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花々の王
写真を整理していて、懐かしいフォルダを見つけた。
もう10年以上前、仕事で精巧な造花を作る為に、たくさんのバラを分解することになった時のもの。
一輪の花を構成する全てのパーツがどれだけあるのか、並べてみて驚嘆した。
花弁の数、大きさと形、組み合わさり方。
まだまだ咲ける花を何輪も、壊して行く後ろめたさは強烈で、今も覚えている。
しかしそれを超える驚きと畏敬の念。
会議室に充満する芳香。
もったいなくて全ての花弁を押し花にして残してはみたけれど、顧みる機会はなかった。
ちょっと忘れられない1日。
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