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介護保険改正は´д` ;

介護保険の改正、いつ起こるんですかという質問を高齢者の家族や講習受講者からよくもらいます。実際にケアマネもあまり理解していないのがほとんどです。

今回は改正のタイミングをなるべくわかりやすく説明したいと思います。

介護保険の改正は5年ごと、介護報酬の改正は3年ごとになります。まず、大抵の方がつまずくのは介護報酬って何?になるのですが、簡単に言えばデイサービスや施設の介護に関する国が決める価格設定のことをいいます(家賃や食事といった介護外の費用はその施設が設定しています)

わかりづらいですが「5年ごとで方針を決めて、3年ごとでその方向に価格設定を変えていく」ということです。

そのため保険は5年ごとの改正なので2005、2010、2015年に改正しています。報酬の方は3年ごとなので2003、2006、2009、2012、2015年で改正されています。

例えば、保険改正の2010年には「もうちょっと国民から金せしめないと、将来足りないな。よし利用料2割負担を作ろう」と国が法律改正され、介護報酬改正の2012年には利用料2割負担が導入されるという形です。

実際に、国民や介護の現場に影響あるのは介護報酬改正の3年ごとですが、そのむかつく方針をつくるのは5年ごとということです笑

参考までに5年ごとの改正での目玉内容は
2005年 予防介護(要支援)の設立
2010年 利用料2割負担の設定、介護資格の編集
2015年 特養入居は要介護3以上から、市町村の権限の強化

といったことです。今年の11月の終わりに保険改正が発表されるので、今後はそれに沿って報酬改正されることになります。

さらに、国民や介護現場が混乱するのは、医療報酬と介護報酬が重なる年です。医療報酬は2年ごとに改正されるので、6年ごとが大騒ぎになる年になります。

因みに
2006年 要支援が実際に導入された
2012年 介護の資格がヘルパー2級がなくなり新たな資格が導入
      医療との合体もの介護が多数登場
2018年 利用料3割、障害者と高齢者の両方が対応できる介護登場

になります。他にもいろいろありましたが、今回は重要な内容を説明しました。今回の介護保険改正はどうなるのだろう。そう思いながら、雨季に洗濯物を干しているの見るように生暖かく見守っているサナダでありました☺️



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