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(14)連載0件!漫画アシスタント15年。30代ラストで漫画家目指す!?

初めての方はコチラから。

アフィリエイト?漫画ブログの立ち上げ方?その話は一旦おいといて!
連載0件!漫画アシスタント15年。30代ラストで漫画家を目指す話!

毎月描いていたネームがピタリと止まった。

その後 3年描けなくなる。

漫画賞の受賞は6回。そして漫画のアシスタント 次は雑誌に連載か?
ある事を切っ掛けに ネームを描けなくなってしまった。
描かなくなってしまった。とも言えなくはない。

事の顛末は「ハツ手術」のコチラの回にて詳しく。

自分の机に向かうと 思考が砂時計の砂の様にサラサラと
脳から抜け落ちてしまう。
漫画のネタを頭に必死に蒔こうとするも 流砂の様な頭には
アイデアは全く芽吹かない。

「椅子がいけないのだ!」と高級イスを購入し

「職場と同じ環境で!」

とアシスタント先と同じ机を購入するが

全く描けない・・・ そして 描かないのだ。

そう

アシスタント歴が長ければ長い程 デビューから遠ざかる。

アシスタント先では「風景」に「モブ」 「トーン貼り」先生に注意されながらも 作画を着々と進めてく。 自宅の不毛な状態とは全然違う!

アシスタント経験を経てプロデビューした作家の
漫画アシスタント勤務年数は1年~2年。 

アシスタント歴に比例してプロデビューも遠ざかる。

アシスタント先での漫画執筆は「映画」「ラジオ」観ながら聴きながらワイワイと。まるで学校の放課後の様な時間だ。
そして給料もでる。

楽しい仕事場から帰り 休日を返還して
掲載となる保証もない自分の漫画に向き合う。
無期限の掲載保障の無いママ 無償で描き続けなければならないのだ。
その情熱は経過が長くなるにつれジワジワと枯れていく。

そして描かかなくなる。

自分を含め そういったアシスタントは少なくはない。

大作家の傘下だと尚更だ。
その様な漫画アシスタント生活を赤裸々に描いたブログ
ジョージ秋山先生のアシスタント歴39年!

イエス小池さんの「漫画アシスタント物語」をお勧めします!!

笑えるけど笑えない、、
共感できるけど教訓しかない、、
日の目を見ない漫画アシスタントに陽を当てた名著ですよ!

描かなく 描けなくなって

漫画イップスになって3年が経った 

その後 再び 長々と32ページの短編創作漫画を書き上げるも評価の8割はよろしくない結果だった。
 
資料として週刊江戸を2年購入。
 総額6万円の値段と時間をかけた肥料は泡と化し
実も結ぶ事もなく
現在もその漫画はタンスの奥に低温貯蔵状態だ。

この漫画自体 身(み)は結ばなかったが 「描かない」「描けない」から 抜け出した事は大きな収穫に。
自分だけしか「描かない」「描けない」漫画 ハツ手術 を描くキッカケになったのだ。

そして ハツ手術にとりかかる。

心臓手術をした後  (元)心臓病の集まり定期的に顔を出す様になった。
集まる場所 呑み代を折半する以外は無料。
主催者の方は無償で会を開いている。
集まる人の中には 心臓病をキッカケに病院のボランティアを始めた方もいる。
一方自分は

「自分の心臓病をネタにして漫画を描いてお金も欲しい!」

弁膜症は完治したけど心が苦しい、、
その邪(よこしま)な胸の内を皆に告白してみたのだ、、

「いいじゃないっ!!」

「シメノさんは漫画描きなんだから 自分の体験を漫画にしなきゃ」
「漫画を読んで貰えば弁膜症を知ってもらう機会にもなる」
「自分達も漫画に描いてよっ」

意外な返答っ!
 元心臓病の人達に背中を押される形で漫画を描き進める事になった。

漫画 アシスタント15年を終え
その後バイト生活に戻りその合間を縫って漫画制作にとりかかった。
スイスイとは行かないがコツコツと。
心臓弁膜症の知識と資料 自分の体験を肥しに 漫画を耕す。
今回の漫画は友人知人にも好評だった。

とは言っても それで生計を立てているプロの漫画家ではない。
漫画を描くのが好きなパート勤めのおじさんなのだ

自分の漫画を描き始めて 改めてアシスタント先の先生
プロとして活躍している漫画仲間の凄さを痛感する。

アシスタント先の先生は人を雇い ボーナスを出し
辞める際は退職金まで出してくれた!
そして30年近く作品を送り出してる凄さ、、

漫画専門学校の友人は2名デビューし15年以上。

自分はアシスタント歴15年。
勤め先だった先生の作品名を言えば
漫画好きなら知っている。

「あの作品!」

言われた時は 自分の事の様に嬉しく。
その職場で働いてる事が得得たる気持ちにも。

しかしその風景は巨木の背中を借りて
見た景色なのだ。自分の実力では無い。

アシスタントを辞め その木々の高さに驚く
生い茂る葉は目先ではなくて雲の上に隠れる
高さなのだから。

アシスタントを辞め3年間が経った。

描いた漫画は ようやく単行本1冊位にはなった。


しかし週間作家は自分の3年分を2ヶ月半で描き上げちゃうんだぞ!

質と量共に唖然とする。
プロとの薄皮一枚がどんだけぶ厚い事!。

そんな中
心臓手術漫画を描き続ける途中 

今度は脳動脈の手術をする事に、、、

そんな中Twitterで「母親の心臓手術の参考になりました」とコメントが。
脳の手術前に自分がどんなに励まされたか。

7年ぶりの手術という事もあり限度額適用認定証の取得の仕方を自分の漫画で改めて知る事になる皮肉な出来事も。

心臓病仲間の集まりでは スライドに自分の漫画を写し 朗読経験がある方に漫画のセリフを読んでいただいた。
中学の頃 皆に自作の漫画を読んで貰ったあの頃の嬉しさを思い出した。

アシスタントの頃に見ていた高い景色は未だ覗めない。
仕事を色々掛け持ちして 視野が狭かった事に気づいた。
高さは無いが景色が広がったのだ。

まんが道の壁は分厚く 驚くほどの回り道。
お陰で色々な風景を見る事が出来きたのだった。

まんが路地

「まんがの王道」から外れて 「まんが路地」なんてフレーズを自嘲的に
言ってみた所

「路地裏にはうまい店や味のある店があるものです。」

とコメントを頂いた。

そうなのだ。そうなればいい事なのだ!!

路地裏からでも世界に発信出来る道具があるのだから
種を蒔いて味のある実にすればよいのだ。

漫画や映画に終わりはあるけど
人は死ぬまでエンディングは無い。

まんが道の近道なんて程遠く。描き続けるしか道は無いのだから。


と。


14回に渡って書いた記事をここで〆たいのだけど・・

自己評価の自己肯定で終わるのもなんだかなと、、、
しかも 資料価値もない ポエムチックな文体と来たもんだ、、、

泥田んぼに尻をつけ続けてる様な気分なのです。
これで〆るには居心地が良くない。



うーん、、、


7回目でwさんが

僕の当時の予想には続きがあります(と、思わせぶりで文章を終わらせてみる…)。

と書いた事の伏線が回収されてない、、!!
そして 客観的な立場で自分の事を(今後を含めて)
知りたいのです。

と言う事で


続きの文章をwさんにお願いしてみた!


客観的な視点と自分の返信を含めた記事で
次号 最終回としたいと思います!


つづきおよむ。


蛇足


漫画アシスタント時代の思いを
2019.7.16
TBSラジオのアフター6ジャンクションの「コーナー」


疎遠になった友達〜元トモ〜のコーナーに投稿した処

見事に採用っ!!!!


ゲストに来ていた
漫画家さんが自分の投稿したエピソードで


泣く・・


と言うハプニングが、、、


悲しさなのか、、悲惨さなのか、、感動なのか、、、

未だにその胸中の気持ちはわかっておりません、、、









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