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アートに興味がない方が読むべきおすすめ本紹介『13歳からのアート思考』

 おはろん。このコーナーやってから読書習慣がつきそうなしらすです。

 毎週日曜は本の紹介コーナー。今週もやっていく。

 前回の本紹介はコチラから↓

 それでは、今日も最後までご覧ください...。

本の紹介

 今回紹介する本はこちら。

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 末永幸歩著、『13歳からのアート思考

 アートや美術館といわれると、私たちには縁のない話だと思われるかもしれない。しかし、アメリカの出来るビジネスマンは朝早起きしてまでも大手美術館のアート巡りをしているそう。

 そう、これはアーティストだけでなく、我々一般人にも必要な「アート」の考え方を載せた、最良書なのである!

この本の見どころ

 本書は、実際に会った6つの美術作品に触れながら、「アートとは何か?を常に問う形で進む。

 例えば、写実主義(見たまんまの絵を鮮明に描くことが美徳であるという考え方)の時代にカメラが発明されて、そこで「アートは死んだ」と言われたのだ。そこから芸術家たちはどうアートを展開していったのか。

 ピカソの「キュビズム」という絵の描き方はいかにして生まれたのか。本当の意味での絵画の鑑賞とは何なのか。また、鑑賞側にたった時どういう視点で作品を見るか。芸術に対して我々が抱く疑問への答えが、本書にはほとんど掲載されている

 また、各章の最初にウォーミングアップという名のもとで実際に手を動かしてもらいながらアートを理解する場面もある。それもあって親子でも楽しめる一冊となっている。

こういう人に読んでほしい!

 この本は、アートに興味がない、絵画の何がすごいかよくわからない人にはぜひ読んでほしい。私自身も、絵画とは何がすごいのかよくわからないまま、ベストセラーだし読んでおこうぐらいの気持ちで買ったのだが、これを読むと、世の中にあふれる絵画を100倍楽しめそうな気がすると感じた。

 また、これは「より良い会社作りをしたい」と思っている会社員にもオススメ。美術館に行く暇はなくても、本を1章ずつ読むことは可能であろう。

評価

読みやすさ:★★★★★(タイトル通り、13歳からでも読める!)
専門性  :★(全く専門性がない)
おススメ度:★★★★★(興味がない人にも読んでほしい)

まとめ

 今回は、『13歳からのアート思考』を紹介した。

 アートの解釈には正解がない。それは、現代社会も同じである。その中で、ある目標に向けて自分なりの解答が出せる能力は必須になるだろう。

 これを機にぜひ読んでほしい。

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