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人生は、こうでなくてはならないということはない

人生は、こうでなくてはならないということはない・・・と思うようになった。振り返って、そう思うこともあるし、人の生き方を見てそう思うこともある。そう思うときは、順調に行っているときよりは、逆境の時、人よりも(標準と言われている生き方から)外れているときの方が多い。

例えば、病気のときには、このままでは豊かな生活はできないなと思うことがある。受験や終活に失敗したときには、自分の将来が暗く感じたりする。他人と比べるから不幸に思えるのだが、だからと言って自分自身は何も変わらない普遍的な存在である。いつでも個人の尊厳は大切であり、人として生きる権利がある。

どのようなときでも、人生は、こうでなくてはならないということはない。ただ、それには、ひとつだけ、人を傷つけないという条件がある。人を傷つけない限り、こうでなくてはならないということはない。こうであるべきだという規範は、ときに人を縛り、苦しくなる。相対的に生きるよりは、自分自身の道を歩く方が楽しい。どのような道であれ、その人の輝ける人生なのだと思う。


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