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ミトコンドリアを活性化して『免疫力を高める生活』。【これからの免疫力を高める習慣5】
以前noteでミトコンドリアによって合成される「ATP」は、生命活動を支えるエネルギー通貨であると述べたことがありましたが、細胞内のミトコンドリアの存在は、風邪やインフルエンザを予防するための「免疫力」を考えるうえでも非常に重要になってきます。
ではなぜミトコンドリアが免疫力のアップになぜ関係しているのかといえば、その理由は、細胞の代謝の中心的な役割を果たしているのはミトコンドリアだからです。
このことについて言及しているのは、『免疫力を高める生活 健康の鍵はミトコンドリアが握っている』(サンマーク出版)という一冊です。
わたし自身、これまでこの本からかなり影響を受けてきましたが、この『免疫力を高める生活』の著者である西原克成氏が、本書において「免疫力=細胞の消化・再生力、つまり細胞の生命力」であり、「病気や老化は、その消化・再生力の衰えが原因」であると述べています。
また、
「免疫力を高める生活」とは、ミトコンドリアを活性化してあなたの体を元気にするばかりでなく、心と精神まで元気にして、あらゆる病気からあなたを守る生き方にほかなりません。
ともしています。
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特にミトコンドリアには、
「一、ミトコンドリアは、各細胞のなかで半ば自立的に分裂・増殖を続けている。」
「二、食物として取り入れた糖や脂肪などの栄養素やミネラル・ビタミン・水素と、呼吸によって取り入れた酸素、それに酵素と補酵素が加わって、三〇〇種類ほどある全身の細胞がそれぞれに必要とするエネルギー物質のアデノシン三リン酸(ATP)をつくり出している。」
「三、ミトコンドリアは、新陳代謝の主役としては体温を一定に保ち、細胞のリモデリングを行い、細胞の同化・異化・運動の調節・老廃物の排出とともに老化を予防する働きを担っている。」
といった働きがあるのだと、西原氏は述べています。
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すなわち、細胞の新陳代謝(リモデリング)がスムーズに行われている状態の時が、もっとも細胞の生命力=免疫力が高まるのだと考えられるため、免疫力を高めるためには、特定の食べ物やサプリメントを摂取するよりも、細胞の代謝を良くするための生活習慣のほうがより重要になってくるのです。
なお西原克成氏は、免疫力を高めるための生活習慣として以下を挙げていますが、これらの習慣は、これからの免疫力を高める生き方を考えるうえでも、非常に参考になります。
「1、鼻で呼吸する。(睡眠中も)」
「2、両顎でよく噛む。(白米のごはんで三十回以上)」
「3、上向きで寝る。(骨休めする)」
「4、冷たいものを飲み過ぎない、食べ過ぎない。」
「5、軽い運動とリラックスとストレッチを心がける。」
「6、太陽の光を浴びる。」
「7、「心と体に優しいエネルギー」を取り入れる。」
(西原克成『免疫力を高める生活』より)。
免疫力低下の原因はミトコンドリアの働きが鈍くなってしまうこと。
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一方、ミトコンドリアの機能が弱まると、そのぶん免疫力も下がって病気になりやすくなると考えられます。
西原氏の『免疫力を高める生活』によれば、ミトコンドリアの働きの障害となる要素としては、
・ビタミンやミネラルなどの栄養素の過不足
・血液中に侵入したウィルスや細菌
・人間にとって不適当な外部からの重力や気圧、温度
・ストレス
・過剰な紫外線
・激しい運動などによって生じる活性酸素
などが挙げられるといいます。
免疫力の低下を防ぐには?
したがってもしミトコンドリアの働きに障害が起こると、スムーズに細胞の新陳代謝が行なわれなくなり、老化が早まったり病気になりやすくなったりすると考えられます。
そのため、必要以上のストレスや活性酸素を回避することで、ミトコンドリアの働きを阻害しないようにすることも、免疫力の低下を防ぐための手段だといえます。
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すなわち、ミトコンドリアが機能不全に陥らないような生活習慣を実践することが、病気にならない健康的な毎日を送るために必要になってくると考えられるのです。
なお西原氏が『究極の免疫力』のなかで、
「質量のない物質、つまりエネルギーが生体に果たしている影響・役割をきちんと把握していくことが必要不可欠」
「人間の生命を把握し、その生命におこる現象を把握するには、食べもの、飲みもの、薬といった物質と、熱、寒冷、圧力、光、引力、音波、電波といった環境エネルギーの両面から身体と生命を捉え直す視点がどうしても不可欠」
だと述べていることも傾聴に値します。
すなわち、私たちは健康を考えるうえで、目に見えるもの(質量のある物質)だけに囚われがちですが、光や熱など目に見えない「エネルギー」が、私たちの生命や免疫と深く関わっているということを、肝に銘じておく必要があるように思うのです。
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体の外から入ってくるあらゆる物質を摂取して分解して得られるエネルギーで反応系が廻るのが生命体である。単なる反応系である生命体に目的は無いが、リモデリングに無上の喜びを感ずるように出来ている。寄生体・栄養・毒物・酸素・炭酸ガス・窒素ガス・あらゆるエネルギー等生体内に入ってくるものを何でも取り込み、消化吸収するとともに同化し反応し、異化する。この反応で生命力が活性化することもあれば失活することもあり、時には死に至ることもある。この世界は、「空間」と「時間」と「質量のある物質」と、これに備わった本性としての「重力(引力)・力学エネルギー」と「温熱・電磁・波動エネルギー(大略は太陽エネルギー)」の五種類(quint essence)から成り立っている。
(西原克成『免疫、生命の渦』 12頁)
ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪
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