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森林浴×マインドフルネスの楽しみ方は、人それぞれ。

以前の記事で、森林浴×マインドフルネスの実践で近ごろなんとか精神的なバランスがとれていると述べましたが、森林浴の良い点は、ただその場にいるだけで、気持ちが安らぐということであり、ただ自然のなかでたたずむだけで、穏やかな気持ちになり、どういうわけかストレスが消えていくことです。

また、世界からも注目されている日本の森林浴(shinrin‐yoku)と、<今・ここ>に意識を集中させる「マインドフルネス」をうまく組み合わせることも、慢性的なストレスの軽減に非常に効果的だと思われます。


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そもそも森林浴の楽しみ方は人それぞれであり、必ずこうしなければいけないということはありません。

このことに関して、森林浴研究の第一人者である宮崎良文氏は、『森林浴はなぜ体にいいか』のなかで、


 本来、森林浴とは、都市化された人工環境下においてストレス状態にある現代人が、自然環境(要素)と触れ、同調することによって緊張が抑制され、リラックスするというものなのである。ゆえに、個人の価値観によって、あるいはその人が置かれている状況によって、その方法は異なる。


と述べています。


すなわち、自分自身が置かれている状況に応じて、臨機応変に森林浴を楽しんでみるのが良いのです。

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森林浴をするのは自然が多い土地のほうが良いですが、自然散策に出かける暇が無いのであれば、近所のお寺や神社に生えている樹や植物を鑑賞するだけでも良いですし、よく行く森林公園を散歩するにしても、歩きやすい舗装路だけを歩く必要はなく、自分が心地良いと感じられるような場所を発掘したり、お気に入りのルートを見つけたりすれば、訪れる度により心地の良い時間を過ごせるようになります。


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もちろん、秘境を旅し、大自然に囲まれるのは最高の体験ですが、様々な事情によって遠出することが出来ない場合は、散歩の延長として、森林浴を楽しむのもアリなのです。

実は「灯台下暗し」で、意外と身近なところに、これまで気づくことのなかった自然や緑がひろがっているものなのです。


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長引く不安によるストレスを解消したり、これからの自分を大切にしたりするセルフケアのために、それぞれのライフスタイルに応じた森林浴×マインドフルネスを始めてみてはいかがでしょうか?


森林浴をする上では、個人の価値観に基づいて、自分の求めている「自然」との接し方を探すことが大切である。その結果、「自然」との間に同調状態が作られ、緊張がとけ、人としての本来の姿に近づき、それが快適感として感じられるのであろう。実験データからも、各種の自然由来の刺激を「快適で興味がある」と感じるか、「興味がない」と感じるかによって、生体のリラックス度は大きく異なることが認められている。

(宮崎良文『森林浴はなぜ体にいいか』 62頁より)


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


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