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台詞の覚え方

台詞の覚え方。
いろんな覚え方がありますが、楽して覚える方法など存在しません。
一部の特殊な頭を持った人以外。

読む、書く、聴く。

いろんな方法を試し
数十冊の台本を覚えてきましたが、
私が1番早くて良いと思う覚え方は、大きな声でひたすら台詞を繰り返す。
結構な頻度で台詞覚え早いと言われます。

台本を頂いたら、まず2、3回読んで
物語の流れ、自分の役割を把握する。
その後、公園やカラオケで大きな声でひたすら繰り返す。
シッカリと滑舌も意識して、口で覚え、耳で覚える。

もっと楽な方法ないの??

きっとありません。

1番早く楽な方法だと思ってます。

舞台台本で準主演程度までの台詞量なら、8時間もあれば覚えられます。
ポイントは、間に仮眠をとること。
4時間やって、30分寝て、4時間やる。
寝ることで記憶し易くなります。


つい先日、30分一人芝居をやりました。
台本にすると15ページギッシリ。
稽古期間4日間のみ。

流石に時間かかりましたが、三日間。
4時間、6時間、6時間
合計16時間で覚えました。

ひたすら繰り返す。
別の撮影現場もあったので、仕事終わり次第
ひたすら繰り返す。
睡眠時間も三日間で6時間なかったと思います。

ひたすら繰り返す。
気合いです。
台詞覚えが遅い人は、自分に甘いだけだと思ってます。

売れっ子俳優は、複数の台本、現場を抱えながら寝る間を惜しんで台詞を覚えてます。

舞台NO.9不滅の旋律で主演された稲垣吾郎さん。
稽古初日には台詞全部入ってたそうです。1番忙しいはずなのに、誰よりも早く台詞を入れていたと出演者から聞きました。

まだまだ駆け出しで、まだ売れてない私達には
時間があります。
役者にとって台詞を覚える事は、
朝起きて歯を磨く事ぐらい当たり前の事です。

台詞覚えられない、どうやって覚えるの?
逃げてるだけです。

私自身も初舞台の時は
稽古一週間たっても台本を持ちながら稽古してました。周りの役者もそうでした。
それが普通だと思ってましたが、よりレベルの高い現場に行くと、稽古初日から台本持ってる役者なんて殆どいません。
初舞台。舞台初心者の自分が参加してるぐらいなのだから、周りも意識レベルが低いか、役者の世界を知らない人達だったのでしょう。

台詞覚えなんて当たり前、その先の役作りや相手役との演技で稽古を積み重ねていく事が重要。

台詞なんてちゃちゃっと覚えちゃいましょう。
当たり前になるまでは、苦しいかもしれませんが
自分がプロだと自覚を持てば、当たり前に早く覚えます。


長々とまとまりなく書いてきましたが、
こんな感じでストレートに書いていきたいと思います。
誰かの役に、刺激になれば幸いです。

今後は、発声方法や具体的な演技メソッドなども書いていきます。

最後まで有難うございました。


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