あなたは何派?実は現在も変わり続けている検索エンジンの変遷について!(第2回情報リテラシー論)

突然ですが

あなたは今何を使ってこの記事を読んでいますか?

Google? Yahoo!?Bing?様々なものを使っていると思いますが、自分が使ってる検索エンジンを何故使い始めたか覚えている人は少ないと思います。

そこで今日は検索エンジンの歴史を年代ごとに区切ってその変遷を追っていきましょう!あなたが使ってるそれはどういう道を辿ってきたのでしょう?


1990〜2000年代 検索エンジンの誕生,ディレクトリ型検索絵エンジンの増加とYahoo!の台頭

まず1990年に世界初の検索エンジンArchieが生まれます。

Archieのホーム画面 とてもシンプル

しかしこちらのエンジンはインターネット上にアップロードされたファイルのみが検索できる仕様でなかなか用途は限定されていたようです。
その後1994〜1997にかけて Lycos Yahoo! Exciteといったディレクトリ型と呼ばれるタイプの検索エンジンが増えていきます。

ディレクトリ型検索エンジンとは?
ディレクトリ型検索エンジンとは簡単に説明すると…
私達が現在何かをインターネットで調べる際 検索する対象物を木、検索する場を森と喩えます。ディレクトリ型とは言わば沢山の木々が植林された公園です。
この時代はサイトを人が一つ一つチェックし、カテゴリ別に仕分けるという今では考えられないような手法が取られていました。(森の喩えで言うと木々が自然発生する森ではなく、そこから木を選んで公園に植林するイメージ)
しかしこの手法はインターネットの普及に伴い膨大な量のサイトを処理しきれなくなった為、現在は多くの検索エンジンで廃止されています。

また1999年にはYahoo!検索エンジンとして世界No.1シェアを達成し、大きく飛躍しました。余談ですが下のサイトはYahoo!が公開しているインターネット史を大きな地図にして探検できるサイトです。色々クリックしてみると…


2000〜2010年代 Googleの登場とロボット型検索エンジン

2000年代に入るとGoogleは日本語に対応し始め、ロボット型と呼ばれるシステムを採用して一躍有名になります。

ロボット型検索エンジンとは?
ロボット型検索エンジンとは簡単にいってしまえば現在私達が使用しているような検索エンジンのシステムです。キーワードを入れて好きなページへ直接飛ぶ物ですね。ディレクトリ型とは違い、サイトはロボットが仕分け、キーワードからそのページへダイレクトにアクセスできるのが特徴です。

教授の図解(ディレクトリ型、ロボット型)

この年代は個性的なインターフェイスや機能を持った検索エンジンが数多く誕生しします。現在のMicrosoft社製の検索エンジンであるBingもこの年代に誕生し、2010年にはGoogleのシェエア率が80%を超えるなど少しづつ勢力図が変化していきます。

2010〜現在 Google一強の時代

2010年になるとGoogleの成長が止まりません。まず2010年12月からそれまでディレクトリ型のカテゴリ検索が主だったYahoo!がGoogleと提携を結びなんと検索エンジンがGoogleとなります。
つまりYahoo!で検索してもGoogleで検索しても同じ検索結果が出るということですね!この契約は2年毎に更新され2022現在も継続しています。

Googleとアップル
iPhoneユーザーの方はネット検索をする際Safariから検索すると思うのですが実はSafariの初期設定では検索エンジンがGoogleになっています。これにはちゃんとした理由があります。

それは単純にGoogleがAppleにお金を払っているからです

その金額は毎年支払われており、2022年その金額は日本円で約二兆円と噂されています。しかし独占禁止法の操作対象になるのではないかとも囁かれており、その内容は不明です。

またGoogleは2022現在まで検索エンジンとしてトップシェアをキープしておりその差は他の検索エンジンに比べて一目瞭然です。下のサイトは検索エンジンのシェア率を月ごとに公開しているサイトです。Googleの強さをご覧あれ。

最後に

さてあなたが使っている検索エンジンはどんな歴史を持っていたでしょう?
私自身Yahoo!をずっと使っていた人間なので世間のGoogle人気を数字で見てとても驚きました…しかしYahoo!やAppleが近い内に独自の検索エンジンを作るのではないかという話もあるのでこれからの動向が楽しみです!

教授のブログ↓


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