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日々の<瞑想>習慣が、ストレスによる心の免疫力の低下を防ぐ。【これからの免疫力を高める習慣3】
以前のnoteで、免疫力アップのための具体的な方法は、ゆっくりとしたスクワットで体温を上げることだと述べましたが、そのこと以外に、免疫力の低下を防ぐための効果的な方法があるとしたら、それは習慣的に瞑想を実践することです。
というのは、長引く精神的なストレスによって、ストレスホルモンである「コルチゾール」が過剰に分泌されることは、免疫機能の抑制につながってしまい、免疫力低下の原因になってしまいますが、普段からマインドフルネスなどの瞑想を行うことで、心理的ストレスによる心身へのダメージを軽減することが出来るのです。
このことに関して、たとえば、医学博士の星恵子氏が『ストレスと免疫』のなかで、
「ストレスは、ストレッサーがなんであれ、また、体内で免疫系がどのようにはたらくかは別にして、「心のひずみ」といいきることができます」「ストレスに対処する方法としては、まず心のもちようから考えてみる必要があると思います」
と述べていますが、瞑想習慣によって普段の心(マインド)のあり方を変化させることが出来れば、ストレスによる身体への影響は変わってきます。
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また、エリザベス・ブラックバーン氏らが、『テロメア・エフェクト』(森内 薫 訳)という本のなかで、
「ストレスを消し去ることはできない。だが、ストレスフルな出来事に前向きに対処するように努力すれば、体においても心においても、ストレスへの耐性が高まっていく」
「高いストレスのかかる出来事を経験すること自体が問題なのではない。そうした出来事が起こりもしないうちから、脅威を感じてしまうことが問題なのだ」
と述べていますが、ストレスによる免疫力の低下を防ぐためには、自分自身のストレスとの向き合い方や受け止め方が非常に大事なってくると考えられます。
つまり、自分が「ストレス」というものとどう向き合うか、「心の免疫力」が、免疫力の低下を防ぐためのストレス対策として重要なのです。
このように日頃のストレスに対してどのように向き合うかが重要になってくるのですが、そのために有効なのは、「瞑想」であるように思います。
というのは、瞑想は日ごろのイライラやモヤモヤから距離をとり、心をいったんリセットしてニュートラルの状態に戻すのに最良の方法だからです。
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たとえばジョン・カバットジンは『マインドフルネスストレス低減法』(春木豊 訳)のなかで、
「瞑想とは、瞬間、瞬間の体験に注意を向けるためだけに行うものなのです。そして瞑想によって、自分の人生を見つめ、瞬間の中で生きるという新しい生き方ができるようになっていくのです」
「瞑想というのは、〝意識的に現在を生きる〟ためのものです。瞑想とは、どこか別の世界に行くのではなく、自分がすでにいるこの場所で、この瞬間を精いっぱい生きることなのです」
と述べていますが、普段から瞑想を行うことは、意識を「今・ここ」の瞬間に向けるための訓練になるのです。
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ちなみに(ストレスに敏感な)私自身、近頃はほとんど毎日河原に行き、座りながらの瞑想と歩きながらのマインドフルネスを2時間程度実践していますが、そのことで日常生活のストレスを余分に溜め込まなくて済んでいることを実感しています。
ストレスが減ることの理由としては、自然のなかに身を置くことで騒音や電磁波から逃れられている側面や、川のせせらぎ音の作用も大きいように感じられますが、頭の中がやっかいごとだらけで、なかなか瞑想に集中できない場合でも、とりあえず瞑想しようとすることが大切であるように思います。
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というのは、マインドフルネスなどの瞑想法にトライしてみても、最初のうちは思考や雑念ばかりにとらわれてしまって、なかなかうまくいかないと感じることが多いからです。
しかしながら、マインドフルネスなどの瞑想法を行う際に特に重要になってくるのは、「気づき(アウェアネス)」であり、成功や失敗ではありません。
この気づき(awareness)とは、分かりやすく言えば、イライラしたり動揺したりしているいまの自分の状態に気づくことです。そしていまの自分の状態を認め、受け容れることです。
瞑想と聞くと、多くの人が「『無』にならなければならない」と思うようですが、必ずしもそうではありません。
マインドフルネスの目的は「気づく」ことです。
「気づき」が連続することで「無」になることはありますが、「無」になることが目的ではありません。雑念が湧いても、それに気づいて、再び集中すればいいのです。
瞑想で大切なことは、次の2つです。
感覚に集中すること
集中に途切れたことに気づくこと
(吉田昌生『1分間瞑想法』p54)
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年末が近づくと忙しくなりすぎて、なかなか瞑想する暇がないかもしれませんが、精神的ストレスによる免疫力の低下を防ぐためにも、こまめに1分間の瞑想を行ってみてはいかがでしょうか?
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪
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