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SIW2022イベントレポート⑦〜花田拓海さん〜

続きまして、第7弾は文化服装学院の花田拓海さんです。

独自の観点で、創造性豊かなレポートを上げてくれております!

noteをご覧の皆さんこんにちは。成長王です。

いきなり筋肉操作した戸愚呂弟みたいな奴が「成長王」とか言い出した所で「ヒィッ!頭のおかしい痰壺がしゃべった!?」くらいの感想しか持てないと思いますので、

僕から改めて成長王について説明しますね。

成長の、王です。

かくいう私も現状維持ばかりの人間でした。

見てください

ほらっ

ここ数年のクリスマス前の自分のつぶやきを発掘しました。

ご覧の通り、成長してませんね。

むしろ初期の方がユーモアセンスがあるので、後退してるといっても過言ではありません。

そんな僕が、何故、成長王になれたのか、それはSIW2022に、Student Ambassadorとして参加し、学びを得まくったからです、

今回は、僕が参加したセッションの紹介をしていこうと思います。これから出てくるアイディアはみんなも参考にしていいですよ。そういうノウハウをシェアするの、抵抗ないタイプ、俺。

いくぞっ!

YOUは何しに就活へ

まず参加したのは、『YOUは何しに就活へ』です。

内容としては、「これから就活をする学生と、就活をもっとポジティブにするためにはどうしたらいいのか、考える会議」とのことですが、学生前に就いていた前職では、バキバキの縁故採用だった僕が、リアルタイムに就活をしている学生のみんなが、どのような空気感を持っているかを知るべく参加します。

さっそく渋谷に向かったのですが、

めっちゃ宣伝されてる。

俺が気軽に参加したSIW、もしかしてとんでもないイベントなんじゃないか、俺のポケットにはとてもおさまらない代物なんじゃないかと震えながら会場へ向かいます。

あっ!

しょこたんだ!!!!!!

おーーーい!!!!!しょこたーーーん!!!!!俺だよ、俺!!!!!!!!!!!俺はいまでも芸能界出たての頃のノリ覚えてるぞーーーーー!!!!!!!!!!!

さ、オタクの星にも会えたところで、会場に到着しました(到着前、迷ってオフィス棟を彷徨ってました。休日に出勤してる偉い人を探す、逆なまはげを見かけた人いたら、それ、俺っす)
早速、主催者側からの一つの難題を突きつけられる。

卓上のお菓子が絶対にグループ全員に行き渡らない数になっている。
俺には分かる。これは問いかけだ。就活とは言わば蹴落とし合い。自分の席を確保するためには誰かを犠牲にするしかない、お前たちにその覚悟はあるか。そんな想いがこのお菓子から伝わってくる....。今日は一筋縄ではいかないみたいだ。

そんなこんなで早速、スピーカーのお二人がトークセッションをされています。お話によれば現在の就活は慣習や暗黙のルールで息苦しいものになっているということです。

わかるわ~。わかる。友達もグループ面接で「あなたを野菜に例えるとなんですか?」っていう意味わからん質問されてたもんな~。それで、その友達「きゅうりです」って答えてたんだけど、理由聞いたら「おいしいから」って。いや、栄養ないこと逆手にとれし。

えっと、なんだっけ。まぁ、つまりそういうことです。現在の就活は兎にも角にも雁字搦めになっているということです。

次にグループワークの始まりです。人見知りの僕は「.....ッス~」っというPL学園野球部の挨拶だけでやり過ごします。僕が付箋に込めた想いは「服装自由が結局スーツだという慣習もそこまで悪くない。

本当に自由になった暁には考えることが増えるし、実際に自由でもTPO上オフィスカジュアルが限界なので服装での自己表現には至らない」といった考えや「現状の就活システムでは『就活力』のみでの判断になっているが、実際に不合格をつきつけられた就活生はつい全否定されている気分になり、鬱になる」といったことです。私たちの班は後者のソリューションを考える流れになりました。

最後には、各班の発表がありました。ウチの班からは、「総合評価と就活力の評価、多角的に評価できるシステムのつくる」といったところから「ベーシックインカムで全部解決」といった壮大な結論まで出たことを発表。

絵で表現してる班がある。すげ~。

全ての班の意見が出揃い、いよいよ最も取り組むべき課題の選択になります。多数決の結果、自分たちの班の意見が選ばれました!就活済み2人、これから就活2人、そして縁故採用の俺一人という絶妙な班構成が功を奏したのでしょう。

ただ、

違う班の付箋が落ちまくってたのが不穏な感じがしました。就活で「落ちる」って....

まぁ、これもまたいい「オチ」になったのではないでしょうか(座布団、2阿僧祇枚)

いいセッションになりました!ありがとうございました。

渋谷から思いついたアイデアを音と映像にしてみる

ここからは、オンラインでの視聴となりました。SIWはオンラインでの視聴がアーカイブも含め可能です。一切スポーツをしてこなかったインターネットボーイの僕にもピッタリなイベントです。

まず見たのは「渋谷から思いついたアイデアを音と映像にしてみる」

こちらは、東京アンダーグラウンドシーンのライブやレイブで、人々を魅了し続けるtamanaramenの2人が「渋谷」というワードからひらいめたアイデアをもとに、渋谷の街の音や動画を素材として作品を制作するという内容なのですが、かくいうこの私、tamanaramenが大好き。何度も、ライブを目にしてます。

そんなお二人をこんな場で見れることが嬉しい。いつもは一リスナーとアーティストという関係、しかし、今はアンバサダーとスピーカーという対等な関係。

俺、と

tamanaramen

俺たちは対等なのだ。これがweb3.0。情報社会の進歩を感じずにはいられません。

この試み、まじで凄いことだと思う。そもそも、渋谷という『街』を指標に音楽を構築していくってかなり新鮮な発想。彼女達が得意とするアンビエントは「環境音楽」の一部であり、街に溢れる音、雑踏、人々もまたその「環境」と言える。街にフォーカスしたクリエイションを様々なクリエイターが生むことで新たなカルチャーを創設できるのではないかという可能性さえ感じました。

これが新たなアンビエント....。感動した....。

コロナ後の音楽・ハコとデジタル〜失われたものと生まれたもの〜

続いて視聴したセッションは「コロナ後の音楽・ハコとデジタル 〜失われたものと生まれたもの〜」です。

こちらは、VISION、contactといったクラブを経営する会社の代表取締役をされている人見大志さんやレジェンドDJのWATARAIさんなどが参加する豪華セッション。特にVISIONやcontactは先日閉店してしまい、カルチャー全体に大きな波及を呼んだこともあり、興味津々で参加しました。

したのですが、個人的には物足りない内容でした。というのも、前述したVISIONやcontactが閉店してしまったことで、海外の大物アーティストを呼ぶハコは渋谷にはない状態に。実際に、今年10月、緊急来日した大物DJを出演させたクラブの対応が非常に悪いもので、日本全体のクラブカルチャーの在り方が議論されるものとなりました。

そんな、カルチャー全体の過渡期である現在で、スピーカーの方たちは、NFT、メタバースといった、先端のコンテンツ、『はやい』コンテンツによるハックを提案していました。これじゃあ、ダメ.....。クラブにおける自助の限界なども多く感じている現在、ミュージックカルチャーに留まらず、全てのカルチャーにおいて、『はやさ』に囚われない、より根本的な視点が必要なのではないでしょうか。

僕にまた、クラブで安心して爆踊りさせてください...。

新しい未来のつくり方

最後に参加したセッションは「新しい未来のつくり方」

こちらは、経済学者として有名な成田さんやプロゲーマーとして先頭を走るときどさんなどが日本の未来についてざっくばらんにトークセッションしていくという内容です。

僕、こちらのお二人どちらも大好きなのですが、この二人が学生時代の同級生で同じ部活だったというとんでもない情報まで飛び出てました

僕も思わず、成田さんのシグネチャーの丸と四角のメガネをかけて応援します。近くにあったカレー屋のポイントカードを四角として使ったため、オッドカレーポイントアイになってしまいました。

そんな、独眼竜の僕がセッション中に特に気になった言葉が、成田氏のおっしゃった「現在の多くのバズワードは、メディアが無理やり生み出したものであり、連続性の中にあるものだ」ということ。

前参加セッションで自分が言った「はやさに囚われない」っていうこともこういうことなのだと得心がいきました。これからは100年単位での変化を俯瞰し、新しいワード、ラベリングに囚われない、長期的な目が必要なのだと感じます。それが現在の資本主義の限界への対抗策だとさえ考えられます...!



以上で参加セッションのレポートを終わらせて頂きます。
みなさんも来年、再来年と続くSIWに参加して、成長王になってください。

ちなみに僕は

SIW会場で配っていた渋谷飴を無料だからと根こそぎ貰っていったら、一生飴を舐め続けることになり虫歯が増えました。俺は所詮、まだまだ資本主義の犬。それでは。

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