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大学のオンライン授業のメリット・デメリット

前回に引き続き、オンライン授業に関する記事を書いてみました。今回は、一学生(理系)の視点で、オンライン授業のメリットデメリットを語りたいと思います。(あくまでも個人の意見です)

メリット

移動の手間が省ける

単純に通学の時間が省けます。大雨や台風などで交通機関の遅れや混雑があっても、オンライン授業下では影響しません。さらに通常であれば、講義の度に必要な移動時間も、オンライン授業下では無関係。

もし、オンライン授業が普及すれば、地方にいながらにして、都市部の大学の講義を受けられるようになるかもしれません。そうなれば、物理的な空間の壁が無くなる点で、リカレント教育の促進にも繋がると考えました。

睡眠時間を確保できる

私の場合、1・2年生の間は今以上に1限開始の日数が多く、ましてや片道1時間かけて通学していたので、朝7時半には出発していないといけませんでした。しかしオンライン授業(特にオンデマンド型)の場合、睡眠時間を6時間半~7時間は確保できるのでこれは非常に有り難かったです。(但し就寝・起床時刻は前回の記事の通り不規則でした)

時間に縛られにくい

講義形式は、殆どが所謂オンデマンド型でした。PDFファイルやPower Pointファイル、時にはYouTube内にある講義動画のURLが配布され、WordやPDFやPower Point等、指定された方法で課題を提出していく形式です。課題の提出は各回の講義から約1週間以内であれば良いので、どの順番で取り組むか、どの課題にどのくらいの時間がかかりそうか、休憩や食事はいつ頃にするか、気にしながら取り組みました。

資料を何度でも読み返せる

各回の講義日から1週間限定ではあるものの、資料を何度でも読み返せる点は気に入りました。動画形式であれば、1.25倍速~1.5倍速にして時間短縮。さらに、PDFファイルやPower Pointファイルの場合、一度パソコンやスマホ等の端末内にダウンロードしてしまえば、ほぼ無期限で読み返すことが可能です。

デメリット

対面で実習・実験・実技科目が行えない

実習や実験、実技科目に関しては、学生本人が行うことがその科目の醍醐味だと考えています。感染防止のためにやむを得ないこともありますが、後期に延期になったり、(私が所属している研究室では代わりにデータ解析を行っていましたが)、研究室によっては論文を読んで終わり…ということもあったようです。

大学の図書館が使えない

各科目の学び始めの時には、特定の専門用語や定義など、基礎知識の確認が必要になることがあります。しかし大学の図書館が閉鎖されていると、最早ネットでの検索に頼るしかありません。

ところが、あまりに用語の専門性が高すぎる場合、合致する情報が出なかったり、出たとしても個人のブログや某知恵袋掲示板のような情報源しか現れないこともあるのです。たとえ検索上位のJ-Stage等の論文の中にその用語自体が出てきても、それらの定義が逐一説明されていないことの方が殆どです。

ならば、信憑性のある情報源にアクセスできる手段は、複数ある方が良いのではないでしょうか。

課題が多い

出席確認代わりのためとは言え、前期12科目中全ての科目で提出義務のある課題が出ていたので、どうしても課題の全体量が対面授業の頃よりも多くなっていました。大学は学問をするための(ひいては研究のための)施設、と言えばその通りですが、いくらマネジメントしようと「今週分の課題を全て終えた側から、翌週月曜に開講される科目の課題が示されている」ような状態で、前期が、気が遠くなるほど長く感じられました。

おまけ

友人や教授への相談はしやすい

相談のしやすさ・しにくさは人によると思います。私の場合、メールやLINEでの質問でも、特段支障はありませんでした。内容の説明が伝わりにくい…というトラブルもありませんでした。

そればかりか、口頭ではなく文字で入力するため、送信するまで質問の文章を考えられる点でかえって相談しやすい、という印象でした。

今回の記事はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

関連: 前回の記事はこちら


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