、見たい保護者さんが多いのではないかと思う。

ただ、じゃぁこのスライドに全員が登場するのか?と言われると100人以上いる子供達全員が本当に出てきたのかよく分らない。

期待して見に行ったのに出てこなかったらガッカリするかもしれない。

そもそもアプリで配信とか、行事の写真はネットで販売をしてくれたら有難いが、結局1年間を通して「入学式の集合写真」しか販売されなかった。

そして今回は「保護者同士の懇談」は一切なく終了した。

懇談会に何を求めるのか?


そもそも「懇談」とは何なのか調べてみた。

[名](スル)打ち解けて親しく話し合うこと。「先生と父兄が—する」「—会」

goo辞書より

親しく話し合う。
今回はその要素は全くなかった(笑)


昔参加した保育園の懇談会では、毎回必ず「保護者同士の懇談タイム」があった。
担任の先生は物凄く緊張した様子で進行していた。
後から聞くと「園長から『有意義な懇談会にするように』と言われていた」と苦笑いしていた。

無理難題( ̄▽ ̄;)!!

そもそも保護者同士は「懇談」をしたいんだろうか?

昨日、しんちゃんさんが書かれていた様に世の中には色々な方がいる。
「ちょっと仲良くなれそうもない」と思う人だっている。

もしも懇談会で、「話すこと」を強要されたら罰ゲームの様に感じる人もいるかもしれない。

一方で、「そもそも懇談会に来ている」という時点で、比較的、学校や子供に関して関心のある人達でもある。

それを思えば、心の中で「もっと他の保護者さんと仲良くなりたい!」とか、「先生の事を知りたい!」と思っている人もいるかもしれない。

パッと見「合わなそうだ」と感じた人の中に、凄く気の合う人もいるかもしれないし。

うーん、皆さんの心中はいかに?

私ならこんな話が聞きたい


〈先生に対して〉
・どんな教育をしたいか
・大切にしている事
※先生個人がどういう人なのかを知りたい。

〈保護者さんに対して〉
・居住エリア(実は同じマンションの人がいるかも?)
・兄弟の有無(下の子と同じ学年の子がいるかも?)
・何か習い事しているか?(気になる習い事とか、紹介特典があるかも)
・宿題にどこまで口出ししているか?

でも、こんな事を皆が好き勝手喋ってたら終了時刻が見込めなくなって大変?

そうしたらいっそ「プロフィール帳」でも書くとか?(笑)

抵抗あるかな?( ̄▽ ̄;)

でも、こんなに沢山の人がいる中で「同じ小学校」「同じクラス」になっただけでも、「物凄くご縁のある人達」であることは間違いない。

こうして毎日noteを書いて、リアルで会った事がない人と心の交流をしているけれど、徒歩10分圏内の保護者さんの中にも同じ位共感し合える人がいるのかもしれない。

それを考えたら、交流しない事はもったいない気もする。

面倒な事、煩わしい事があるのは織り込み済みで。

もう先生に会えないかもしれない


今回の懇談会で、今年度の保護者参加行事は全て終了した。
終了後に担任の先生と少し立ち話をして、ふと思った。

「アレ?もしかして先生と会えるのも最後になるかも?」

そう。
3月の最終登校日に通知表を貰って、4月に「人事異動」が発表される。

担任の先生が来年も続投するか分からないし、そもそも他の小学校へ行ってしまうかもしれない。

私は今の担任の先生に好感を抱いているので、とても寂しい気持ちになった。

あと1ヵ月あるけど、「お世話になりました」と頭を下げた。
本当に有難うございます。
怪我が多くて、沢山電話いただいてしまって恐縮でした(^_^;)

皆さんは何を求めていますか?


私は教育関係者でもなければ、学校の先生でも何でもない。
だけど、大変有難い事にnoteで沢山の「小学校の先生」と相互フォローさせて頂き、たまにコメントやスキを頂く。

私は参加者が少ない懇談会を見ると、とても寂しい気持ちになる。

「このままで良い」と思う人もいるかもしれない。
「来ない人は来なければ良い」という意見もあるかもしれない。

でも、先生がこの懇談会の準備や当日にかける時間や労力。
それは決して「プライスレス」ではない。

その「労力」はもっと他の事に使った方が良いのかもしれない。


懇談会という形が良いのか、別の代替え手段があるのか。

皆さんはどう感じていますか?
もしよかったらコメント欄で教えて下さい。

私は、今回も参加できて良かったです(^^)

〈あとがき〉
先生が喋った後の「シーン」としたリアクション?が結構重たくて苦手です。
と言うのも、うちの会社って人が前に出てきて喋ると、聴衆側は必ず「拍手をする」という文化なんですよね。
すっかりそれに慣れてしまったので、「冷たい」と感じてしまうのかも。
保護者も決してお客さんに徹するのではなく、頷くとか拍手をするとか「その場を一緒に作る仲間」みたいな意識になれたら良いのにな~と思ったりします。

今日もありがとうございました。


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