見出し画像

子どもを産むということ

妊娠って、実はけっこう苦手で

変化が苦手だからかな

どんどん変わっていく自分のからだ

つわりとか、胸の張り、お腹がどんどんふくらんで

生モノやアルコールやカフェインを避けて

今まで大好きだったチョコレートがなんだかおいしくない

無性にさっぱりしたフルーツが食べたい

体がなんだか火照っていて、だるく、いつも眠たい

胃がムカムカして、すぐに疲れてしまう

仕事にやる気がおきない

今まで必死だったことが、どうでもいい気がする

頑張ろうって気にならない

かと思えば、ささいなことで取り乱して泣いたり

どんどん変わっていくからだと心についていけない

先のことがわからない不安

なにが起こるかわからない恐怖

いつもなんとなくナーバスで

でも、不思議な多幸感もある

ホルモンの関係なのかな

本能としかいいようのない、不思議な多幸感と一体感

いつもどこかで感じていた虚しさとか、孤独感が、どこか遠くにいってしまって

なにかが、わたしを生かそうとしている

この人生の宙ぶらりんな感じ

嬉しいけど、不安で、手放しで喜べない

人生の特別な期間

運動もできない、飲みにもいけない

でも、この不自由さが、そんなに嫌じゃない

不思議な力



自分のことを考えても、大人になったらいつか子どもは親から離れていくわけで

なぜ子どもを産むのかといったら、それは本能としかいいようがない

ひとを産む、というこの謎めいた不思議なちから

頭で考えても割り切れるものではない

正直にいえば、わたしは、怖い

どうしようもなく

本当は、ここでは書けないくらいの恐怖を抱えている

でも、昔ある人にいわれた

また違った世界が拓けるよ

天に委ねてみたらどうか、と

わたしは、天に委ねてみよう、と思った

この記事が参加している募集

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?