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短歌:ひとりぼっち

隠しごと多いと人は孤立するどこか似ている秘密と孤独/銀猫
かくしごとおおいとひとはこりつするどこかにているひみつとこどく

 Xで開催されている「単語で短歌」の、お題「秘密」でポストしたものです。

 隠しごとが多いから孤立するのか、孤立するから隠しごとが多くなるのか。
 何やらにわたま的なものを感じない訳でもないのですが、孤独が嫌であれば秘密を減らした方がいいのは、事実なんだと思います。

 でも、「隠している」と「話していないだけ」なのは、似ているけど違います。積極的に隠していないけれど、聞かれていないしわざわざ教える必要もないことって、絶対にあるし。

 かつて、身近にピカイチの人間嫌いがいました(故人です)。わたしが知る人の中でダントツのピカイチ。こういうピカイチってどうだろう、とは思いますが。
 人と話すこと自体が苦痛級に嫌いな人でしたから、結果的に本人しか知らないことが多くなるんです。
 人間嫌いだと人と話す行為自体をしませんから、秘密が増えるのも必然ですよね。件の人物は秘密のつもりではなかったと思うのですが、本人の「つもり」がどうだったかなんて、周囲には関係ありません。

 孤独がよくないと言っている訳ではありません。孤独が嫌じゃなければ、孤独を好むのであれば、年老いてから無理してそれを変えなくてもいいのではないかと思います。ただし、そのためには条件があるってことで。

 周囲の人々、ゆくゆくは残された人々が困らないように準備をしておくこと。

 遺書が難しければ(あった方がいいけれど)エンディングノートでもいい。とにかく、何がどこにあって、どうしたいのかどうするつもりなのか、探せばすぐわかるところに残しておいてほしいものです。

 … これは自分もだなー。ここまで書いて、そう思いました。

 別に特段人間嫌いではありませんが、事故死や突然死も考えられるから、いまからでも少しずつでも身辺をまとめていった方がいいですよね。

 でも、いまから種々のIDやパスワードをすぐわかるところに置いておくのは、抵抗あるなー。いまどき、隠し口座よりも隠し不動産よりも(ないけど)、何が困るかといえばデジタル関係でしょうね。

パスワードのヒント:わたしがいちばん好きなもの

なんかじゃ、パートナーは絶対わからないと思います(笑)。



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北乃銀猫
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