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心の詩歌

詩や短歌に興味がある方向けです。詩歌の紹介・創作論・哲学・社会問題などが中心です。更新頻度は月六回以上。
短めの読みやすい文章を、頻度多めでアップロードします。 こんな詩歌があるのか、とか、こんな考え方も…
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記事一覧

【心の詩歌】【公開記事】歌人・岡井隆の本から学んだこと

短歌を作るための本はいろいろあります。 友人に岡井隆の短歌入門書を勧められて読んでいると…

中本速
8日前
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【心の詩歌】定額減税にシステム改修は必要か

しばらく前のことです。SNSのトレンドに「システム改修」が入っていて、内容を見ると減税の…

中本速
13日前

【心の詩歌】テニスと短歌と競技性

今度、ウインブルドン歌会というものをやります。 歌会をしたあとテニスをするという催しです…

中本速
2週間前
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【心の詩歌】五行歌の創始者・草壁焔太

五行歌という詩形があります。創始者は草壁焔太です。 短歌や俳句と同様に短詩ですが、「五行…

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中本速
3週間前

【心の詩歌】『遠い感』の同時代性

郡司和斗『遠い感』という歌集には、三次創作的な短歌がいくつかあります。 二次創作という言…

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中本速
1か月前
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【心の詩歌】半身浴のデメリット

日々のお風呂で、全身浴と半身浴のどちらがよいか。 半身浴を勧める意見が多いように見受けら…

中本速
1か月前

【心の詩歌】【公開記事】倫理観は本当に人によって違うなあ

先日、三重県に行きました。  こんな写真が撮れました。 その際、倫理観は人によって大きく異なるのだなあと実感する体験がありました。 その日、同じ場所に行こうとしている観光客はほとんどおらず、バスには私と私の連れ、それからかなり年配の男性が一人乗っていました。 三人はバスを降りました。そのバス停は一日数回しかバスが来ません。帰りのバスは三時間後でした。それを逃すとさらに二時間後です。 私と連れは、電車の関係で三時間後のバスに乗る必要がありました。 バスにいた男性が私たち

【心の詩歌】現実逃避としての読書

読むべき本が溜まりだしたのはいつごろからでしょう。 大学生が学問の本を溜めるのは仕方がな…

中本速
1か月前
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【心の詩歌】大手が来る、来た、それも昔話

『大手が来る』という詩集があります。 甲田四郎という詩人の詩で、この「大手が来る」という…

中本速
1か月前
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【心の詩歌】写生の意義 現実は美しくないのに

短歌において、「写生」はどういう意義を持つでしょうか。 この文章を読んでいる方は詩歌に関…

中本速
1か月前

【心の詩歌】短歌の句読点について

短歌における句読点。 しばしば歌会でも効果が語られます。 句読点をあえて入れると、句読点…

中本速
1か月前
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【心の詩歌】歌会では、説得力がありすぎてはいけない

いま、少し反省しています。 歌会で、やや強すぎる評をしてしまったのです。 評価が厳しすぎた…

中本速
2か月前
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【心の詩歌】【公開記事】イキ告のすすめ

この文章は「イキ告」をすすめるものです。 イキ告という言葉は、由来が明確ではありませんが…

中本速
2か月前
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【心の詩歌】新しい論語

論語の話です。論語という本がありますが、古い本なので誤解が多い。 論語についてまず説明しますと、思想家・孔子と弟子との会話を記録した書物です。 たとえば「温故知新」も論語の言葉です。 ただし、孔子は紀元前に生きた思想家です。そのため誤読する場合が多い。孔子が難しいことを言っているのではなく、こちらが現代の常識に当てはめて解釈してしまい、結果的に誤読になっているケースがあります。 たとえば呉智英『現代人の論語』では、有名な言葉について誤解が多いことが指摘されています。