新学期にGoogleを活用する時のアドバイス
Google for Education認定トレーナーの笠原です。
明日からいよいよ新学期が始まるという方も多いかと思います。4月は新天地での仕事が始まる方も少なからずいらっしゃるかと思います。
異動した先でもし「Googleを初めて使うことになった!」という方もいるかと思いますので、シンプルなコツをいくつかご紹介します。
授業でこう使えば上手くいく!という類いの派手なお話ではありませんが、知っておくとよいことをご紹介します。
まずはシンプルな作業から
新年度になって、いきなりGoogleを使わなければいけない!となると、気持ちとしてはかなり焦ることになるかと思います。
Classroomはそれだけでかなりの授業に関わる作業を行えてしまうため、いきなり使いこなそうとしても、覚えることも少なくないので大変です。
Classroomでの配信の仕方だけでも、上の画像のようにいくつか種類があるので、おそらく始めから使いこなすことは難しいです。
ただ、それは実は子どもたちも同じだと考えて大丈夫かと思います。
元々、その学校にいた子どもたちであれば、使い方についてはある程度理解できているとは思いますが、担当者も変われば使わせ方も変化するもので、生徒にとっても担当者の使い方のクセに慣れるまでは意外と使い方に躓くことも多いです。
「生徒が使えて自分が使えないと…」という怖さを授業をする方は感じるかもしれません。
しかし、実際の所はお互いに暖機運転のような時期があります。いきなり複雑な作業は操作が上手くても難しい面があるのです。
ですから、始めは「読んでほしい資料を一つずつ「資料」に添付して配信する」とか「新年の抱負を「質問」で書いてもらう」とか簡単なことをで慣れていくのが、まどろっこしいように思えるかもしれませんが、一番、安定するやり方です。
シンプルな指示を出すことはメリットが大きいです。
作業がシンプルであれば、授業者は余裕を持って教室を眺めることできます。子どもたちのタイピングのスキルであったり端末の操作のスキルであったり人間関係であったり、そういう授業を支える基礎となるような情報を見取ることができる余裕が生まれます。
実はGoogleClassroomのような便利なツールを使う場合であっても、そういう泥臭い学級の見取りは大切です。むしろ、多くの先生方が得意なことをツールを使うことに一杯一杯になって見失わないことが大切です。
Googleのツールは「共有」設定が難しい
1点だけ、安全に使うためのアドバイスを。
Googleのツールは「共有」関係の設定が難しいということを意識しておくとトラブルを減らせます。
基本的にはGoogleClassroomの「授業」で配信するときに、適切な設定の方法を行えば、間違いは起こらない仕組みになっています。ただ、自分でドライブからリンクのURLを取得して配信するみたいな使い方をする時には自分で権限の設定が必要になるため、少し難しくなります。
リンクの権限の設定を面倒だと思って、共有権限を「リンクを知っている全員」にしてしまう人がいるという話を聞いたことがあります。
確かに「リンクを知っている人全員」であれば送ったファイルが見られないということは起こりませんが……。見られてはいけないファイルも少なからずありますよね。
共有の設定だけは自信が無い場合は、よく理解している人に重ねて確認することをお勧めします。
慌てず恐れず、ゆっくりと四月に試してみてくださいね。
四月に色々と試行錯誤できたのであれば、あとは流れるようにスムーズにいきますよ!
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