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「私はスカーレット」林真理子〜勉強になります


アメリカの南北戦争のこと、
奴隷制度のこと、アメリカ南部のこと、
何にも知らなかった自分にびっくりしました。

南北戦争といえば、
リンカーンしか知らなかったです。

黒人奴隷制度がなぜあったのか、
どんな風に黒人が扱われていたのか
想像すると愕然とします。

南部と北部が対立していた過去。

アメリカだけの問題ではなく
世界中どこにでもある対立構造。
二元論。


搾取する側、される側。

KKKがどんなものなのか。
映画ではよく見聞きしていたのに
全くわかっていなかったです。

そして、戦後の復興。
いかに人々の生活が過酷で、壮絶で、
生き延びていくために
どんなことをしたのか。

色んなドラマや映画で戦争の話は
見ていたけど、
こんなに心動いたことはあったかな、、。

戦後を生き抜いた親や祖父母のことを
考えたことはあったかな、、。

・・・・

スカーレットはわがままで自己中で、嘘つきで、嫌われものの、ゲスな女ですが、
登場人物全てが色んな意味でゲスだと思います。

心美しいと称賛されるメラニーでさえ。

なんやかんやで、スカーレットに助けてもらい、
スカーレットとアシュレーの成り行きを知りながら、アシュレーを手放すことはしなかった。

アシュレーだって、心より、頭で考えて結婚相手を選んだ。

レットバトラーは、トラウマを抱え、スカーレットを素直に愛することができなかった。

同じゲスなら、
人に嫌われても
言いたいこと言って、やって、傷ついて、失敗して、それでも
這い上がる、
そんな人に憧れます。


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