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「早く読まなきゃ」は自分にとって本当に必要な本?

タイトルは図書館ヘビーユーザーである私がふと感じたこと。

私は(大体)毎週日曜日に区の図書館に行き、本の返却や延長、予約本を受け取ります。要はちょっとしたマイルーティンです。

今日も今日とて、雲行きが怪しい空を見ながら「雨に降られる前に、早めに図書館に行かなきゃな」と思い、ふと本棚の一冊の本に目をやりました。読もう読もうと思いながら、まだ一章しか読んでいない…

そこまで分厚い本では無いから、頑張れば1時間半くらいで読めるか、はたまた次の予約が入っていないことを良いことに、再貸出でもう2週間延長できるか…と脳内シミュレーションを繰り返す中で、はたと気づきました。

「この本、今の自分に必要なのかな」

ずっと読みたいと思っていた本で、自分が「面白い!」「勉強になる!」という本であればどれだけ忙しくても、通勤通学、昼休みのちょっとした時間を捻出してでも読み進めているはず。

「ああ、早く読まないと」と思っている時点で、その本を読むことが義務になってしまい、結局読まずじまいになるのかな、と。

購入した本なら尚更。よく「積読本」という表現を聞きますが、恐らく本を手に入れた瞬間に満足してしまうのと同時に、「いつでも(時間ができたときに)読める」という安心感から、どんどん未読本が増えていくのだろう、なんて思ったりします(色々な本の読み方があるので、積読派の人たちみんながそうとは限らないのですが!)。

「いつか必要になる内容かも…」「折角読んでいたのだから、結論・結末まで確認しないと」と思っている時点で、その本は今の自分には必要ないのです。もし必要なら、そのタイミングでまた買うなり借りるなりしているでしょう。

そう思いそっと他の本と一緒に返却したところ、想像以上のとんでもなく分厚い予約本が用意されていました。

この本を読むために未読本でも手放したのか、それともこの本もまた同じ運命を辿るのか。それは「今」と「これから2週間の間」の自分次第ですね。

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