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トロントで「君たちはどう生きるか」を観ました。

 こんにちは。
トロント在住のsin2KTです。
 私は、トロント3ヵ月間、日本1ヵ月間の周期で暮らしています。
 12月5日にトロントに帰ってきました。SNS上で12月8日から "The Boy and The Heron(英語吹替版)”がトロントで上映されると情報を得てました。12月9日に観に行きました。

「君たちはどう生きるか」英語版ポスター

 映画館:Imagine CimemasCarltin
 料金:$10(税13%を含む)
 住所:20 Carlton St, Toronto, ON, M5B 2H5, Canada
 カレッジーヤングの交差点からカールトン ストリート方面(東)に歩いて1分の映画館。
 
 感想
 8月に日本で「君たちはどう生きるか」を観ました。
その時は、よく分からなかったです。
その後、トロントで「紅の豚(Porco Rosso)」と「風立ちぬ(The Wind Rises)」を続けて観た時、この3作品は第二次世界大戦をテーマにした3部作だと感じました。
 「紅の豚」は、1920年代のイタリア、「風立ちぬ」は、関東大震災から第二次世界大戦までの日本、「君たちはどう生きるか」は、第二次世界大戦末期から敗戦までの日本を時代背景にしてます。
ファシズム台頭期の自由なイタリアから始まり、関東大震災から敗戦のファシズム真っ只中の日本での戦闘機を絡めた反戦をテーマした3部作でした。
 今回の英語吹替版は、「千と千尋の神隠し(Sprited awaY)」と同じで英語のセリフが微妙な違和感を伴ってました。
製作のディズニーが英語翻訳を担当しているので、日本人の機微を分かってないと感じました。
 「君たちはどう生きるか」自体のテーマは、母親が亡くなった直後に父親が母親の妹(主人公の叔母)と再婚し疎開し、疎開先(母と叔母(継母)の実家)で家族ごっこを始めるも、継母と主人公がしっくり行かない。
その後、近くの塔での探検(ファンタジーな空間)で大叔父、少女時代の母、若い時代のばあや達と会うことにより、家族関係を再構築していく物語です。

 映画評論家の南波克行は、この作品は1978年にTV放映された「未来少年コナン」へのオマージュであると述べています。


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