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ホッピーよ 聞いてくれ

「メイド喫茶とかどうですかね?」とホッピーが白い泡をプツプツさせながら言います。
「すごい癒されるって聞きますよプツプツ」
僕がnoteに書く内容で悩んでいると、何か新しいことに挑戦してそれを書いたらいいじゃないとホッピー(3杯目)が提案してきたのです。

(ホッピー3杯目)

確かにそれはご機嫌なアイデアだなと思った僕は、次の日JR総武線に乗り込み秋葉原の老舗「あっとほぉーむカフェ」へと足を運びました。人生初のメイド喫茶。
その成果として手に入れたチェキ(約700円)がサムネになっています。

昨日までの、メイド喫茶を知らない自分に戻れない悲しさもありましたが、なるほど20年近く無くならない業態だなと関心するばかりでした。

(あっとほぉーむカフェ秋葉原本店)

「お店のどの辺が良かったの?」と聞かれたらこう答えます。
「自分で行って確認してください」と。
僕はホッピーを愛飲していて、年間500杯以上は飲んでいます。

ホッピーはその味と見た目から、よくビールと比較されますが、一般的なビールより低カロリー・低糖質でプリン体0というマジカルな飲み物です。味も抜群です。
なぜ合法なのでしょう。そういうわけで僕はビールを年200杯ほどに抑え、ホッピーを常飲しています。

(ホッピー5杯目)

ところでホッピーの「外・中」システムをご存知でしょうか。“外”はホッピーの追加、“中”は焼酎の追加。外1に対し中2ほどでオーダーします。

(一般的なホッピー)

しかし本物のホッパーたちには外も中もありません。
「3冷(さんれい)」こそ至高と考えています。内訳は以下の通りです。

1.キンキンホッピー 2.凍らせたシャリシャリ焼酎 3.冷たいグラス

氷なんて軟弱なものは不要です。アルコール度数が下がらないので、徹頭徹尾ホッピーガツン、焼酎ガツンな味わいを楽しめます。
マドラーもその辺の子どもに与えて遊ばせてください。
箸についた何かしらのタレがホッピーの力を押し上げてくれます。
なぜ合法なのかつくづく疑問です。機会があればぜひ「3冷」をお試しください。

(3冷ホッピー7杯目)

ホッピーの宣伝もできたので、僕の“最近”について書かせていただきます。
1.最近行った展覧会
2.最近読んだ本

■最近行った展覧会

展覧会や美術館に行くのが好きで、気になる催しが発表されると一旦スケジュールアプリに書き込みます。実際行けるかわかりませんが、そのスケジュールを見て「ここまで頑張ろう!」という、そんなモチベーションの保ち方です。

「アニメージュとジブリ展」(@銀座)
全国各地でも開催された人気の展覧会で、宮崎駿・ジブリを語る上で欠かせない「アニメージュ」という月刊アニメ雑誌が軸になった企画です。

「風の谷のナウシカ」もアニメージュで連載されていました。
ナウシカの漫画は図書館にも置いてあるので、未読の方はぜひ。

(ナウシカの服 後ろから撮影)
(ネコバス可愛いです)

こういった場所へは1人で行くので、どんなにフォトジェニックな場所があろうと自分が写った写真はありません。「大切なのは写真より記憶だろ!心に焼き付けろ!」と強がることも、もうなくなりました。

「あらゐけいいちの空想と妄想と想像と創造展」(@渋谷)
名著「日常」で知られる漫画家・あらゐけいいちさんの展覧会。

渋谷のパルコで開催されていました。小規模スペースながらも、作業場が再現されたり実物のアイデアノートが見られたりと充実の内容。もちろん自分を撮ったりはしません。

「冨樫義博展 -PUZZLE-」(@六本木)
「幽☆遊☆白書」「HUNTER×HUNTER」などを生み出した、みんな大好き天才冨樫さんの展覧会。何といっても原画の展示。単行本では味わえない、怨念的な鬼気迫るものを感じることができました。
圧が強くて、背中を引っ張られたようにのけぞってしまいます。

(何の写真も撮ってないので買ってきた図録です)

ここまで見事に漫画・アニメばかりですが、西洋画も見に行きました。

「ルーヴル美術館展 愛を描く」(@六本木)
こちらは国立新美術館で開かれた展覧会。ルーヴル美術館のコレクションから「愛」をテーマに選ばれた絵画を展示。10年以上前にルーヴルで見た…と思うのですが、初見レベルで楽しめました。引力のある絵は何度見ても飽きないものです。

(やはり写真ないので公式サイトより)

ちなみにテレ朝の徒歩圏内に国立新美術館があるので、基本的には出社前後で時間を作って行くことが多いです。(半休が積極的に活用されています!)「ジョジョ展」「新海誠展」といったポップな企画も多いので肩肘張らずに足を運べる美術館です。

(国立新美術館)

最近ではないですが、これまでに面白かった展覧会だと、「怖い絵展」は良い企画でした。元々は「怖い絵」という西洋画を紹介する人気の本があり、その本をベースに開かれた展覧会です。シンプルにビジュアルが怖い絵や、絵に隠されたおぞましい裏話の紹介など、素晴らしい着眼点だなと思わせる内容でした。

■最近読んだ本

「怖い絵」という本の話も出ましたので、最近読んだ本の中で気に入ったものを紹介します。

「地球の歩き方 ジョジョの奇妙な冒険」
最近話題の「地球の歩き方」と「ジョジョ」がコラボした観光案内本です。

ジョジョの舞台は世界に広がっていますので、そこに目をつけるとはディ・モールト(非常に)良い!表紙右上の「1987〜」はジョジョ連載開始年、なんともにくい演出です。ジョジョを知らなくても楽しめる…とは言いにくいですが、「地球の歩き方」には「水曜どうでしょう」「ムー」など色々なコラボ本がありますので読みたくなる一冊が見つかると思います。

「宇宙人と出会う前に読む本」
アメトーークで紹介されて思わず買いました。設定は、宇宙人と話す機会ができた時に、「地球とは」「人間とは」…ちゃんと宇宙人に説明できるかという内容です。

最近アメリカの情報機関で「地球外生命体はいる」と告発があったので、“その時”が来る前に読んでおきたい本です。

「創作の極意と掟」
ブラックユーモアの旗手・筒井康隆が「創作ってこうしたらいいよ」と教えてくれる本です。文章を書く上での注意点やテクニックが載った指南本で、ナレーションを書く助けになると思い読みました。

筒井康隆の本は30冊ほど持っています。高橋留美子も「特に影響を受けた1人」と語っていて、筒井康隆がいなければ「うる星やつら」はなかったともいわれています。

「ぼく」
去年発売された天才詩人・谷川俊太郎の絵本です。

「少年の自殺」という重たいテーマを扱った作品です。内容は読んでみてくださいとしか言えませんが、この本は絵も素敵です。谷川さんとイラストレーターの方が何度もやりとりして、細かい部分まで修正を重ね、ようやく出来上がった作品です。

「ドラえもん探究ワールド 本の歴史と未来」
タイトル通り、本についての本。

表紙のポップさとは対照的に、情報しっかり真面目な内容です。
合間にドラえもんの漫画も掲載されてるので1冊で2度美味しい本です。
ふりがなのことを「ルビ」と言いますが、その由来は宝石の「ルビー」。そんな豆知識も教えてくれます。

「54字の物語Q」
ミラクル9で取り扱った「54字の物語」とのコラボ本です。
ミラクル9の放送で実際に出題された物語の中でも、珠玉の作品が掲載されています。

拙作ですが、僕の作品も載っています。印税入ってます。
あ、そうそう電子版もあるそうですよ。

「コボちゃん」
こちらもミラクル9の「コボちゃんクイズ」つながりで読んでいます。

連載40周年を超える人気4コマ漫画なので、出版された当時の流行や時代背景が感じられるところが面白くもあり勉強になります。

クイズ作ってたら本の著者になってたり、出版社でもないのに、漫画を読んで仕事になるなんて、つくづくこの業界は面白いなと思います。
それでは僕はこの辺で。
ホッピーキメてメイド喫茶に行ってきます。

株式会社シオン
ディレクター
長田 達矢


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