9月21日 犬と人間の世界のバッドエンドを避けるために未来からやってきたほむらちゃん
勤務先が展示会に出展しているので、少しばかり手伝いに行く。わたしは犬のシャンプーなどのスキンケアアイテムやそのほか犬向けグッズを開発して卸す会社に勤めていて、今日はペット向け製品サービスの大型展示会が開催されていたのだった。
勤務先の社長はもともと友人なのでタメ口で話すような間柄である。この人は放っておくとずっと飲まず食わずで働いていたりするので「お前さっさと休憩いけや!」と言う人間が必要なのだ。
とはいえわたしは製品開発は行ってないので(わたしは社内外広報や総務っぽいことやCSっぽいことをもっぱらしていて、開発をしているのはトリマー兼犬の皮膚の研究者をやっている社長である)展示会で一般の方から質問されるとしどろもどろになってしまうのだが……。
もっと製品知識を叩き込まないとだめだなぁ。
犬や猫などのペット向けの市場は、最近は少しずつ浄化されてきているものの、人間向けのそれとは比較にならないほどの無法地帯である。法が整っていないのと、一般の人の無知につけこんで悪い仕事をする大人が多いのだ。人間の世界で(法整備や知識が浸透してしまって)できなくなったグレーな商売を、ペット向けに展開していることもある。
わたしの勤め先ではそういうことについては「嫌すぎる〜」という立場をとっていて、とにかく法律遵守、動物福祉に基づいた仕事をしていこうよ、というスタンスでいる。
きちんとやっていくことを推奨していかないと、ペット業界そのものがクッソダメになって、ヤバヤバ商売人がヤバいこと言って耳目と金を集めるだけになって、まっとうにやってる人ほど商売やめちゃう世界になってしまう。飼い主も犬も誰もハッピーにならず、スレっスレの金儲けをする人だけが得する世界。バッドエンドだ。嫌すぎる。
犬と人間の未来のバッドエンドを避けるために⚫︎⚫︎年後からやってきたほむらちゃんみたいなのが弊社の社長なのかもしれない。
わたしは善のキュウべえでありたい。
▼にしきやの製品は基本的に全部うまい、ビリヤニも食べてみたいな
▼ややキモくて、いい