詩『刹那』
題名(テーマ)
『刹那』
それはきりりと痛みがあって
ぎゅっと心臓、絞めつけて
まるで悠久のようにも感じ
ぱっとこの手をはらいのけ
それはせつないお別れであり
きんと冷たく拒絶して
ぽろり涙のながれる時間
それでもふたたびつかみたい
あなたへの思い
それに名前をつけたなら
きっと「刹那」が合うでしょう
病院のベッド
そこであの世にあらがって
私の愛が生きている
それは夜中に電話があって
どきっとしてから記憶がない
月は夜空でのんびりしてて
体の震えが止まらない
あなたへの思い
いつも最後を意識して
会えば「刹那」がそこにいた
病院のベッド
だけどあの世はまだ早い
私の愛を抱きしめる
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