雨が降ったら娘が笑う
2歳半の娘は、雨が降るとはらぺこあおむしの傘と、うさぎのレインコートとピンクの長靴でおでかけできるから、とても嬉しそうにする。
「お出かけするよ!」
と声をかけると、
「やったぁー!」と大喜び。「ぼく(娘の自称)のカサもっていくね! ウサギちゃんも着て〜、ながぐつも履くの!」
ぼくも支度して玄関を出ると、すかさず娘から、
「おとうちゃん、雨ふってるからカサもっていかなあかんで!」
とリマインドしてくれる。
「もちろん! おとうちゃんもいい傘持ってるからな! いっしょに傘差してお散歩しよう」
ぼくがそう言うと、娘は元気いっぱいに、
「うん!」
と言った。
娘をみてると、雨の日に憂鬱になってたこれまでの自分のほうが不思議に思えてくる。
ちょっと濡れるくらいのことだしなぁ。洗濯物をコインランドリーで乾かすのも、仕上がりがふかふかになるのできらいじゃないし。
それにお気に入りの傘ならぼくも持ってる。モノトーンの幾何学模様がオシャレな傘。合皮のグリップに刻まれた0歳のころの娘の噛み跡もアクセントだ。
そういえば最近、雨降っても残念に思わなくなった。
娘のように「雨!? なんですって? やったぁ!」ってなるようにさらに精進します。
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