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婚活投資家が結婚できなかったわけ

 私、婚活投資家も結婚するチャンスがなかったわけでは、なかった。ただ、できなかった。なぜそうなったのか。事実は、どこにあったのか考えていく。モテないこと、学生時代の環境が厳しかったことによる経験不足がある。婚活歴は、8年を超え、デートの人数は70人となった。ただ、そのほとんどが2回目に続かない。色々、恋愛のHow to本を読んで勉強したが目を見て話しをできない、冗談が言えない。要するに知識だけでなくそれを行動に落としきれない典型例になっている。また、私の通っていた大学は、工業大学で女子学生が圧倒的に少なく、付き合っているひとが6%しかいないところだった。あまり、誰かと付き合いたいと思わなかったとこも大きい。唯一、お付き合いしたいと思った方に告白したが断られてしまった。そういう状況もあり、経験がなく30歳になってしまった。

 結婚情報紹介のツヴァイを1年間頑張り25人の人と会いなんとかお付き合いする人ができた。その方は、ルックスは、すごく好みで一緒にいて落ち着くため、恋愛的には、すごくよかった。結婚について相手からは、OKをもらっていたが、私の方が結婚に踏み切れなかった。結婚って、一生一緒にいると考えたら相当覚悟がいると思うんです。覚悟というか根拠のない自信みたいなものって考えています。以前の記事にも書いたが私は、ローコンテクストカルチャー要素が日本人のなかでは強いと考えている。曖昧にせず、しっかり話し合いをし、お互いの考え方を確認したと考えているし、婚前契約書も作成してもいいのではと考えている。一方、相手方は、典型的なハイコンテクストカルチャーらしく、話し合いをあちら側から提案されたことは一度もない。友人の一人は、自分から話し合いを提案してたらいいのではといわれたが私はだめだった。好きとか愛しているとか言ってくれたことも一度もない。男って一個でも大きなことがあったらそれが心に残るいきものだから一回でも言われていたら変わったんだろうなあと思っています。あとは、相手が実家暮らしで土日に家事をするって考えが欠落していることは大きかった。一人暮らしをされている方は、みなそうだと思うが、洗濯や掃除、料理をしないにしても外食したり総菜を買ってきて食べたりと食事を準備していると思う。程度の差こそあれ、何らかの家事を休みの日に行っていると思う。時間を確保して余暇や勉強に充てたい思いと平日と起きる時間をかえないことで体調を整えていこうという思いから私は、朝5時起きをしている。彼女が私の部屋に泊まり来た際に、私は寝る前に朝5時に起きていいか確認を取った(how to本的には、男は女性より遅く起き化粧が終わるのを待つのがよいとされている背景もあったから)。相手も了解してくれて安心して私は、5時に起きた。さすがに相手が横になっているのに洗濯機をかけるるのはよくなかろうと英語の勉強を静かに静かにしていた。どうしても起きると音がでてしまうので相手も起きてきた。起きる必要ないといったんだけど、まあそんなものかと思った。その日は、特に何かを言われることはなかったが、次のデートから毎回そのことについて小言を言われるようになってしまった。私って何か悪いことしましたか?1回、2回なら別にいいけどさすがにそれ以上となるとあまり気分のいい話ではない。運動の習慣があってその習慣をねちねち言われて気分のいい人はいないと思うのだが、それと同じだと思う。まあ、実家くらしだし分からんやろうなあと思って我慢してた。その数か月後、突然、喫茶店で別れを告げられました。冷めたって言われました。頭が真っ白になった。そのためそれに素直に応じてしまったことに後悔している。変わらんかもしれないけどもう少し話をしたかった。彼女の口から出てきたのは5時起きのこと。私がいいと思って続けていた習慣だけにショックが大きいし、いまだに心はきずついている。もちろん、恋愛は不慣れなだけにもちろん粗相はあったと思うのだが、よりにもよってそこなのかあ。まあ、理由付けにしやすいってのはあるんだろうなあ。

 ここまでは、よく周りにも話していることなんでけどもう一つ決断できない理由があります。私が彼女を泊まりに誘ったときに親が~って一声目に言われたことです。分かりますか?一言目ですよ。嫌とか嬉しいとか早いとか遅いかとか、そういうのしない主義なのでとか、私は、あなたの意見を聞きたかった。私は、あなたの親と付き合ってるわけじゃないんだよ。私は、一人暮らしが長いので親の意見を聞くって習慣がないことは理解しているし、実家暮らしだとそうなると理解もある。でも、今は2人のなかの話なんだからそういうこと言われるすごく不安になる。結婚生活は、確かに家と家の問題もあるから2人だけの話じゃないことだってあると思う。でも私の方を見てほしかった。いま思えばこのタイミングで自分から別れを切り出すのがよかったのではと感じています。でも好きだとそれができないんだよなあ。

 まあ、こういうことを経験し、恋愛と結婚の違い、結婚したい人を明確にできたことは感謝している。恋愛は、一緒にいて楽しくて、ルックスが自分の基準以上ならなお良いけど結婚となるとコミュニケーション能力、自立しているってことを求めると明確になった。私みたいな凡人は、失敗のなかからしか学べないのだ。

明日が少し明るくなります。