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思い出話

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子どもの頃から青年期・中年期くらいまでの思い出の話
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#エッセイ

思い出話23 出稼ぎのお婆さん-信州でのアルバイト-(638文字)

私がまだ学生の頃、夏休みに信州の高原へアルバイトに行ったことがあります。 そこでは高原レ…

紫山
5か月前
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思い出話22 ちょっと不快なお礼状(841文字)

以前、幼稚園の子どもたちの写真を撮るアルバイトをしたときの話しです。 私はある事務所で働…

紫山
5か月前
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思い出話21 床屋の前      (512文字)

家の近所にもう長いこと通っていた床屋がありました。子どもの頃から行っていたので、もう何十…

紫山
5か月前
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思い出話20 強烈な腹痛を経験して(551文字)

ある日の真夜中、にわかにお腹が痛くなって目を覚ましたことがありました。 私は布団から起き…

紫山
5か月前
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思い出話19 「Oh my got!」についての面白い話

昔、私の友人から聞いた話しです。 ある時、友人数人で居酒屋で飲んでいたそうです。 そうした…

紫山
5か月前
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思い出話18 顧問先の園児たち

私が会計事務所の職員だった頃、その顧問先に幼稚園があった。 月に一度、そこを訪れ、私は経…

紫山
7か月前
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思い出話17 オカリナを吹くご老人

私はよく、緑豊かな水元公園の中を自転車で通り抜けていくことがあります。 何といっても景色がいいから気持ちがいいし、金町駅に出るにも都合がいいからです。 その公園の中で、時々、オカリナを吹いているご老人を見かけることがあった。 齢八十くらいだろうか、白髪のお爺さんである。 緑のじゅうたんのある木の下で、一人、日本の童謡を吹いているのでした。 周りの人はあまり関心がないのか、聴いている人はほとんどいない。 音楽好きな私は、しばらく自転車を止め、遠くから何気なしに聴いていた。

思い出話16 大変だった親知らずの抜歯

二十代の中頃、私は親知らずを抜くため、子どもの頃から馴染みのある歯医者へ行きました。 親…

紫山
7か月前
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思い出話15 薬は出ないという医師の話

三十代半ば、私は中間管理職の立場にありましたが、仕事上のストレスから、暴飲暴食を続けてい…

紫山
7か月前
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思い出話13 泥棒が入った後のちょっと恥ずかしい話

いつだったか、もうかなり昔、隣の家に泥棒が入った。 当時、その家では、夫の稼いだ給料袋を…

紫山
7か月前
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思い出話12 ごめんな。同級生のI君

小学4年生のある日、私は、その日の授業で使う書道用紙と墨汁を買うために、三百五十円の小銭…

紫山
7か月前
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思い出話11 かつぎ屋と学生

かなり以前の話です。 ある日、私が常磐線に乗り、入り口近くの手すりにつかまり立っていた時…

紫山
8か月前
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思い出話10 昔観てもらった手相鑑定に物申す

私が二十代の前半、ある仕事を辞めて次の職を求めて活動していた時のこと。 何かの手がかりが…

紫山
8か月前
5

思い出話9 想い出の同級生

小学生の頃の同級生に、あき子という女子の生徒がいた。 実はこの同級生、中一のある日突然、脳出血で亡くなってしまった。 地元の同じ中学に入ってからはクラスが違ったが、小学五年、六年は同じクラスであったあき子さん。 急死したことを翌日先生から聞かされた時のことは、今でも覚えているが、当時の先生の話しによると、あき子さんは前夜に突然、 「頭が痛い!」 と両親に訴え、すぐに病院に運ばれたが、そのまま夜遅く帰らぬ人になってしまった、ということでした。 あまりに急な知らせに、私はとて