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シタールと申します。オラクルカードリーディングをしています。色、音、香りが好き。人類よ…

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シタールと申します。オラクルカードリーディングをしています。色、音、香りが好き。人類よりも動植物に近い生き物。 だいたい毎朝カードを引いています。 https://oracle-sitar.localinfo.jp/

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大粒の雨

少し強めの雨が好きだ。 折り畳み傘では心もとない位の雨。 大荷物で仕事に行く時など少し憂鬱になることもあるけれど、レインブーツで雨の日に歩くのはいつも楽しい。 水たまりがあると、うきうきする。 植え込みや街路樹の香りが放散されて、空気が野生味を帯びた緑ぽくなるのが良い。 アスファルトも草地の土も良い匂い。 雨の日は音も良い。 傘を打つ雨の音も楽しいし、車道を車が走る音が近く感じられたり、遠くの話し声も違った聴こえ方になるので聴き入ってしまう。 雨の前に気圧が下がる時は

    • 若草色と萌黄色

      4月から5月の新緑が好き 新芽や発芽の時の柔らかな黄緑は、ほんの一瞬だけ クリソプレーズみたいな明るい緑は、日々濃くなって夏にはマラカイトの緑になる どちらも良い緑だけれど、この時期のまっすぐ太陽を見て伸びて行く色には特別な透明感がある

      • 都会の化石

        百貨店の壁に使われている石材が好き。 大理石の中によく見たらアンモナイトなどの化石が入っていたりする。 これを見つけるツアーもあるらしく、いつか参加してみたい。 この画像は化石ではないけれど、百貨店のパウダールームの壁で見つけた内包物の青いハート。 角度を変えて見るとグレーになったり青く見えたり、ラブラドライトのような輝き。

        • 私のリーディングについて

          大好きなオラクルカードリーディングについては、お話ししたいことがたくさんあります。 なのに改めて書こうとするとなかなか難しくて、まだ一件も投稿していないことに自分でも驚いています。 リーディングはひとつひとつが違っていて、全てが例外的。全体としてこうだと言うのが難しいのかもしれません。 実際のところ、たくさん引いて頂いてストーリーが完結する場合もあるし、一枚引きで十分な時もあるのです。 そんなリーディングですが、先日メインページにアップした記事をこちらにも記録として残して

        大粒の雨

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        記事

          ミモザの季節

          春になるとお花屋さんの店頭にふわふわの黄色いミモザが並ぶ。 黄色は好きな色だけれど、特にこの黄色が好き。 日本では春といえば桜。ヨーロッパではまだ寒い頃に春を先取りする水仙の黄色が春のイメージだと聞く。 日本でも蝋梅や小さな白い水仙や梅など、香りの良い花が肌寒さの残るこの時期らしさを感じさせる。 ミモザは花は小さいけれど、見上げるような高い木からあふれて来るように咲く花は見事なもの。 近所に大きなミモザの木があって毎年楽しみにしているのだけど、昨年は少し控えめな咲き方だ

          ミモザの季節

          石の中の虹

          虹の女神イリスの名を冠した水晶 アイリスクオーツが好き 完全に透明な天然石も良いけれど クラックがあって虹が見えるものが好き 内包する傷が光を反射させて それが虹色に見える 天然の虹はとても貴重なもので この頃は加工された虹も多い 画像は加熱処理を施して 全体にクラックが入っているもの 敢えて作られた傷は痛ましいけれど 窓辺でくるくる回してみると そこは夢のような世界

          石の中の虹

          ロマネスコ

          ロマネスコが好きで、少し安くなっていたらつい買ってしまいます。 フィボナッチ数列とか、フラクタル構造とか、そういうものに惹かれます。 大きいものも小さいものも同じ形を持っているという法則は、私が好きな「上のごとく下も然り」という言葉とも通じます。 眺めているとつい思考が飛躍してしまいますが、まず単純にこの不思議な形が大好きです。 美しくて、さらに美味しい。 明るい黄緑色もスタイリッシュ。

          ロマネスコ

          雨の前、街灯

          夕方、街灯が点り始める時間。 いつも同じように点灯するのだけど、雨の前だけは特別な美しさに目を奪われる。 街灯のオレンジ色が同心円上に淡くなりながら広がっている。 グラデーションを描いた無数の円が見える。 私の推理では、雨の前で湿度が高いと空気中の水分が多いから光をより反射しやすいのではないか。 水彩画の水でぼやかした境界みたいなものなんじゃないか、と思っている。 それを目にした時はいつも急いで撮影してみるのだけれど、見たのと同じように撮れたことはない。 光の粒が並んだ

          雨の前、街灯

          グラスを通した光

          ワイングラスの底を透過した灯りを見るのが好きです。 白ワインだと神々しい金色の輝きだったり、たまに虹色に見える。 赤ワインだと炎のような色になることを最近知りました。 私が空いたワイングラスをじっと見つめている時は、そんな時。 ライトとグラスと観る者の位置関係なので、隣の席からだと見えなかったりするんですよね。 でも、お代わりは何にしようかなと考えている時もあります。

          グラスを通した光

          義理堅いアゲハ

          気がつけばお盆も過ぎて、勢いのあった夏は熟してしまいました。 蛹のことを書いたので、これを書かずに夏は終われません。 ベランダ育ちのアゲハは、ちゃんと巣立ちました。 1匹目は私が起きてくるのを待って、ベランダを飛び回って去りました。 2匹目は床に落ちていたところを手製の蛹ポケットに入れておいたら、そこから出てきて羽を乾かして、飛び立つまでを見せてくれました。 3匹目は大阪直撃と言われた台風の日。 羽を広げ切ることができないまま、ベランダの床に横たわっていました。 どう

          義理堅いアゲハ

          蛹を支える細い2本の糸

          今年は蝶は育てないと書いたけど、知らぬ間に育っていました。 見つけた時はもう大きくなっており、その翌日には蛹に。 使っていない植木鉢に捕まり、上手に糸をかけて体を固定していました。 1日がかりで蛹の色は薄緑から褐色に変化。 そして10日程経った朝、ベランダに出たら大きなアゲハが飛び回っていて、私に何度か近づいてきて、そのまま元気に飛び去って行きました。 木には悪いけど、無事に育って良かったなと思っていた今朝。 また見つけてしまったのですよね…。 もう大きくなった青虫が3

          蛹を支える細い2本の糸

          梔子の香りに溺れる

          クチナシの香りが好きです。 道路の植え込みや公園にも多いので、この時期は知らない道を通るのも楽しい。 クチナシの香りがすると、お花がどこにあるか辿りたくなるので回り道が増えます。 ガーデニアの精油や香水も持っているけれど、実際に咲いている花の香りはもっと微妙な揺れがあって好き。 柑橘のような感じと葉の青臭さが少し混ざっているから、濃厚な甘さも暑苦しくはない。 そんなクチナシの木を贅沢に切って、花も蕾もついた枝をたくさん頂きました。 今も部屋の中で咲き乱れていて、呼吸をする

          梔子の香りに溺れる

          花々の王

          写真を整理していて、懐かしいフォルダを見つけた。 もう10年以上前、仕事で精巧な造花を作る為に、たくさんのバラを分解することになった時のもの。 一輪の花を構成する全てのパーツがどれだけあるのか、並べてみて驚嘆した。 花弁の数、大きさと形、組み合わさり方。 まだまだ咲ける花を何輪も、壊して行く後ろめたさは強烈で、今も覚えている。 しかしそれを超える驚きと畏敬の念。 会議室に充満する芳香。 もったいなくて全ての花弁を押し花にして残してはみたけれど、顧みる機会はなかった。 ち

          花々の王

          昇る煙と灰

          香りは私の暮らしの一部です。 アロマテラピーで使われる精油も好きですが、香木や香草を焚くのも好きです。 朝の瞑想の時、部屋を掃除した後などに焚きますが、煙そのものの効果を一番感じるのはお焚き上げ。 人に聞いてもらっても仕方ないこと、もうすっきりしたいなということがあると、お焚き上げをします。 便箋1枚か2枚に思っていることを一息に書いて、それを香りの良いものと一緒に燃やします。 火が怖い性分なので、アヴァロンシェルを流し台に置いて、防火対策は万全で。 煙と共に昇華して行

          昇る煙と灰

          アゲハ蝶の卵

          ベランダのスダチの木を毎日チェックしている。 今日アゲハ蝶の卵をいくつか見つけて、葉から落とした。 幼虫になってしまうと可哀想で駆除できない。 去年は二匹育てて、小さな木がとても弱ってしまった。今年は木を保護する事に決めた。 黄色い小さな月みたいな卵。 後ろめたかったので、写真はなし。

          アゲハ蝶の卵