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スウェーデンではアイスコーヒーがポピュラーではないらしい

ということに気がついた。
「飲んだことがない」という友達と、アイスコーヒーを飲んだ水曜日の日記。

今日はとても天気が良かったので、行ってみたかったRålambshovsparkenで友達とピクニックをした。芝生からは海が見え、その向こうにはセーデルマルムの街並みが見える。同じくピクニックをしている人、寝転んで全身で日光を浴びている人、犬と散歩をしている人、スポーツに興じる人、水着で泳いでいる子供たち、たくさんのカモメ。みんな思い思いに初夏の陽気を楽しんでいた。 

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小さな島に囲まれているので湖のようにも見える

レジャーシートを広げて、スーパーで買ってきたパンやサラダ、ローストビーフを並べた。食べながら雑談をする中で面白いなと思ったことは、「スウェーデンではクロスワードパズルや数独は主に夏に屋外でするもの」ということ。夏になると新聞や雑誌で掲載されるクロスワードパズルが増えるらしい。日本の夏の屋外は暑すぎて何か作業をするどころではないが、スウェーデンでは本や新聞を読む、パズルを解くというのが一般的とのこと。とにかく外で日光を楽しみたいのだ。どちらかというと屋内で遊ぶイメージが強いので冬の娯楽かと思っていた。

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最寄りのICAで買ったお惣菜とパン屋さんのパン

ピクニックの後、海沿いを散歩した。通りすがりにカフェがあり、飲み物片手に歩くのもいいねという話になった。アイスコーヒーが飲みたいと思いメニューを探したけれど見当たらない。友達もあまり聞いたことがないという顔だった。
「アイスコーヒー?聞いたことがないけれど、アイスラテはメニューにあるし、材料的には作れないはずないんじゃない?聞いてみてあげるね」
そういって店員さんに聞いてくれたのだが、店員さんも半信半疑みたいな顔をしている。まあ材料的には作れるから作るよ、ということになり、それぞれアイスコーヒーを注文した。

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アイスコーヒー待ちの私と犬

歩きながらアイスコーヒーを飲む。友達は「初めて飲むけれど、これはコーヒー味の水だね」と言っていた。(Det är liksom "kaffe-smak" vattenみたいなことを言っていた) というのも通常のホット用に入れたコーヒーに氷を入れただけのものなので薄くて当然だった。私はそれを聞きながら、以前京都の六曜社という喫茶店の店員さんが言っていた「アイスコーヒーはコーヒーではなく清涼飲料水だからね」という言葉を思い出していた。遠く離れた国で同じような表現が出てきたことがなんだか面白かった。

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バニラシロップを入れておいたよ!と言われたけど全然わからなかった

後から調べてみると、スウェーデンでもアイスコーヒーがある店はあるらしい。水出しコーヒーなんかも。スウェーデンと日本のみならず、国によってコーヒー文化は大きく異なるという情報がどんどん出てきた。私がコーヒーを飲むようになったのはここ2年ほどのことで、これまでは全然気づかなかった世界だ。国によるコーヒー文化の違い、これから海外に行く時の楽しみが増えたようで嬉しい。

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スウェーデンでよく飲まれているフルーツ味の炭酸飲料のポップアップストアがあった

その後も海沿いを歩き続けるとストックホルム市庁舎に到着する。敷地内には自由に入ることができ、その中でもたくさんの人が座って日光を浴びていた。

市庁舎の門、変わった魚が泳いでいる

ストックホルム市庁舎を通り過ぎNorra Järnvägsbronという橋を渡ると、ガムラスタンの西の端、Riddarholmenに到着。

海がとても近い。ボートに乗っている人も多かった。
Riddarholmenからのセーデルマルムの街並み

教会を左手にさらに南に進むとセーデルマルムまで行くことができる。

Södra Järnvägsbronを渡る

セーデルマルムまで来ると夕方17時を回っており、お酒や食事を楽しむ仕事終わりの人で賑わっていた。どこかでご飯を食べても良かったのだけれど、歩き疲れていたのでSlussenで解散して電車に乗った。


写真を撮りながらゆっくり歩いて一時間くらい。ずっと海の真横を歩くことができて、とてもいいピクニック&散歩コースだったのでおすすめです。
では、hejdå🤲!


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