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『読み手と箔』受賞報告と振り返り

 7月の中頃にたまたまnoteを見渡していたら目に入ってきた企画に試しに応募してみたら、まさか賞をいただけることとなった。抽選ではない企画に応募して賞を獲ったのはおそらく人生で初めてかもしれない。せっかくなので、振り返りの記事を書いてみることにする。

Money For Good賞 受賞作

推したい会社『任天堂』|セルゲイナス (note.com)

コンテスト開催の記事

Money for Good×noteで、投稿コンテスト「#推したい会社」を開催します!|note公式

結果発表の記事

Money for Goodとnoteで開催した、「#推したい会社」投稿コンテストの審査結果を発表します!|note公式

 6月末に参加してみた任天堂の株主総会で一騒動あったのも含めて、非常にいい体験をした矢先に今回の企画が目に入ってきた。ちょうど6月末に書いた記事がかなり反響があり、書くならやはりこれだろう。というわけで、株主総会での話をベースにしつつ、今までの人生を振り返って『任天堂』の素晴らしさを可能な限り書き連ねてみた。

『聞く力』と『伝える力』 株主総会に参加して得た学び|セルゲイナス (note.com)

 株主総会に参加した話をまとめて記事にしたこの記事だが、本記事を執筆している現時点(2023年10月18日現在)で9200ビューを超えている。雑多に戯れに書き物をしている一般人にとっては突出しすぎた閲覧数である。過去に場所を変えて気が向いたときにいろいろ書き残していたものの中ではおそらく人生トップのビューを誇る記事となってしまった。

記事を書くにあたっての読み手は誰か

 普段はポケモンの話を書いたり、その他心に残った出来事などを不定期で書いている。前者については主にポケモンの対戦に興味のある人あるいは未来の自分に向けて、それ以外の話であれば何か読み物を探している人に向けて、という具合に読み手を想定している。

 今回応募した記事を書く際は、『#推したい会社』のハッシュタグの記事に興味があって私の全然知らない人が読み手である、という点は意識していた。できる限り事前知識がなくても要旨が分かるようには書いてみた。
 株主総会という言葉を聞いたことがあるが、実際に行ったことがある人はあまりいないのではないか思う。株主総会とはその会社の経営陣が株主、乱暴に言えばお金を出してくれるスポンサーに今期の業績を踏まえた配当金の額の承認(スポンサーへの儲けの還元)と今後の方針や施策について質疑応答を交えつつ説明し、承認を得る場である。つまり経営陣は自社の強みについてプレゼンすることについては人一倍卓越している人々、ということになる。実際に任天堂が支持される要素について、その場にいた者皆薄々と感じていたことを簡潔にかつ的確に述べられていた。
 そのうえで、推しとは何かに触れつつ、『推しの会社の株を買って株主総会へいってみるものだ』という形でまとめた。締めくくるにあたって何か一言欲しい、と思いつつ最後のまとめを書いていたら、

『推し』≒ライフライン≒インフラ

という図式がおぼろげにうかんできたので、

『推し』は最早社会のインフラである

という言葉で締めくくることにした。

 また、Money for Good【SMBC日興証券】つまり証券会社の協賛、という点も受賞にあたり非常に大きなポイントだったではないかと思う。投資からの株主総会への参加という意味でも、今回の記事はコンテストの趣旨に合致しているなと思っていたが、まさか賞までいただけるとは思わなかった。本当にいろんな歯車が噛み合った結果であると思う。
 『趣旨に合致』という点は決して侮ってはいけない要素である。例えば、なんらかの試験において記述問題を解答する際は、出題者が問いかけている要素を網羅して解答しなければならない。試験の場合は自分の言葉で記述を求められることはなく、法律関係の試験であれば条文または重要な判例の引用、現代文の試験であれば本文中の文言を利用することとなる。私事であるが、来月とある資格試験を控えており配点の高い記述式の問題も出てくるので、まさにここは意識しているところである。
 今回のようなお題の記事の場合では、当然自分の言葉で記事を紡いでいくわけだが、コンテストの趣旨を深堀して、自分の経験したことあるいは考え等を交えつつ、どういう結論をもって読み手に新鮮な気付きを与えることができるのか?を意識しておく必要があると思う。次に何かコンテストに応募する際には、この点は改めて肝に銘じておきたい。

受賞後の変化

受賞後は感動のあまりTwitter改めXによろこびのツイート改めポスト、さらにnote公式ポストにもリンクが載り、noteの今日の注目記事にも追加されることとなった。

https://x.com/Selgainus_whm/status/1714103983659475017?s=20

https://x.com/note_PR/status/1714138659740660209?s=20


 その結果、受賞作の記事の閲覧数は約290程だったのが、たった一日で3100を超えるほどにまで一気に跳ね上がった。これを機会にフォローしてくださった方もおられ、本当に恐縮の一言である。『箔が付く』ことによる効果を久しぶりに実感した。今年の8月末にポケモンの公式戦ともいうべきランクバトルで30万を超える参加アカウントの中から最終順位3桁以内を達成した時の振り返りの記事を書いたとき以来ぶりぐらいだろうか。

 ちなみに、この私のnoteは、ポケットモンスターいわゆるポケモンをやっていて、主に対戦面で感じたことや書き残しておくかと思ったものを書き残すところから始まっていたりする。ただの戯れの書き物置き場、のはずだった。しかしながら、Twitter改めX同様、扱う話は雑多になりつつある。

 ただ、『今自分のいる場所こそが自分の居場所』という考えが根底にあることは変わりない。ネットのおかげで他の人の考えや試みにたやすく触れられるようになった反面、おびただしい数の自分の上位互換の存在を目の当たりにし、自分の存在価値や意義について考えることはそれなりにあると思う。どこにいようとも、どの世界に身を置こうとも、自分のやりたいことをやる。今後はここをブラさないように生きよう、と。

 普段記事を書くときは、職業ライターではないのでこの記事でいくらの閲覧数を稼くかなどということは微塵も考えないわけだが、いざ追い風が吹いたときにそれに乗っかってどこまで閲覧数が伸びるのか?をみる分には実際少し楽しかったりする。

 『追い風が受けたときは、さらに風に乗る。』、その結果として今回の受賞にまでつながった。と自分は考えている。ただ、いつ風が吹くのかは正直運の部分も大きい。ただし、いざ風が吹いたときにそこにのれるようにしておくのは大事なことなのかもしれない。何かしらの記事を書く、あるいは他の人の記事をみて何かを発掘する、というのはその第一歩だと。『機会は案外そこらへんに転がっていたりすることがある。』というのは私の持論であるが、箔が付いていない数多の何かの中をよくよくみてみると、それが後に大きな何かにつながるかもしれない。
 

 長くなってしまったものの、note公式事務局の皆様ならびに審査員の皆様に、このような機会を与えてくださったことに改めて深い感謝を申し上げると共に、また今後noteを通じて何かしらの記事を書こうと思ってくださる方が一人でも現れることを願ってやまない。



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