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茄子のライタ

 南インドのごはん、特徴的なものを作ろうとすると、どれも特別な食材が必要で、普通にスーパーや市場で売ってる材料で作ろうとすると、大変困ります。スタータースパイスにしても、クミンシードは売っていますが、ブラウンマスタードシードやカレーリーフはなかなか手に入りにくいものなのだとか。我が街・神戸はインドの方が多いので、繁華街の三宮・元町に行けば売っている店がちらほらとあります。

 そして南インド、スリランカ料理に欠かせないカレーの木の葉っぱ、カレーリーフは何故か30年ほど前からスタジオに置いてあります。熱帯の植物ですが、意外と寒さに強い。また温暖化の影響でしょうか、関西の海の手の冬は問題なく乗り越えるようなのです。熱帯では常緑樹だそうですが、本格的な寒さになる1月には一旦葉を落とし、また暖かくなる3月ごろに生えてきます。毎年花を咲かせて結実し、種を植えれば生えて来ます。あまり植物を育てるのは得意ではないのですが、このカレーリーフとは相性が良く、ずっと一緒に暮らしています。氷点下になるぐらいの、あんまり寒い時は玄関でいいので家の中に入れる、または、柑橘類と同じように覆いをしてあげると冬を越します。

 カレーリーフは独特の香ばしい香りがあります。いわゆる混合したスパイスの香り、カレーの匂いはしませんが、カレーを作るときには必ず入れる特徴的な食材です。どんな臭いかと問われると、香ばしいとしか形容しがたく、実際に体験していただくしかない香りです。一度、嗅いだら忘れません。もしかしたらどこかでかいでいるかも?!
 またインド料理・スリランカ料理だけでなく、香り良いハーブオイルを作るときに隠し味として入れると、ハーブの香りが引き立ちます。バジルオイルを作るときにはサカモトブレンドとして入れています。(オリジナルブレンドのバジルオイル、9月にピザを作るときに使えますので、キッズキッチンに来られている方はどうぞお楽しみに)

 サカモトキッチンスタジオのお近くの方、夏の間でしたら生のカレーリーフやスパイスの少量をお分けできますので、どうぞお声がけください♪


さて、今回はインドということで南インドではありませんが、ヨーグルトを使った茄子のライタをご紹介します。

ライタはヨーグルトサラダのことで、キッズキッチンでも作ったきゅうりのライタが有名ですが、焼きナスのサラダも美味しい。甘くして食べるヨーグルトもいいのですが、塩味で食べるヨーグルトもクセになります。クミンが苦手なら、コショウで代用します。それも苦手なら、ニンニクもおすすめ。にんにくとヨーグルトはインド以西のアジアでよく組み合わされています。香り高いオリーブオイルがあればそれを入れてもおいしい。

<材料>
ナス 2本
青唐辛子またはシシトウ 2本
ヨーグルト 150g
塩 小さじ1/3
クミン(粉) 小さじ1/2
パプリカまたは唐辛子(粉) 適宜

<作り方>                             ①ナスはトースターで強火20分焼く。熱いうちに皮をむき、あらくみじん切りにする。唐辛子は輪切りにする。
②ボウルにヨーグルト、塩、クミン、ナス、唐辛子を入れて混ぜ合わせる。
 冷蔵庫に入れて冷たく冷やすと、より美味しい。
 子供向けには、唐辛子なしでも構いません。

※トースターに入れて焼き茄子を作っておけば、あっという間にできる簡単おかずです。カレーの付け合わせとしてもおすすめです。

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