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冬の福島で想ったこと。息子との時間。

こんにちは。お久しぶりです。
皆さん、お元気でしょうか?あっという間に2月になりましたね。
おかげさまで森喫茶は忙しい日々を送っています。
今年から営業日が土日月に変わりました。月曜の営業は認知されるまで暇だろうなと思っていたのですが、同業者のお客さんが沢山来てくれて盛り上がっています。同業者というか、飲食店、美容室、雑貨屋、といった商売をしている人が多いです。というのも商売は土日に休む訳にはいかないので、皆さん土日は働いて月曜に休むというパターンですね。
商売人が集うので自然とアットホームな空間が生まれます。
とても暖かい雰囲気で嬉しいです。
月曜日の森喫茶、穴場ですよ。

沼尻スキー場にて、ナオヤくんと。

今週は福島へ行ってきました。明香の親父さんの実家が会津若松にあるので、ここ最近通っています。通えば通うたびに福島が好きになります。一言で理由を説明するのは難しいけれど、なんだか人が暖かいんです。

今回は息子にとって初のスキー場へ行きました。僕も明香も20年以上ぶりとなります。会津若松から約1時間のところにある、沼尻スキー場へ。
実は、森喫茶のお客さんである、ナオヤくんが沼尻スキー場で働いているのです。すごいご縁ですよね。元々、ナオヤくんの妻であるヒロコちゃんが白子の頃からお店に来てくれていました。よくサーフィン帰りにパンを買いに寄ってくれてたのが懐かしいです。いつの間にかヒロコちゃんは結婚していて福島県伊達市へと。
ナオヤくんもサーファーであり、スノーボーダー。
お二人の暮らしは山と海が密接に繋がっています。
千葉に帰省した時にもお店に寄ってくれて、あれやこれやと話が盛りあがります。そんな中、「息子と雪遊びがしたいんだ」って話してたら、ナオヤくんがスキー場で働いてることが判明。「ぜひ遊びに来て!」と言ってくれたんです。正直ナオヤくんがスキー場で働いてなかったらこんなに早く雪遊びが出来るなんて思ってなかった。
今回お世話になり本当にありがとう。

明香も終始ニヤニヤ

息子は次回からスキーにトライするって事で今回はソリ遊び。僕と明香が交代で滑るという流れになりました。最初は僕が何本か滑ったんだけど、スキーをやるのはなんと30年ぶりくらい!それでも、不思議と感覚は覚えてるもんですね。
一人でリフトに乗って、一人で滑ってると、一瞬で少年に戻りました。
ただ雪の上を滑ってるだけなのに、なんでこんなに楽しいんだろう。
平日なのでゲレンデは空いていて夕方になると本当に僕一人で滑ってた。
何もかもがノスタルジーで、真っ白な雪山の中にいるだけで、心が静謐になっていきます。
そして様々な音が雪の中に吸い込まれて、滑っている時に聴こえるのは自分の鼓動と、板のエッジが雪の上を滑る音。まるで僕自身が山に吹く風になったような感覚を味わいました。
サーフィンで、ここぞという一本をメイク出来た瞬間に似ています。
まるで海の一部になったような感覚。

リフトから降りて見えた神秘的な磐梯山

その後、明香と交代しました。明香も最初は不安そうにしていたけれど、一本滑って来た時の笑顔ったら。
僕はなんとなく明香にとってスキーはピッタリだと思ってたから、やっぱり!と。滑り降りて来る度に動きもスムーズになっていて、どんどん色んなコースへと。
今回は一緒に滑れなかったけど、それは想定内だったしお互い一人でリフトに乗って滑るなんて今後は無いかもしれない。貴重な時間でした。
息子はと言うと、どうやらスキーに興味津々で次回はスクールを受けると自ら宣言。って事は次は3人でリフトに乗って滑るのか?って想像するだけで楽しいですね。季節を問わず、山は素晴らしい恩恵を与えてくれます。

スキー場でソフトクリームを食べる
会津若松駅の近くで喜多方ラーメンを食べる
会津市内でクレープを食べる

食べる、食べる、とにかく食べる!
息子は会津が大好き。なんでだろうって考えてたら、僕も明香も家と店から離れて過ごすことでリラックスしてるんですよね。普段はやっぱりやる事が多いし、休みの日でも仕事の事を考えてるから、こうして日常から距離を置くことで息子との時間もいつもとは違う楽しさがあります。
会津の町は歩くのが楽しんですよね。いろんなお店があるし、買い食いしたり酒蔵に行ったり。睦沢には無い楽しさも息子は好きみたいです。
子供のうちに色々な体験をして、大人になった時にそういう思い出が生きてくると思います。いくつになっても、つらい時や、苦しい時に、心から励ましてくれるものって、きっとそういう自分の中にある暖かい思い出だと思います。

僕は息子と寝ていて、朝目が覚めた時に息子の顔を見つめて「いつの間にこんなに大きくなったんだろう」って感じる時が好きです。と同時に、この時間は限られた時間なんだとも思います。昨年の夏に愛犬のあさが旅立って以来、家族と一緒に過ごせる時間は実は一瞬なんだと思うようになりました。
それ以来、一瞬でも無駄に過ごしたくないというか、日々の暮らしをより一層愛おしく思うし、大切にしたいんです。

会津の街並み