コーヒーハウス POEMで思ったこと

まったく更新をしなかったから、久しぶりに更新を行うことにしたわけだが、もう私の肩書きが中学生から高校生へと変貌を遂げてしまう時期となってしまった。

私の好きなアーティストに崎山蒼志さんという人がいる。2002年生まれの18歳のシンガーソングライターである彼が生み出す曲は、表現も含め、純文学の小説を読んでいるかのような感覚に陥る。

今放送されているテレビアニメ『2.43』のエンディングにも使用されている、崎山蒼志さんが作詞作曲をされた『Undulation』という曲を少し紹介したい。

この曲は、Undulationとは、日本語で「うねり」という意味を持ち、実際に『うねり』としてもアルバムに収録されています。

私がこの歌詞の中で一番好きな部分が、

『願いが願いのまま終わるなんて嫌だな
でも僕はそれを感じながら生きていくんだろう
そんなふうに寝返りをうつ この僕に
藍色の世界が僕の背中を強く刺す』

というところ。初めてこの曲を聞いた時、崎山さんがこの歌詞を一文一文歌ってく中で一文一文に共感できて少しの虚無に襲われたことを覚えている。

願いが願いのまま終わらしたくない というフレーズ(また近いフレーズ)はよく耳や、目にするが、崎山くんはその先を一文先に綴っていた。

願いを終わらしたくないにもかかわらずそれを認識した上でそのまま生きていく。

さらに震えたのが次の一文。

そんなふうに寝返りを打つこの僕に藍色の世界が僕の背中を強く刺す

本当に、小説を読んでいるのかと思うほどだった。情景の再現は鮮明に再現でき、また、過去の自分もしくは、今の自分の状態や心情とリンクする部分がいくつかあった。彼の歌詞は、私たちといつも混濁するように潜んでいる。

また、私が一番好きな曲に『花火』という曲がある。この歌詞をご覧になって欲しい。

夜、夜、夜、夜の中に咲いた火花が
僕の手を 引くように、
見えてる 聴こえてる この瞬間に
隠れられたら いいのにな
散れたら

蝉の脱け殻
僕も脱け殻の様
自暴自棄 も越えて
土手に向かう
蝉の脱け殻
僕も脱け殻の様
夜は、夕暮れと
混濁していく
今日よ さよなら
今も ここで消えらんない
不意に吹いた風に涙が出るよ

いつも 許されないから
破裂音だけが 意味をなすのさ
虚無をぶち壊すよな
満開の刹那が 希望の声と
咲う 笑う

今日よ さよなら
今も ここで消えらんない
不意に吹いた風に涙が出るよ

深く吸い込む空気に
光が混じってた それが苦しくてさ
虚無をぶち壊すよな
満開の刹那が 希望の声と
咲う 笑う

夜、夜、夜、夜の中に咲いた火花が
僕の 手を 引くように

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息を飲むような歌詞だ。と思った。率直に。

私は、自分の思ったことを言語化することが苦手なので、うまく言葉で表現することができないのだが、青春を絞り出したような、それが静かに滲むような。。

なんて言えばいいのだろう。

とりあえず聞いて欲しいです。

花火を『満開の刹那』って比喩するの、すごく好きなんです。

この曲を聞いた時に湧き上がる感情に名前をつけられないので、ぜひ、この曲を聞いてあなたの感じたことを教えてもらえるととてもありがたいです。

伝えたい、伝えたいんです。私が思ったこと全部言葉にしてシェアしたいんです。

だけど自分にはあまりにも伝えたいことを言葉にする能力がなくて、困ってます。

なんか、読んでくれた方には申し訳ないなぁ。

なので、今回は、今回紹介した崎山さんの曲のMVのリンクを載せますので、感想を送ってもらい、逆にシェアしてもらおうかなと思います。

崎山蒼志 Soushi Sakiyama 「Undulation」 MUSIC VIDEO
https://youtu.be/qgS9eZM_ABM

崎山蒼志 Soushi Sakiyama 「花火」 MUSIC VIDEO
https://youtu.be/fcOzyWb1gKE

最後に:崎山蒼志さんのメジャーデビューアルバム『find fuse in youth』が2021年1月27日にリリースしました!

ぜひサブスク等で聞いてみてください!

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