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「台湾旅行の上級編!?」見ないと100%損する台東の楽しみ方!【現役台湾留学生が実際に行ってきた!】

こんにちは、ARCHです!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

突然ですが質問です!
あなたは台東(tái dōng)に行ったことがありますか?

台東(tái dōng)は台湾の東南部に位置する豊かな自然環境を特徴とした地域です。
台東はその位置や交通の関係から、訪れるのに比較的長い移動時間が必要であるため、なかなか訪れる機会を見つけられないかもしれません。

しかし!
台東には訪れないのはもったいない台東ならではの多くの魅力があります!

今回私は実際に台東に訪れてきたので、その様子と共に台東旅行をより楽しむための情報をお届けします!

早速見ていきましょう!



台東ってこんな所!

まずは、「そもそも台東ってどんなところ?」というところから確認していきましょう!

台東は台湾の南東部に位置する県です。
下の図の赤い点線で囲まれた部分が台東縣の範囲で、その大きさは台湾第三位という非常に大きな県となっています!ちなみに赤い実線で囲まれているあたりが台東の中心市街地です。

Google mapより

台東は雄大にそびえ立つ山々、そして176kmにも達する海岸線、蘭嶼、緑島という二つの離島など豊かで美しい自然環境に囲まれた地です。そのため、台湾のコシヒカリこと「池上米」や茶、カツオなどが特産品として有名です。

また、台東は熱帯性気候に属し、また山脈や海流の影響を受けるため、年間を通して平均気温22℃以上の月が8か月もあるということで、年間を通して非常に観光に適しています。さすが「太陽の故郷」とも呼ばれる台東ですね。

さらに、台東は先住民の文化が政府の支援によって色濃く保存されている地域であり、阿美(アミ)族、排湾(パイワン)族、卑南(プユマ)族、達悟(タオ)族、布農(ブヌン)族、魯凱(ルカイ)族などの先住民の文化を感じることが出来る場所でもあるのです!

台東駅前にも原住民文化と関わりある置き物がありました

台東までのアクセス

ここでは台東までどのように行けるのかを見ていきたいと思います!

結論から申し上げると、火車(電車)が一番便利でスピーディーな移動手段となります!
台東までは直接新幹線で行くことはできず、また台湾を東西に分けるように位置する山々をぐるりと避けるように移動する必要があるからです。台湾国内線飛行機もありますがお値段高め…

なので今回は台北と高雄から火車(電車)で台東に向かう方法をそれぞれご紹介します!


台北から台東(北廻り線)

台北から台東に電車で移動する場合、乗車時間はおよそ3時間30分~4時間30分、チケット価格は約783元/人片道が最も平均的になります。

高雄から台東(南廻り線)

高雄から台東に電車で移動する場合、乗車時間はおよそ1時間45分~2時間30分、チケット価格は約362元/人片道が最も平均的になります。

(乗車時間・チケット価格情報元:台鐵公式ページ
※時間帯や電車の種類によって所要時間やチケット価格に幅があるのでご予約やご購入の際には今一度ご確認を!


東部に電車がたどり着いてから窓の外に見える山や海などの景色は、台湾東部旅の楽しみの1つといえると思いますので、ぜひお見逃しなく!

こちらのページも台東までの移動について詳しく書かれているので参考にしてみて下さい!

こちらは街で偶然見つけた建物
台東周りの駅の名前が建物に書いてありました笑

台東に来たからには食べたい!

ここでは台東ならではのグルメをご紹介していきたいと思います!

・米苔目(mǐ tái mù)

まず台東といえば、こちら米苔目。
米粉とサツマイモ粉を組み合わせて作られた麺は、うどんのような見た目でありながらも細くて短く、滑らかで弾力ある食感です。
あっさりとしたスープに台東産のかつお節をかけ、煮卵を加えるのが王道という一品です。

今回私は、「老東台米苔目」というお店に行ってきました!

停めてあるバイクからも分かるように
多くの人でにぎわっていました
今回私は暑い中歩いてたどり着いたこともあり、
乾麺の方を選びました!かつお節の香りが良い!

台東にはもう一店舗有名な米苔目店(下のリンク先)があるのでそちらも良ければ訪れてみて下さい!



・卑南豬血湯(bēi nán zhū xiě gāo)

卑南は卑南族(プユマ族)のことを指し、豬血湯は豚の血を固めたゼリー状の食べ物の入ったスープを指します。
こちらの一品は50年近く歴史があると言われている、この土地のおふくろの味的な存在であるようです。

少し食べるのに勇気がいるかもしれませんが、台湾ならでは、そして台東名物であるのでこの機会にぜひとも食べてみて下さい!


・包子(bāo zi)

台東の東河郷と卑南地区の包子(中華まん)は、ジューシーな餡としっかりしていながらも柔らかさを残している皮が特徴です。
その秘密は独自の製法と品質の良い材料にあります。
肉まんでだけでなく、他にもいろいろな種類の具の包子があるのでぜひあなたのお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?

可愛い袋発見!

・原住民風味料理

自然豊かな台東の環境で育まれた食材を用いる原住民風味料理。
台東の自然の恵みを感じられるとともに、原住民風味の特別な料理を味わうことが出来ます。

こちらに詳しく台東原住民族料理のおすすめご飯屋さんやエリア別マップがまとめられていますのでぜひ参考にしてみて下さい!



・池上便當(弁当)

台東県の池上郷は台湾のコシヒカリ「池上米」が有名な米どころです。そのため池上駅前は地元で採れたお米を使ったお弁当が並ぶお弁当街となっています。その中には、「悟饕池上飯包」という今や台湾のどの街にもお店がある有名お弁当チェーン店の発祥地も!

ちょっと余談ですが、池上弁当の特徴の一つに「木のお弁当箱」があります。これは保温性や抗菌性、吸水性や環境保護の面において優れたお弁当箱であるためなんですね。

そんな池上弁当をみなさん試してみてはいかがでしょうか!?
こちらの記事では池上弁当の食べ比べがされているので、ぜひ参考にしてみて下さい!



以下のサイトでは、以上の内容には書ききれなかった台東のおすすめグルメの紹介、そして具体的な店舗のおすすめと検索が可能になっているので良ければ参考にしてみて下さい!


おすすめスポット!

ここからは、台東に来たからには訪れたいおすすめスポットをご紹介します!

・鹿野高台(lù yě gāo tái)

鹿野高台は台東県鹿野郷に位置する高原です。高原から見下ろせる周辺に広がる田んぼや、山々の緑と青々とした空が自然の美しさと心地よさを感じさせてくれます。

きちんと区画された田んぼの緑と空の青

この場所ではパラグライダー、芝滑り、熱気球などのアクティビティを楽しむことが出来ます!
また、鹿野高台で特に有名なのは毎年夏休みに開催される「臺灣國際熱氣球嘉年華(台湾国際バルーンフェスタ)」です期間中は毎日朝と夕方に様々な熱気球が空へと舞います。日によって舞う熱気球が異なるので気になる方は以下のサイトを見てみるのがおススメです!

今年はキティーちゃんが生誕50周年ということで
会うことが出来ました〜!

2024年の今年は8/19までイベントが開催されていますので、ぜひとも足を運んでみて下さい!

公式サイト:

Google map:



・三仙台(sān xiān tái)

三仙台は台東市からバスで約二時間ほどのところにある観光スポット。沖合にある3つの大岩礁は、かつて3人の仙人が岩の上で休んだという伝説があることから三仙台と呼ばれています。
元々は陸地とつながっていた一つの岬だったのですが、海水の浸食により離島となり、その後波のようなデザインが印象的な橋がかけられたことで現在の様子となりました。

この橋を渡って向こうの岩のところまで行けます

雄大な山々を背景とし、空の青さと海の青さが一面に広がる光景が非常にフォトジェニックなものとなっています!

美しい…



・多良車站(duō liáng chē zhàn)

台東縣の太麻里郷にある多良車站(駅)は「台湾で最も美しい駅」と呼ばれる廃駅を利用した観光スポットとなっています。
両端がトンネルで山の斜面にありながらも、一面に広がる海を見渡せるという特徴的な光景が広がります。



・知本温泉(zhī běn wēn quán)

知本温泉は、知本駅から約7km程の所にある台湾最大級の温泉地です。「台湾東部一の美景」という誉れを持つとも言われています。お湯はアルカリ性炭酸泉で無味・無臭・無色という最上級の泉質です。

大自然やその季節による変化を眺めることが可能な露天風呂もおすすめです!



・伯朗大道(bó láng dà dào)

伯朗大道は池上郷に位置しており、電信柱や民家など視界を遮るものが無く、山々や水田のどこまでも広がるような風景を存分に味わうことが出来ます。そのまっすぐ伸びる道をレンタサイクルで駆け抜けるのは爽快であること間違いなし!

ちなみにこの場所が伯朗大道と呼ばれるようになったのは、「伯朗咖啡(Mr.Brown Coffee)」がこの地をCMのロケ地として利用したことがきっかけであるようです。



富岡地質公園(小野柳xiǎo yě liǔ)

富岡地質公園は、地殻変動や波の浸食などの影響を受けて自然によって作り出された世にも珍しい岩の数々が見られる場所です。「小野柳」とも呼ばれているのは北部にある野柳と似ていることに由来します。中には豆腐岩やキノコ岩と名付けられた特徴的な岩もあるので、ぜひ足を止めながら探してみて下さい!

また、付近の富岡港からは、綠島・蘭嶼島への船も出ています。
綠島、蘭嶼も台東のおすすめスポットです!
綠島、蘭嶼についてはこちらの記事で詳しく書かれていますので参考にしてみて下さい!


まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回私が一泊二日で実際に台東に行って感じたのは、台東は本当に広いので時間に余裕をもってゆっくりと様々な場所を巡ってみるのがおススメであるということです。

豊かな自然に囲まれ、食や文化の面でも多くの魅力を持つ台東。
ぜひみなさんにも訪れて頂きたいです!

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
今後も様々な内容を発信していきますので、良ければスキ・フォローしていただけるとありがたいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!


執筆:Eito、サムネイル:Natsumi

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