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甑島(こしきじま)の旅3

三日目。
早朝の便で島を離れました。
盆明けだったのですが、島へ里帰りしていた人がたくさん船に乗っています。学生もかなりたくさんいました。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
子供たちを見送る人々

島には高校が無いため、中学を卒業すると子供たちはみんな島の外へ出ることになります。これを「島立ち」と言うのだそうで、子供たちに会う機会は以降、盆や正月だけになってしまうわけです。
この日、見送りに来ていた母親は泣いていました。
日本にはこのような地域が、まだまだたくさんあります。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
さらば、甑島。美しい島でした。

本土へ上陸してからは、一路鹿児島市街へ。
今日は鹿児島で花火大会があるので、これを観覧します。
鹿児島の花火大会はいつかちゃんと撮影したいと思っていて、そのための下見を兼ねています。
現地状況が不明なため2,500円の有料観覧席を利用したのですが、座席の幅が極めて狭くかなり不快だったのは残念です。隣の人と完全密着するレベルで、若い女性などには酷だなぁと感じます。
これなら1,000円の自由観覧席の方が、よほど快適だろうと思いました。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APO

花火大会はディズニードローンショーからスタートしたのですが、私はこのドローンショーはあまり好きではありません。
目新しさはあると思うのですが、花火の良さを逆にスポイルすると思っています。

撮影にはLAOWAのマニュアルレンズを持ち出しました。
こういう時は断然マニュアルレンズです。ピント合わせの不安やトラブルが全く無いし、このレンズならF0.95までいけるので、夜間でも撮影できないものはありません。重量はたったの500g。
まあそれでも私にとって500gは十分重いのですが、それはさすがにワガママかもしれません。

撮影は全て手持ちで、少し短めの1秒から1.5秒で撮影。
マイクロフォーサーズの強力な手振れ補正によって、マニュアルレンズであっても全くブレることなく簡単に撮影できてしまいます。
過去の経験では、1秒なら100%、2秒くらいまでは手持ちでヒット率8割以上で撮影できることがわかっています。4秒くらいになると、さすがに手持ちでは5割くらいまで落ちます。
8秒くらいだと3割くらいまでおちるので、4秒以上の撮影では三脚を使用したほうが良いでしょう。
ただしこのような明るいレンズがあると、4秒以上というケースがまず発生しないので、結果的にマイクロフォーサーズの場合、特殊な撮影以外では三脚が必要ないという結論になると思います。

花火大会は2尺玉が2発、1尺玉が100連発、なかなかの規模だったのですが、やはり打ち合上げ場所からの距離が遠すぎることが気になりました。
それでも夏らしい花火大会で、治安もすこぶる良く、みんなが自由に楽しんでいる様子を見ているだけで、こちらも幸せになります。
よい思い出になりました。

[ 続く ]

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APO
打ち上げ会場、左は桜島。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8

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