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短歌:若きホルン吹き

夕闇の向こうのどこかから発展途上の「家路」がホルンで響く/銀猫
ゆうやみのむこうのどこかからはってんとじょうの「いえじ」がほるんでひびく

 日暮れが早くなってきました。ついこの間まで夏の日だったのに、着実に季節は進みます。
 暗くなりかけてから、朝に採り損なった野菜を採りに家庭菜園に行ったとき、どこからともなくホルンの音が聞こえてきました。はじめてのことです。
 まだそんなに吹き慣れていないホルン吹きが、練習していたのでしょう。途切れ途切れでしたが、それはドヴォルザークの「家路」でした。ご近所に、新たに吹奏楽かオーケストラに参加した高校生がいるのかもしれません。
 個人的には、どんどん練習して上手になって、もっと聞かせてほしいと思っています。ホルンの音色は、落ち着きます。

 句跨り、難しいですね。

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