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抗うつ剤、1日30錠、自殺未遂。

結局親を悲しませてはいけない…そう思いながら浪人することにしました。

心ではこれから何をやって生きていきたいのか、このレールの上にそれがあるのか?ずっと葛藤しながら。

もし、音楽の道に進みたいと言ったら、どういう反応するかな?猛反対されるかも…

また医者になるのがイヤなのか、それとも勉強したくない自分から逃げてるだけなのか。

答えはでていたんです。音楽を本気でやりたいことをハッキリと親に伝えるのが怖かっただけ。


もう思い切って、自分の悩んでいることをハッキリ親に言ってみよう!

案の定めっちゃ怒られ、泣かれ、家を出ていけ!

家をでて、バイトをしながら音楽の専門学校に通いました。都心から離れた6畳一間のアパートを借り、初めての1人生活。

給料前で財布に10円しか入っていない。夜ご飯はうまい棒一本(笑)貧乏生活はしたことがなかったので、貴重な体験でした。

バンド活動もはじめて、貧乏だったけど、自分で切り開いてく感覚が楽しかったです。

それは突然やってきた。

ある時突然、夜に眠れなくなってしまったんです。イヤなことがあったわけでもないのに、気持ちが急に沈み、身体が重い…数日間ほぼ眠れず体力が消耗していきました。

夜、スタジオの練習帰りに言われた一言。
「それ、うつ病なんじゃない?」
「病院行ってみたほうがいいよ。」

うつ自体知らなくて、精神科、心療内科は先天的に疾患を持ってる人が行くところだと思っていたのです。

でも、眠れないのは困るし、意味なく落ち込むのもイヤだったので、試しに行ってみることにしました。


行ってみてビックリ、誰でもウェルカムな明るい雰囲気

近くの心療内科を調べて行ってみました。もっと重たい感じの病院を想像していたのですが、明るい雰囲気で患者さんもたくさんいました。

ちょっと安心した。先生から2.3問診を受けて、うつ病と診断されました。とりあえず薬を出しておきますとのこと。


一日30錠の抗うつ剤、自殺未遂。

薬を飲んだら精神は安定しました。抱えていた不安は消え、気持ちも前向きに。ピアノにも没頭できるようになりました。

でも、数週間たつと効き目が弱くなり、薬の量はドンドン増えていきました。人間には常用性があるので、薬の量は増えていきます。

もう前向きな気持ちなんかより、薬の効果が切れるのが怖くてたまりませんでした。

薬の量は日に日に増え、一番多い時で1日30錠飲んでいました。

もうそこまで増えると、日常生活はできません。

働けなくなり両親とも仲が悪かったため実家に帰ることもできなかったので、祖母の家に居候させてもらうことになりました。

体調はどんどん悪化し、自分が嫌で嫌でたまらず、自分自信を憎みました。。どうやったら死ねるか..そんなことばかり考える時期が続きました。人生のダークサイドですね(笑)


いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。