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僕がyuyuでのシェアハウスをたったの2週間でやめたお話

こんにちは。新太郎です。
もうすぐ2月が終わってしまいます。本当に早い。。

1月にした投稿で僕は今年の目標を「生き急ぐこと」にしました。生き急げているかな?後悔はないかな?とこの2か月を振り返ってみると、ある程度は達成できているような気がします。この2か月でいろんなことを考えたし、素晴らしい出会いがたくさんあったと思います。

でも、もっともっと生き急げると思います。本当に伸びしろしかない自分が楽しみで仕方ないです。

さて、今日はこの2か月の中で最も大きな出来事だったシェアハウス生活についてお話したいと思います。僕が考えたこと、学んだことベースで話すのでストーリー的に面白いかどうかはわかりませんが、ぜひ最後まで読んでみてほしいです。

なぜyuyuに住み始めようと思ったか

yuyuの存在を知ったのはEDUFESで一緒に活動していたうららのおかげでした。(2週間前まではうららちゃん、新太郎さんと呼び合っていたのに、今ではすっかりお互い名前呼び)

うららがシェアハウスをやると聞いて、「へー、面白そうだな」と思ってからうららが書いたこのnoteを読みました。こんなものを見たら今すぐにでも住みたくなりますよね笑

実際、それを読んでからすぐ説明会に参加し、入居を決めました。僕がこのシェアハウスyuyuに住みたいと思った理由は、「語り合う仲間、ともに高めあう仲間が欲しかった」からです。

こちらのnoteでも記した通り、僕は2020年いろんなことに挑戦してきたつもりです。(もちろんまだまだやれたはず)でも、どうしても孤独を感じてしまうときがありました。

なぜか?それは同学年、もしくは自分より下の世代でともに高みを目指しあう仲間が近くにいなかったから。札幌に面白い同世代の学生は沢山いるけど、北海道大学という僕が属している主軸のコミュニティの中では見つけることができませんでした。まあ、人脈が無いだけか。

そんな風に孤独を感じていたわけなので、日々の思考を共有したり、やりたいことをアツく語り合う仲間が欲しかったんです。そんな仲間を見つけたい僕の目にyuyuは絶好の場として映りました。

これが僕がyuyuに住もうと思ったきっかけです。

その場から逃げ出したくなった

見出しが過激的になってしまいましたが、実際に僕は、一時的にyuyuを逃げ出しました。

逃げ出した

入居した日が一緒に住む住人との顔合わせの日でした。続々と現れる同居人たち。ゲストハウスでよくありそうな自己紹介を交わした感想は「この人たち、すげえな。」

今は何をやってて、これから何をやる予定か。ただそれだけを話す自己紹介だったのですが、超濃厚なんですよ。笑

(今思えば、この頃は「何をやっているのか」「何をやりたいのか」といった経歴ばかり気にしてしまっていたなあ)

「こんなおもろい人たちが集まったシェアハウス面白くなるに決まっている。」そう確信していました。しかし、僕が思っていたほどうまくはいきませんでした...。

シェアハウス入居当時(というか今もですが)の僕は、すでに抱えていたインターンやらなんやらで一杯一杯でした。じゃあ「なんでシェアハウス生活始めたんだよ!」って強めのツッコミが返ってきそうですが、それは面白そうだったからです。

僕は面白そうなものが目の前に現れたら思考をすっ飛ばして掴みに行くというマイルールを半年ほど前から自分に課していました。課した当初は固定のプロジェクトなどを担当していなかったので何とかなったのですが、今は何とかなる状態ではありません。(今後は本当にやりたいこと、やるべきことを見極めることが必要だなあと感じてます)

その結果、毎日毎日やらなきゃいけないタスクがあるのに、終わらせることができず、リビングに行ってみんなが楽しそうにおしゃべりしている姿を見ることによって罪悪感を常に感じていました。(住人1人1人の生活スタイルがあるからこれは仕方ない)

追い詰められてくると、折角の楽しい場でもその場を主体的にとらえることができず、ただ作り笑いをすることしかできない状態になったりしませんか?僕はその状態になりました。みんなの無邪気さについていくことができなかった。

そして、自分を振り返った時、「あ、おれ、全然幸せじゃない」と気づきました。これは衝撃的ですよね。だって、僕が昨年末に出したやりたいことは「自分らしく生きる人を増やすこと」だったんですよ?

僕は自分らしく生きる=幸せという定義で考えていたので、自分が他人に対してやりたいことを、自分自身出来ていないという最悪の矛盾を発見してしまったというわけです。

これだけでは終わりません。yuyuには語り合う場を目指す他にもう1つのコンセプトがありました。それは「地域に開けた場」です。これは僕がお世話になったわらじ荘が実践していることでシェアハウスの一部を地域に開放し、地域住民と共に社会教育をすすめていくということです。(うらら、こうくん、あんなさん、この考え方であってる?笑)

僕はこのアイデア、すごく良いと思います。

でも、「すごく良い」止まりでした。

自分ではやりたいと思わない。正直これは入居前からの不安要素でした。別にやりたくないと思っている奴がyuyuにいていいのだろうか?

住み始めてから何日か経ったある日、みんなで今後のyuyuについて考えるワークショップをやりました。その時に、「yuyuを地域に開けた場として機能させるためにどうするべきか」という内容をみんなで話し合いました。

その話し合いの際に、僕はまた主体的になれていないことに気づきました。なぜなら、やりたいと思っていないから。それと同時に自分を俯瞰で見てみました。「地域に開けた場を作っていきたいと考えている人の中に極端に熱量の低い人間が混ざりこんでいる」。この状況が自分にとって耐えられませんでした。(2年後期の大学のゼミもこんな感じだった。)

もちろん、yuyuの住人の全員が全員、熱量が高いわけではないと思うけど、少なくとも自分はここにいるべきではないなと思いました。

これらの出来事が重なった結果、僕はyuyuを一時的に出ることにしました。

充電期間

僕は一旦実家に帰ってきました。久しぶり(とは言っても約5日ぶりくらい)に自分の部屋に帰ってきて、落ち着いて作業して、いつも通りいくつかのMTGをこなして、自分と対話しました。

充電期間中にある方に言ってもらった言葉がとても刺さりましたのでシェアしたいと思います。

「ほかの人の人生を生きちゃダメです!必ず自分で選択しましょう!」

「周りの人に嫌な奴だと思われたくない。」「せっかく頼まれたし、なんか面白そうだから手伝ってあげようかな。」「まあ、そんなやりたくないけどとりあえずやってみっか。」

気付かないうちに、僕は他人の目をめちゃくちゃ気にしてたことに気づきました。「いや、まったく自分らしく生きてないやんけ。」とまたツッコミが入りましたね。

というわけでシェアハウスを出る(退去)ことを決心しました。

脱走からの期間

とりあえず、気持ちは落ち着いたし、みんなに想いを伝えなきゃいけない、ということで僕はyuyuに戻りました。

僕が取り組んだことは、自分の想いを包み隠さず、住人1人1人に伝えることです。みんなを集めて「実はyuyuを出ようと思っているんだ。」と伝えることもできました。でもそれは何か違うなと思いました。

やっぱり1対1で、お互い腹を割って話さないと見えてこないことってあると思うんです。だから、僕は1人1人に本気で向き合うことにしました。

結論、「まじでこの選択をしてよかったな。」と思います。今までは自分1人だけ悩んでるんじゃないかと思っていました。しかし、話してみるとみんな似たようなことで悩んでいるんですよね。

お互いの弱い部分をさらけ出したことで一気に距離感が縮まった気がします。結局1週間ほどかけてほぼ全員と話しましたが、全員が異なる観点からの感想、応援、FBをくれました。

全員に共通していたのは「僕の意見を尊重してくれた」ことです。本当に感謝。まじでyuyuには素晴らしい人格者しかいないです。笑

1人1人と向き合ったことによって自分が勝手に抱えていた重りが軽くなっていき、それに加えて住人との関係性も良くなっていったので、日に日にyuyuでの生活は楽しくなっていきました。

気付いたら作り笑いじゃなく本当の笑いになってましたね。たくさんコイバナもしたし笑(コロナのおかげでそういった世間話をする機会がめっきり減ってしまいましたが、人間関係において雑談って超大事です)

なので充電した後のyuyuでの生活は比較的充実していました。ただ、総合的に判断した結果、自分が幸せを追い求めるためにはyuyuにいるべきではないなと判断し、2/24に実家に帰ってきました。

yuyuで学んだこと

本当にたくさんの人生の教訓を学んだので箇条書き形式で書き連ねていこうと思います。

・自分と向き合う時間、自分と対話する時間は絶対に必要
他人と対話することも重要ですが、それが効果を発揮するのは、自分と向き合った結果、何とか絞りだした答えを相手にぶつけたときだと思います。

・誰かのために何かをすることの尊さ
本当に何でもいいと思います。皿洗い、米を炊く、ご飯作ってあげる、話を聞いてあげる、おいしいと伝える、お帰りと言う。どんなに小さなことでも誰かのために何かをすることで、幸せは蓄積されていくんだと気付きました。家事を小馬鹿にしてた自分を反省します。

・幸せは仕事の成功だけで形作られているわけじゃない
当たり前のことですが、忘れてました。大切な人の存在とか、趣味に没頭するとか、新しいレシピを習得するとか。小さな幸せも感じれる人間になりたいです。

・みんな、それぞれの形で幸せを追い求めながら生きている
僕はビジネス領域に興味があるのでどうしても学生起業をした人ばかりを見て「すげえなあ」と思っていました。じゃあ、普通に大学に通いながら毎日を楽しく生きている学生、満員電車に揺られながらも頑張っているサラリーマンはすごくないのでしょうか?いや、めちゃくちゃすごいですよね。それぞれにストーリーがあって、様々な思考を乗り越えての今です。その人の肩書を見て、その人を判断することほど愚かなことは無いなと感じました。

・自分の人生を生きる
前述の通りです。本当の意味での優しさとは何なのかを考えたいです。自分を優先しまくって生きていきます。

・やりたいことよりも大事なのはなりたい姿
和也さんからDoingじゃなくてBeingだと言われていたのに忘れていました。反省。なりたい姿になるための手段としてやりたいことがあるのが普通ですよね。もう一回考え直さねば。

・めんどくさいを愛すること
これは住人のとっしーの名言。人と一緒に生きていくためにはめんどくさいを愛さなければならないということです。正直、共同生活なんてめんどくさいの塊だけど、それさえも愛することができれば無敵なんだと思います。コミュニティづくりに役立ちそう。

・主体的にとらえることでその場が一段と楽しくなる
社会課題とかの大きめのトピックでもそうだし、雑談の場でもそう。積極的に突っ込んだり、ボケたり。それだけでめっちゃ楽しくなる。高校時代を思い出しました。

・みんなが満足できるように向上し続ける
誰か一人が不利益を被っている状況は理想的じゃないですよね。全員が満足できるように考え、改善し続けることが大事です。例えば、議論の場。一定の人だけが話しまくって、他の人が入りにくい雰囲気になっているなんてのはよくあること。

まとめ

なかなか濃い内容になりました。多分この2週間のことは一生記憶に残ると思います。

1人1人と話した結果、yuyuには伸びしろがたくさんあって、これからもっと良くなっていくんだろうなということが想像できました。僕はその場にいないという決断をしたけど、yuyuの今後が本当に楽しみです。そして本当に最高の仲間に出会えたなと思います。(たった2週間でこんなクサい文章書いてごめんなさい、みんな笑)

頻繁に遊びに行きます!

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