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Hana
2020年4月7日 21:32
開け放った窓からいつもの風がふんわり遊びにきても拭い去れない混沌の焦りあそびにいきたいなああの子に会いたいなあ今どこでなにしてるのー?って電話することだってできるのにただなんとなく窓の外をながめながらなにも起きていませんようにと祈るだけで精一杯につかれてしまってあしたがくるきょうもきょうがおわってあしたになるじゃあいつのあしたで私はここからとびだ
2020年3月14日 22:45
あか、という ゆらめきはだかのわたしは しゃがんでるしろ、という ゆらめききぶくれたあなたは たっているさんがつ、という においのなかでよこたわる ユー も アイ もはながすきみんな まちびと
2020年3月6日 23:45
ひかりしゅとこうとうきょうよるまちすいすいひるながのよりもよるしゅとこうぎんざともだちうしろねてるとうきょうたわーびるすかいつりーすべるかぜくねくねだいがくせいわたしともだち夜今日だけもう帰る
2020年3月5日 23:54
遊びたい風がごおごおと畑のほこりと戯れる廊下まですり抜けて遊んでるつめたいよと横目で撫でるお正月ぶりなのよと言われてもいつもあそんでいるじゃないひんやりひゅーっととおりすぎてくさーっと体温さらってくとばすちらす目の奥の水心の底の色ぱらぱら降らせるおもっているより遊びかたをかぜはしってる
2020年2月27日 12:29
もう諦めようとは何十回目の顔合わせフラれた瞬間から私の恋は第二章に突入してしまってそっけなくなったあなたの態度がたまらなく寂しい恋をしたこと全身全霊日々の中にあなたを探した楽しくて楽しくて汚くなっていく部屋は心の充足感の証だった片づけなんかにかまう暇なく私は私を存分に生きていたもらってばかりの学んでばかりの何もあげられない教えられない無力な自分が嫌いになった死にた
2020年2月2日 22:53
ふっと横をみたらチェックシャツばかりの兄の部屋ぬるい日差しが埃を照らすふっと横断歩道を渡れば今にも飛び出しそうな静かな車知らない人間がハンドルを握る どこにも見えないマグマもファンデーションで隠すクマもまた今度ね、の今度の中に入ってて色鉛筆で塗りつぶしたくなった あったかいかもと思った昼間と日が伸びたねの17時すぎの空と思ったら寒くなってる21時すぎの最寄駅
2020年1月30日 21:55
すごく苦しいことが続いていて泣いて泣いてでも泣いたままではいられなくて反動のように夕方からは笑い散らかし疲れてしまった昨日という日治らない肩こりひきずってるなと思う朝でも今日は実は昨日とは全くちがう新しい1日であるできなかったこといやだったこと過去を今にもってくる必要はないし今めのまえの降り注ぐ光のシャワーだとか蛇に見えたホースだとかベビーカー二台に乗る2
2020年1月22日 22:54
暗い気持ちに揺られるときはざぷざぷざぷと明るい海に揺られましょうざぷざぷざぷさらさらさらみちびく水は透きとおり、あたたかで、ほんのり甘いゆらゆらゆらりと浮き輪なしでも浮かんでられるぼーーーっと見上げた空は水色で、さみしげで、果てなくて思わずそっと両腕さしだす抱きしめてだいじょうぶどんなことも空より広くは飛んでいかないしぜんぶ包みこんで守ってくれる
2020年1月21日 23:22
呼びとめればよかった試着すればよかったキスすればよかった撮ればよかった会えばよかったほんのちょっとの動きが頭においつかなくて過去に変わっちゃって未来で泣きたくなる後悔しないように行動しろなんて言うけど後悔がなければそんな言葉も出ないはずだしなかった未来を妄想する楽しみがなくなるそれもやだけどやっぱりあと少しだけあと3秒あったらもしあの瞬間に戻って3秒
2020年1月18日 23:47
めくったぺろりとめくったそのぶんだけ景色がかわったコロッケが香ったおばちゃんに出会ったさかみちお金を取られた恋をする黒い文字に踊る脳内まちがいだらけでもそれはそれで私だけのもの今日もめくるぺろりとめくる話してるささやいてる続きたいのだからめくるぺろりぺろりあぁ。終わっちまったおもしろい物語は終わらなきゃいいのにずっと続けたいのに
2020年1月15日 22:34
おなかがすいたからっぽつんとした空気が高速で側面を撫で続けているのかと思うとあたたかい、内側のわたしもすこし楽しい小田急線で 夜ごはんは何だろう昨日はカレーだったな妊婦さんは生魚を食べちゃいけないらしい 勉強をしている今日もだけどそれは明日も何時に起きたらいいんだっけか 考えても仕方のないこといったりきたりを今日もしたいつまで明日がくるんだろうね
2020年1月13日 23:32
教室に行きたくなくて駐輪場でもう帰ってやろうかと思いながらどうしたらいいか分からなくて迷っていたぼーーっと突っ立っていた私に「なにしてるの?」と声をかけてくれた彼女が居なかったら私は今も、ここにいない気がするみんなが食べ終わる時間に食べきれなくてもそもそと静かに弁当を食べていた私を横からひょいっと覗き込んで「なに、お前の弁当黒豆入ってんの」と馬鹿にしてきた彼が居なかったら
2020年1月11日 23:48
転がっている高校時代のノートいつの間に馴染んでいる介護用の手すり白濁色のお湯の中では胎児をおもうこれは帰ってきた家でのこと海と時間を越えてきたヴィンテージのお洋服青く光る丸い椅子も甘過ぎないあんみつもはぐれそうになる交差点これは出向いた渋谷でのことストイックにかきあつめた好きの源には塊の好きがあってくだらないと思えば思うだけくだらなくなくなっていく
2020年1月4日 23:19
暗くて青がかったグレーに浮かぶ白、赤の光ぼーーーーっと吐き続ける生暖かい風揺れる雑煮耳を立ててじっとしているうさぎふんわりとしたピンクで羊柄のおふとん裏返しのアンネの日記ただの下着いまみえるいまきいているそのぜんぶをわたしは忘れるいま今の風景をもう思い出せない何もかんがえていない何も特別ではないいちばん目にしているものから順にわたしは忘れる覚えていられるのがい