神様との思い出④ 起業(3) ～挑戦と試練～
前回の話はこちら
神様との思い出 起業③ ～挑戦と試練～
退職したのはいいけど
急なのでほとんど何も準備ができていない
そもそも映像の作り方もよくわかっていない
何とかなるかなと思っていましたが
当時は、YouTubeなどで学べるわけではなく
僕は毎日図書館に通いました
少しでも映像の作り方を学ぼうとしたのです
でもわからなかった
自分なりに事業計画書を作って
銀行や行政の方に
プレゼンしましたが
反応は冷ややかで
「そんな事がお金になるのかね？」
そう口々に言われた
無理もない
まだスマホは浸透せず、パケット制の時代、
当然、携帯で動画を見る人なんていない
パソコンで動画を見ると画面が固まる。
まだそんな時代でした
今みたいに、
企業や個人が映像を見て活用するなんて
誰も想像しなかったし
誰に話しても理解してくれなかった
会社を退職して
資金が日々減っていく中
僕は心底困り果てました
毎日パソコンと向き合って
苦労の日々が続いた
本当にやりたいことなのか
聞かれているような気がした
でも退路は絶った
やるしかない
うまくいかなければいかないほど
僕の決意は逆に強くなっていった
自分の直感を信じて
決してあきらめなかった
試行錯誤で数か月が経った時、知り合った方からのご縁で
京都でラジオに出ないかという話がありました
僕は岐阜から、京都まで行くことにしました
ラジオの収録が終わって、
パーソナリティの方とカフェに移動して
座った瞬間、顔を上げて驚きました
そこには少し前に、ある研修で同室だった人が
いたのです。でも、ちょうど打ち合わせが
終わって帰るところで、
その打ち合わせ相手の方と名刺だけ交換したのですが
僕の人生を変える人になるとは思いもしませんでした
そこで名刺だけもらって、帰っていったその人から
１週間後電話をもらいました
「京都まで来れないか？」
僕は何か大事な気がして、
すぐ京都まで行きました
その人は大阪の人だったのにわざわざ京都まで来てくれたのです
そして、僕と会うなりこう言ったのです
「目標と事業計画を捨てなさい」
どういう事ですか？と僕は尋ねました。
「人は自我によって、目標を決め計画を立てる
それが本来行くべき道と違う方向に行ってしまう
それに固執するとズレていく」
「魂の願い、進むべき道とズレた時に
事故や病気によって方向修正が起きたりする
だから、目標や計画を捨てなさい」
その人はそう言った
僕の困っている状況を知っているかのような発言に
戸惑いながらも、僕はこう言った
「えっ
じゃあどうすればいいですか？」
僕は会社で、常に目標を設定して
それを行動計画に落とし込んで
一つずつ実行することでやってきたと伝えた
その人は言った
「それでうまくいったのかい？」
確かに会社にいる時は機能した
いま全く知らない業界に来て
誰もやってないことをやろうとした時
計画は何も機能しなかった
「いえ、うまくいきません」
その人は言った
「君は導かれている」
「大切なのはメッセージを受け取ること」
「未来ではなく、今目の前のものを大事にする。
目の前の人・言葉・目に留まったもの、
すべてがメッセージになっている
一つ一つを受け取るんだ」
そしてその人は、それだけ伝えると
そのお会計を全額支払ってくれて
タクシー代を出してくれて
僕を京都の護国神社に連れて行って
幕末の志士達の
お墓に連れて行ってくれた
「すべてうまくいく。大丈夫」
そう言って、その人は大阪に帰っていった
僕はお礼を言って京都を後にした
そして僕は、
恐れや不安を手放して
ただ神様を信頼することにした
数日後、僕はある建物に入って
ふと顔を上げました
そこには１枚の紙が貼ってあったのです
僕は驚きました！
そこには【映像の学校】と
書いてあったのです
半年間の講座で
しかもなんと無料だったのです
さらに、お金が必要なので
インターネットでバイトを探したら
映像会社のバイト募集があり受かったのです
僕は、映像の学校半年と
映像会社の方に、ゼロから
１つずつ映像の撮影や編集について
丁寧に丁寧に教えていただいて
映像のスキルを身に着けることができました
ちなみに
映像の学校は僕が第１期生で
僕の卒業と共に無くなりました
そして僕は映像のスキルを整えて
独立したのです
今考えてもすべての出来事が
説明できない不思議な出来事でした
独立してから、数年は
試行錯誤で苦労しましたが
なぜか、色々な方にお仕事をいただいたりして
もちろん日々試行錯誤ですが
10年これで映像事業をさせていただいています
僕はある時、お仕事をいただけたお客様の
すぐ近くに白山神社があることに気付きました
その時から
僕は必ずお仕事をいただけたお客様の
すぐ近くの神社に、必ずご挨拶をして
感謝を伝えるようになりました
時代はそれからスマホが浸透し
動画元年と言われ始め、YouTubeなどが流行り始め
コロナによって企業の動画活用が一般化したのです
これまでの人生で
神様は時々、
人や動物に姿を変えて現れました
そして時に僕の心を試し
成長のための試練を与えてくれて
僕の成長を応援してくれました
神様は決して、何の努力もなしに
助けてくれることはありませんでした
強い想いを持ち、努力を続ける中で
助けていただけることが多かったからです
見えない導きに感謝して
その存在を信頼する事
それが大切と感じます
あとがきへ
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました(^^)
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ありがとうございます。
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新日本精神道 ～日本的宇宙の成幸法則 ～
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