ディズニープラスの新ブランド名は、なぜ「スター」なの?
スターは元は香港の衛星放送局で、アジアを中心に展開するFox系のチャンネルだったのですが、2019年にFoxがディズニーに買収されたことでその権利が移り、半年ほど前から北米を除く地域でディズニープラスのコンテンツブランドとして展開されています。
参考記事: 日本のディズニープラスが生まれ変わる! 4K対応でさらに新チャンネル「スター」も登場
そうだったんだ…
てっきりディズニーから見て「スター」というネーミングが良いからスターにしたのかと。
スターについて詳しく調べてみると、20世紀FOXを買収したメディア王ルパード・マードック氏に行き着きました。
彼は20世紀FOX、スター以外にもタイムズ紙やウォール・ストリート・ジャーナルの買収…さらにテレビ・ネットワークのFOXを設立して全米4位のテレビ局へと成長させてます。
スターについて更に詳細な記事には行き着きませんでしたが、ここまで来るとWikipediaの出番ですね。
スターは香港を本拠とするアジア向けの衛星テレビサービスで、中国名だと「星空傳媒」ですが、一般的には「衛視」で知られているそうです。
1990年に香港の実業家である李沢楷氏によって設立され、1993年にルパード・マードック氏のニューズ・コーポレーションの子会社へ。1995年に完全子会社。(買収額は9億5050万ドル相当)
当時は「スターTV」という名前だったそうですが、2001年に今の「スター」へ変更。
2013年にニューズ・コーポレーションの分社化によって21世紀FOXの傘下へ。そして2019年にディズニーが21世紀FOXを買収したことでスターはディズニーへ。
そして2021年10月27日にディズニープラスの新ブランドとして「スター」が誕生しました。
↑こちらは会社HPです。
ちなみにスターが日本にやって来るのは19年ぶり。実は2002年までスターの番組を日本でも観れたのですが、それ以降スターは日本から姿を消していました。
なので今回は久しぶりの日本進出。
最初「スター」というブランド名を見た人はスターが香港の衛星放送局だった…というのを知る人はほとんどいないことでしょう。
※李沢楷氏のお兄さんも凄い…父親の800億ドル規模の企業群を引き継ぐそう。
李沢楷氏についてはこちらを。
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