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ワーママは、子ども会を改革したい④~改革具体案前編~

ワーママは、子ども会を改革したい③~深堀りと地域の強み編~ の続きです。

どのように、改革を進めるかですが提案の骨子としては、これに限ると思っています↓↓

運営負担を減らし、魅力あふれるイベント内容で
たとえ自由入会としても会員数を保ち、
維持できる子ども会を目指す!

子ども会を退会すると、お祭りやスポーツイベントに友達と参加できなくなるよ~?などのご意見もありますが、本来であれば、地域の子どもの為の会ならば、子ども会に入会している・していないに関わらずイベントを楽しめるようにするほうがいいと思っています。(子ども会で加入する保険の制約があり、その辺は難しいんですけどね…)

実際に、私個人での活動になりますが私は地域の方たちとタッグを組み、いろいろなイベントを開催しています。運営費は、スポンサーなどからのお金の集め方を工夫していますし、場合によっては参加費を負担していただく形で開催することもあります。そしてけっこう重要ポイントなんですが、大人(運営側)も楽しめるイベントが、最も成功したイベントと言えます!

私自身、子供のための場所を運営しておりますし、地域の伝統を守りたいという気持ちもわかりますが、親が苦しんでいる現状を見ると、おのずと答えが見えています。子ども会の負担を減らすには、現在のイベントを減らすことと、親が担ってきた地域の仕事を外注することを考える必要があります。

地区全体でアンケート調査を実施

地域のイベント全体に関しての意識調査を匿名記入で行います。子ども会のみのイベントに絞るべきでは?という意見も出るかと思いますが、実際に参加している側は、どのイベントがどこ団体の主催か~など分かっていません。子ども会主催のみに絞ると、意図的にイベントをピックアップしてアンケート調査していると勘違いされる可能性があるかな、と。そのため、地域全体のイベントについて聞くほうが正しいデータが得られると考えます。

①参加したことのあるイベントはどれか(参加しなかった理由)

参加しなかった理由も同時に聞くことで、興味はあったけど参加できなかったのか、そもそも日程や時間がライフスケジュールに沿っていなかったのか、などがわかります。項目数に余裕があれば、参加したご家庭に、参加してみてどうだったか、今後も参加し続けるか、なども聞いたほうがいいでしょう。

②今後も存続したいイベントを選ぶ(複数選択)
 この設問で、気をつけたいのは親の意見なのか、子供の意見なのかがわかりにくくなるということです。そのため、「親の参加負担が減れば、存続したいと思うイベント」についても副項目として追加で聞いたほうがいいかもしれません。

③今後やってもらいたいイベントを自由記入
スポーツイベントや子どもリーダー会の内容も、時代に合わせて新しいものを取り入れてもいいと思います。子どもが出店するキッズマルシェをしたい!地域を歩くウォークラリーをしてみたい!など新しいものが生まれるかもしれません。もし、それが開催できるとなると、子ども会の離脱を防ぐ人気イベントに化けるかも?!

③子ども会を自由入会にした場合、入会したい時期(子供の学年)を選ぶ
近隣の、自由入会で運営がうまくいっている小学校の人に聞き込み調査をしました。そこでよく出たのが、1~3年などの低学年の世帯がメイン活動をしているという話。役員も保護者全体が分担して進めているそうです。母数は減ったとしても、自由入会なので「やりたい人がやっている」スタイルでうまくいくとのこと。

これらのアンケート項目で地域全体の小学生世帯のイベントに対する率直なデータが取れるはずです。もちろん、紙媒体ではなくwebアンケートで作成して、データ化しやすくします。

イベントでの運営負担を減らす

アンケート結果でイベント数を減らすことができたら、残すイベントの保護者運営負担をどう減らしていくのかを考えます。一番効率がいいのは、一部の作業をプロに任せる、という選択肢です。イベント数を減らせば、減らした分のコストが浮きますので、それを厳選して残したイベントの部分外注費用に充てられます。このコロナ時代、衛生面のことを考えると、飲食ブースを業者に任せるというのが最適かと思います。保護者がする出店よりも、販売金額が高くなる場合は町内で飲食チケットを負担して子供に配ったり、地域でスポンサーを募ることにチャレンジしてもいいかと思います。(費用についてはあとからみんなで案を出して揉んでいけばいいので、まずはより安全で負担のない方法を模索するのがベスト)

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また、公園などで開催されている親子謎解きウォーキング「アルクエスト」なども、毎回たくさんの親子が楽しんでいるとのことですが、これらの企画団体《NPO法人ネオギャラクシー》さんは、要請があったら地域とコラボ企画もしてくれる団体です。こういったところにイベント外注するのも手だと思います。

イベント以外の定期作業負担を減らす

大きなイベント以外でも、町内のお仕事の一部を子ども会が負担していることがあります。子ども会の代表的なお仕事といえば、廃品回収・公園清掃などでしょうか。実は私の町内では、マンションならば小学生世帯がマンション全体の廃品回収を当番制で担当する、というルール。しかし、子供たちが大きくなり、小学生がまったくいないマンションもどんどん出始めています。そうすると、近隣マンションの小学生世帯が、該当のマンション下まで行って、回収品を何回も往復して運ぶのです。廃品回収担当になると、土曜日に仕事を休む必要がある共働き世帯も多くなっています。

なぜ、廃品回収をしているのかというと、回収業者から資源物の売却額をいただけるからです。プラス、市から地域での資源物の集団回収に対して報奨金が交付されます。回収業者からの金額は、年で3000~4000円程度。多いか少ないかは、個人の考え方次第ですが・・・正直少なっ!!!って思いました。笑  土曜日のお仕事を1回休んだほうが各ご家庭としては損失じゃん・・・。市からの報酬金がけっこう貰えてるのかな?

1年間(1月~12月)に回収した上記の資源物回収量に応じて,報奨金(1キログラムあたり5円)を交付します。さらに,集団回収の実施月一月につき,2,500円を加算します。

上記を見ると、年間2~3万円くらいはあるんでしょうか?町内によって違いそうですね。こういったものを、一般回収業者がトラックでまわるのに任せる、という方法や、町内にリサイクルボックスを設置するのも検討していいと思います。

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長くなってしまいましたので、
⑤の、改革具体案後編につづきます。

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