見出し画像

人から好かれる話し方、嫌われる話し方。

このような世界になってから、在宅が増えて、人と話す機会が減ったように思います。それに加え、「先が見えない不安」で前よりも追い詰められるような気持ちを感じている人も多いかもしれません。今日は、この人と話していたいと思われるコミュニケーションのコツについて書きます。


人は話すのが大好きな生き物。

今日の記事は、人は誰でも話すことが大好きだという前提で読んでくださいね。



誰とも話さずに1人で抱え込むのは、けっこうキツいですよね。そんな時は誰かと話すのが1番です。人は話すのが大好きな生き物なので、ストレス解消にもなり、「こんな思いをしているのは自分だけじゃないんだ」と分かっただけでも楽になります。



僕は職業柄セラピストをしていますが、お客様の話を聞く上で注意していることがあります。

それは、

会話が一方的にならないようにする。

解決策を示さないで共感する。

です。



どちらも当たり前のことだと思われるかもしれませんが、意識しないと案外難しいんです。なぜなら人は誰でも話すのが大好きだからです。


会話はキャッチボール。

僕は昔、インプロと呼ばれる即興劇団で、ピアノで参加していたことがあります。インプロとは、お客様からその場でお題をもらい、そのお題に沿って即興で話を作り演じていくものです。脚本は一切ありません。


もし「北斗の拳」なんてお題をもらったら、それに沿って舞台を作っていかなくてはなりません。



話が即興なので、劇中に流れる曲も即興です。舞台横にシンセを置いて、そのシーンに合う音と音色で演奏をします。



役者同士の息があっていないと、舞台が成り立たないので、その劇団ではよくみんなでワークをしていました。


キャッチボールのワークがあったのですが、一切喋らずに目線だけで合図をし、ボールのやり取りをします。実際にボールを投げるのですが、相手が見ていなかったり、突然ボールが飛んできたりと、案外難しいんだと思ったのを覚えています。


劇中で話を作る時も、相手を見てこの先どんな方向に話を展開するのか、この目くばせがコミュニケーションの基本なんだと思いました。


自分の話しかしない人。

僕は話をしていてキツいと思う人がいます。それは、自分の話しかしない人です。一方的に自分の話をする人はけっこう多いように思います。



先ほどのキャッチボールのワークで言えば、相手からボールが返ってきていないのに、相手に連続で豪速球を投げるようなものです。


これでは話すこと自体が苦痛になってしまい、相手との関係も壊してしまいます。自分の話をしたら、相手の話も聞く。人は話すのが大好きなので、つい自分が自分がとなってしまいますが、会話が一方的にならないために、気をつけなくてはいけません。



解決策を示さないで共感する。


そして、もう一つ気をつけることがあります。これは男性に多いのですが、話の解決策をムリに提示しないことです。

「いま○○で悩んでて、つらいの。」

もしこんなことを言われたら、「それはさ、××すればいいんじゃないの。」こんな返しをすると、相手は話す気がなくなります。もうボールは返ってきません。


僕も昔やってしまったことがあったのですが、男性には多いですね。会話で大切なのは「共感」です。



「それは辛かったね、その気持ちわかるなぁ。」


このことを示してあげるのが、話した相手が求めていることです。自分が誰かに相談する時もやはり気持ちをわかってもらえたと思うと、相談してよかったと感じます。



共感してから自分の話に続けて、また相手の話を聞く。これが会話のキャッチボールだと思います。



人との繋がりは大切に。



コミュニケーションは関係をよくするものでもあり、壊すものでもあります。受け取り方といい方が全てなので、難しい。



人と話をしたくても、リアルで話す機会が減り、オンラインが多くなりました。今までとは違う視点でコミュニケーションを意識することが必要になると思うんです。



先が見えない不安があるとなおさら余裕がないコミュニケーションになってしまい共感を忘れてしまいます。感情が暴発したコミュニケーションは誰のためにもなりません。

人とつながりは大切なことです。環境が変わると感じ方も変わると思います。僕は今まで以上に人とのつながりは大切だと感じています。自分の心をほぐしてくれるのは人です。また相手をほぐせるのも自分です。


誰かの話を聞けるということは、聞く耳を持てるということでもあります。聞く耳が共感です。



これから何か新しいことを始めるにしても、この聞く耳を持っていないと、無意識で自分にブレーキを踏んでしまい、前に進めません。


自分のブレーキを外すために、コミュニケーションを意識してみてもいいかもしれませんね。




僕がセラピストとして在籍しているヒーリングサロンカミュのHPです。よかったらご覧ください。

お問合せ、ご質問、こんな悩みがあって困っているなどありましたら、LINEからご質問ください。


いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。